UPDATE:2020.09.01
自分磨き
美容

大人ニキビには漢方が効果的?おすすめ漢方4選もご紹介!

大人ニキビの改善には、洗顔・化粧品・塗り薬などの「外側からのケア」と、食事・飲み薬などの「内側からのケア」の両方が大事です。

今回は内側からのケアとして、大人ニキビの改善に効果的な漢方薬を紹介します。
外側からのケアと合わせて、漢方薬をうまく取り入れてニキビを改善しましょう!

ニキビに効果のある漢方薬

ニキビに効果がある代表的な漢方薬を、4種類紹介します。
自分の症状に合いそうなものを探してみましょう!

荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)


引用:ツムラ

Amazonで詳細を確認

ニキビや鼻炎にお悩みの方に、よく使われる漢方薬です。
体の熱を冷まし、「血」のめぐりをよくすることで、炎症を抑えます。

このような方に向いています。

  • 体力中等度以上
  • 皮膚の色が浅黒い
  • 手足の裏に脂汗をかきやすい
  • 腹壁が緊張している(お腹を触ってみてピンと張った感じがある)

桂枝茯苓丸料加薏苡仁(けいしぶくりょうがんりょうかよくいにん)


引用:クラシエ

Amazonで詳細を確認

ニキビ、シミ、手足の荒れ、月経不順、血の道症などにお悩みの方に、よく使われる漢方薬です。
「血」のめぐりをよくして、熱のバランスを取ります。

このような方に向いています。

  • 比較的体力がある人
  • 下腹部痛、肩こり、頭重、めまい、冷えのぼせがある人

清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)


引用:ツムラ

Amazonで詳細を確認

ニキビ、顔面・頭部の湿疹・皮膚炎などにお悩みの方に、よく使われる漢方薬です。

このような方に向いています。

  • 体力中等度以上
  • 赤ら顔やのぼせが気になる
  • ニキビに赤みがある

十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)


引用:ツムラ

Amazonで詳細を確認

化膿性皮膚疾患・急性皮膚疾患の初期、じんましん、湿疹・皮膚炎、水虫などにお悩みの方に、よく使われる漢方薬です。
薄墨色の顔色をしたような、比較的神経質な人に向く薬といわれます。

10種類の生薬で毒素を取り除くことから、「十味敗毒湯」と名づけられました。
初期段階でよく使われます。

このような方に向いています。

  • 体力中等度
  • 皮膚疾患で、発赤があり、ときに化膿する

漢方薬の選び方


漢方薬を選ぶときは、体全体を見て自分に合うものを選びます。
紹介したニキビに効く漢方でも、体全体を見たときに合っていないものを選んでしまうと、思ったほどニキビが改善しないことがあります。

選び方のポイントを2つ紹介していますので、参考にしてくださいね。

ニキビ以外の症状も見よう!

漢方薬を選ぶときは、「気」「血」「水」の流れ、「虚証」「実証」など、ニキビの症状以外も見ることによって、自分に合う薬を選びます。
紹介した漢方薬を上から順に試してみるのではなく、「私は体力がある方かな?」「汗をかきやすいかな?」などニキビに一見関係なさそうな項目も確認して、自分に合いそうなものを探しましょう。

迷ったら皮膚科で選んでもらおう!

ニキビ治療にオススメの漢方薬を紹介しましたが、「正直どれを選べばいいのかわからない…」と感じた方も多いと思います。
迷った場合は、皮膚科に通って漢方薬を処方してもらいましょう。
皮膚科に行くと、医師の専門的な知識や、過去の患者様の例などをもとにして、漢方薬が処方されます。

ニキビには、「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」という病名がついており、れっきとした病気の一つです。
ニキビで病院に行くのは大げさではありません。
なかなか改善しないときは、皮膚科へ通うことを検討しましょう。

漢方薬局に行くのもおすすめ!

漢方について特に気になったら、漢方を専門的に扱う薬局へ行ってみましょう。
じっくり問診や望診(見た目からの診察)を行って、自分に合うものを選んでくれる場合が多いです。

自分に合いそうなものを調合してくれる薬局もあるので、気になったら行ってみましょう!

漢方薬を飲むときの注意点


「漢方薬はおだやかに効く」というイメージがあり、副作用などは気にしていない方が多く見られます。
しかし漢方薬も、名前から分かるように「薬」なので、副作用が起こったり、飲み合わせに注意が必要だったりする場合があります。

漢方薬にも副作用はある

漢方薬は副作用がないイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、副作用はあります。
副作用があることを知らずに使い始めると、不調が起きたときに「もしかしたら漢方薬の副作用かも?」と疑うこともないので、副作用に気づくのが遅れます。

用法・用量を守ることはもちろんのこと、購入する場合は薬剤師・登録販売者より説明を受けて、理解した上で購入しましょう。
特に、他の薬を処方されている方、妊娠中・授乳中の方は、必ず薬剤師・登録販売者に相談の上購入しましょう。

漢方薬にも飲み合わせに注意するものがある

「漢方薬は安全!」と思い込み、病院へ行ったときに漢方薬を飲んでいることを申告しない人がいます。
しかし、漢方薬にも飲み合わせに注意すべき薬があり、よく知らずに飲んでいると過剰摂取になる可能性もあります!

漢方薬を飲んでいることをおくすり手帳に記載し、病院へ行った時にも伝えましょう。

効果をアップさせる漢方薬の飲み方


漢方薬の効果をアップさせる飲み方を、2つ紹介します。
他の漢方薬を飲むときにも使える方法なので、ぜひ実践してみてくださいね。

食前に飲む

薬は食後に飲むものが多いですが、漢方薬は食前に飲むものがほとんどです。
食前に飲むと、薬の吸収が良くなるので、食前に飲むように指定されています。
食前に飲むのを忘れてしまった場合は、食後に飲んでも構いません。

お湯に溶かしてから飲む

現在市販されている漢方薬の多くは、インスタントコーヒーのような作り方をされていて、お湯で抽出した漢方薬を顆粒状にしています。
漢方薬の効果をアップさせたい場合は、インスタントコーヒーを作るように、漢方薬をお湯に溶かして飲みましょう!

ただしお湯に溶かして飲むと、漢方薬独特の味や匂いを強く感じやすくなります。
「お湯に溶かしたら、飲むのが苦痛になって続けられそうにない」と思ったら、無理をしてお湯に溶かして飲む必要はありません。
一度試してみて「続けられそう!」とおもったら、漢方薬をお湯に溶かして飲んでみましょう。

漢方の力を借りてニキビを治そう!


漢方の力を借りて内側からのケアを行うと、外側からのケアだけを行うときよりも、ニキビが改善しやすくなります。
内側からのケアを取り入れて、効率よくニキビを治しましょう!

ただし自分の体質に合わないものを選んでしまうと、思ったほどの効果が得られません。
薬選びについて自信がない場合は、病院や薬局へ行き、プロの手を借りましょう。

自分磨き
美容