人間は無意識に人との距離感を大切にしてしまうものです。好きな人には近づきたい、嫌いな人からは遠ざかりたい…無意識にしてしまっているものです。対人距離とも呼ばれているパーソナルスペースは、適切な距離感を保つことで人間関係が円滑にいったり、恋愛に活用すれば意中の彼を落とす確率を上げる事ができたりもするんです。
こちらの記事ではパーソナルスペースを活用した恋愛術を紹介していきたいと思います。本来人は近くに人がくるとい「深いだな」と感じます。しかしそれが好きな人、気になっている人だったらどうでしょうか…パーソナルスペースを理解し、恋愛に活用してモテ女子になっちゃいましょう!
目次
そもそも「パーソナルスペース」って一体何?
パーソナルスペースとは他者が自分に近づくことを許せる限界の範囲の事です。つまり心理的な自分の縄張りの事を意味します。人が自分の周りの見えない空間として持ち運んでいる事から「ポータブルテリトリー」と呼ばれ『携帯される縄張り』と呼ばれる事もあります。人には「ここから先は入ってきてほしくない」と思う自分なりの縄張りを誰しもが必ず持っているものです。
対人距離とも呼ばれているもので、縄張りですから誰かが内側に入ってくると不快感を感じてしまい、落ち着かない気分になったり防衛本能が働いている状態になります。
顕著な例が電車に乗っている時やご飯を食べている時などでしょうか。空席が多い店内や車内であるにも関わらず、既に座っている人の隣に座ってくる人ってたまにいますよね。普通であれば自分から距離の離れた場所に座るものの、わざわざ隣に座ってくる人…ちょっと嫌な気持ちになりませんか?それは自分のパーソナルスペースを侵害されているという、心理的に自分の縄張りに入ってこれたという心理が働いているのが理由です。
つまり人は無意識のうちに他者とは一定の距離を保ちつつ、ある程度は距離を置いて離れたいと思っているという事になります。誰もが自分の縄張りに入ってくる事を拒む訳ですから、それは当然の推測となりますよね。しかしパーソナルスペースに入ってきても全く不快な気持ちにならない相手…それは心を許している人、愛している人であると言えると思います。このパーソナルスペースを使った恋愛術が今回記事で紹介したい内容なのです。
男女で違うパーソナルスペースの距離感
実はパーソナルスペースは男女でちょっとだけ距離感が違うという特徴があります。さらに距離によりスペースの違いもありますのでまずはそれを説明していきましょう。
パーソナルスペースの男女差
一般的に女性より男性の方がパーソナルスペースは広いと言われています。つまり男性の方が人に近づかれることを嫌い、女性の方が許容できる範囲が広いという訳です。男女で違うスペースの特徴を紹介していきましょう。
- 女性
女性は視野が広く全体を見渡すことができるという特徴がある事から、前後左右と均等な円形をしています。前でも後でも横でも、どこも均等に入ってこられると嫌なパーソナルスペースがあるという訳です。丸い円です。
- 男性
丸い円がパーソナルスペースである女性に比べると男性は前方に長い楕円形であると言われています。後や横の半径が女性よりも短いのに対して、前に対して非常に広いパーソナルスペースを持っています。つまり横や後にいられるのは別に着にしないけど、前にいられるのを嫌がる男性が多いという事です。
4つに分類されるパーソナルスペース
パーソナルスペースの距離感は大きくわけて4つに分類する事ができると言われています。友人や恋人、仕事上で付き合いのある人でスペースが違うのは当然ですが、それぞれに適切な距離があるという事をしっかりと理解しておく事が大切です。
- 