同棲やルームシェアなどの二人暮らし。今までに二人暮らしを経験したことがある人、今まで一度も二人暮らしをしたことがない人、これから恋人や友達と二人暮らしをしようと考えている人。きっと色々な方がいらっしゃると思いますが、二人暮らしを始めるきっかけとして「生活費の節約」も理由にあがるのではないでしょうか。一人暮らしの場合、とにかく一番高くつくのが「家賃」です。一人暮らしを一度でもしたことがあるという人ならきっと家賃の大変さを痛感している人が多いはず。家賃の負担を一人で背負うとなるとかなり高いですが、これが二人で折半となるとかなり安くなりますよね。さらに家賃の他にも光熱費も二人で払うことになるとより負担を減らすことが出来ます。一緒に住むことでお金を浮かせることが出来るので、その分を貯金に回すことも出来るというわけです。
とはいえ、二人暮らしを始める時に気になるのが一体二人暮らしとはどのくらいお金がかかるのだろうか?ということではないでしょうか?大体の平均額を知っておくことが出来れば、いざ二人暮らしを始めると言う時にも安心ですよね。逆に言えば、平均がわからないままでは更に生活していくお金やお給料についても考えてしまい、引っ越しをすることや二人暮らしを始めることに不安を抱える事になってしまう場合も。
そこで、この記事では二人暮らしにかかる生活費の平均と、楽しく二人暮らしでやりくりしていく方法についてご紹介させていただきたいと思います。二人暮らしをこれから始めようと思っている人、いずれ二人暮らしをしようと思っている人、今既に二人暮らしをしているけど浪費しすぎてしまっているかな?と心配になっている人など、色んな人に参考にして頂ければと思います。
目次
二人暮らしの平均的な生活費って?
まず、気になるのが二人暮らしの平均的な生活費ですよね。総務省が2017年に行った「家計調査」によれば、家賃を除く生活費の平均は一人暮らし・二人暮らしで各以下のようになっています。
◆一人暮らし
- 食費(外食費含む)…39,649円
- 光熱・水道…11,380円
- 家具・家事用品…5,044円
- 被服・履物…5,661円
- 保健医療…7,044円
- 交通・通信(自動車関連費を含む)…18,825円
- 教養娯楽(旅行代を含む)… 18,433円
- その他(交際費・理美容費・小遣いなど含む)…34,900円
- 合計…140,936円
◆二人暮らし
- 食費(外食費含む)…66,809円
- 光熱・水道…19,295円
- 家具・家事用品…10,719円
- 被服・履物…8,950円
- 保健医療…14,637円
- 交通・通信(自動車関連費を含む)…34,895円
- 教養娯楽(旅行代を含む)…27,301円
- その他(交際費・理美容費・小遣いなど含む)…65,919円
- 合計…248,525円
このデータは広い年齢層を含むデータで、働き始めたばかりで収入がまだ安定していない若い世代から働き盛りで収入も多くなっている世代、年金生活している高齢者世代までもが対称になっているデータです。そのため若い人ならばもっともっと工夫次第で金額を節約することが可能となっています。とはいえ、一人暮らしの二人暮らしのデータを見るとはっきりとその違いがわかりますよね。明らかに二人暮らしの方が一人暮らしよりも生活費を節約することが出来るんです。しかもその上、家賃も安くなる訳ですから、一人暮らしから二人暮らしにすることで金銭的負担はかなり減らすことが出来ることがわかりますよね。
節約でもっと二人暮らしを楽しく!3つのやりくり術
二人暮らしはただでさえ一人暮らしに比べるとかかる金銭的な負担を抑えることが出来ます。家賃だけじゃなく生活費の負担も減らすことが出来るため、金銭的負担を減らす事ができるという理由だけでも二人暮らしはメリットがある行為と言えるでしょう。しかし、そこでさらに二人暮らしで節約する上手なやりくり術を身につければもっともっと二人暮らしを楽しく、そして節約することが出来ますよ。
二人暮らしの相手が誰なのかにもよりますが、浮いたお金で一緒に旅行の計画を立てるなり、夢があるなら夢のために貯金をするなり、色々楽しみに向けて出来ることがありますよね。貯金は苦しみながらするのではなく、楽しみながらするものです。そのためにはまず、節約を楽しむことが大切。ここからは二人暮らしで節約するコツについてご紹介させていただきたいと思います。二人暮らしを始めたはいいけれど、ついつい浪費してしまっているという人も是非これからご紹介させていただく二人暮らしの節約のコツをチェックしてみてくださいね。
二人暮らし上手に節約!やりくり術その1「二人のものをシェアする」
お互いが既に一人暮らしをしていて、そこから二人暮らしになると言った場合は家電なども2つあるためきれいなものを使うなどすればいいですが、そうではなく初めて一人暮らしをする場合などはなるべく二人でシェアするのがおすすめです。掃除機や洗濯機、電子レンジがガスコンロ、アイロン、炊飯器などの家電はシェアすることも出来ますよね。二人暮らしする相手があまり知らない人や、かっちり分けて生活したいという人なら別ですが、それでも可能な限りお互いのものをシェアするようにすると、無駄なものも増えませんし無駄にお金もかかりません。
ただし、二人暮らしは時にケンカもあるものです。貸し借りについてもケンカの原因になるため、ケンカになりそうだなと思ったら無理して借りるようなことはないようにしましょう。また、あなたもどうしても貸したくないものなどは貸す必要はありません。一度二人暮らしをしたら、なかなか引っ越すことは出来ません。なぜなら引っ越しは手間もかかるし、お金もかかるからです。すぐ引っ越しをするくらいなら最初から引っ越さない方がいいですよね。そんなトラブルの原因にもなりかねないので、相手との関係性や相手の性格、自分の性格を考えながらシェアをするようにしましょう。
仲良しの友達同士で、服のサイズも近いという場合なら服やバッグ、帽子などもシェアするのもいいかもしれませんね。
二人暮らし上手に節約!やりくり術その2「自炊する」
二人暮らしでお金が節約出来るからと言って、毎日のように外食をしていたらすぐに生活費が無くなっていってしまいますよね。食費は生活費の中でもやりくり次第では大幅に節約することが出来る部分。節約のために食べなかったり、腐ったものを食べるなんてことはいけませんが、工夫次第で食費はかなり節約することが出来るんです。まずそんな食費の節約法の一つの定番が自炊です。いつも外食をしてしまっているところ、自炊をしてみましょう。朝昼は無理でも、夜ご飯だけでも外食ではなく自炊いに切り替えてみるのかなり節約が出来ますよ。無理して最初から厳しい条件での節約を考えてしまうと、後々になって苦しくなってしまうので自分が出来る範囲の節約をするということが大切です。
食材は小さいものを買うよりも大きいものを買う方が安く付きますよね。外食ではそれが出来ませんが、自炊にすれば安く手に入れた食材を何日も食べていくことが出来ます。また、お酒が好きだという人も外で飲むよりも家で飲むようにすれば、かなり安くなりますよ。もしも自炊が好きだ、という場合や時間に余裕がある時にはお昼ごはんもお弁当やサンドイッチを作って持参してみるのはどうでしょうか?忙しくて自炊は出来ない、自炊は苦手だという人もコンビニでジュースを買うのではなく、マイボトルを用意して飲み物を入れて持ち歩くだけ節約になります。飲み物代くらい…と思うかもしれませんが、毎日300円使っていたとすれば10日で3000円、30日で9000円です。10000円近くも飲み物に使っていると思ったらびっくりですよね。まさに、塵も積もれば山となるです。
せっかくなので、近くのいきつけのスーパーなどの日替わりセール品やタイムセールを活用してみるのもおすすめです。今の時代はわざわざチラシを撮ってこなくてもネットチラシサイトにアクセスすることでお得な情報を手にいれることが出来ます。長期保存できる食材や冷凍することが出来る肉や魚はセールの時に多めに買って、冷凍したり保存したりすればかなり節約することが出来ますよ。普段買うと意外と高く付く調味料などもセールの時に買うのがおすすめです。
二人暮らし上手に節約!やりくり術その3「たまには贅沢する」
いくら節約が大切だからと言って、毎日毎日ずっと節約生活では味気ないですよね。普段節約しているからこそ、たまには贅沢をするのもオッケー!毎月1回はどこかへ外食に行くなど、ご褒美の日を決めてその日は思いっきり贅沢するなり、息抜きをしましょう。節約も大切ですが、ずっと我慢ばかりではストレスが溜まってしまいますよね。ストレスは身体によくないだけでなく、爆発してしまうと今までの節約生活を投げ出してしまうことになる可能性すらあります。しかし、月1回はストレス発散日を作っておけばその日に向けて頑張ることが出来るので、ストレスも溜まりにくく快適に二人暮らしをすることが出来るんです。友達が彼氏との二人暮らしなら二人で楽しいことをすることでより友情や愛情が深まるという効果もあります。一緒に暮らしている人だからこそ、しっかりと大切な時間を過ごしていきたいものですよね。
まとめ
二人暮らしの生活費について、いかがでしたでしょうか?生活費は一人暮らしから二人暮らしにすることで大幅に節約することも可能となっています。せっかくなら二人で何か楽しみながら節約して、浮いた分のお金を他の何か楽しいことに使ったり、貯金したりと有意義に使うことがおすすめですよ。是非今回ご紹介させていただいたコツを参考にして、二人暮らしをもっとより良いものにしてみてくださいね。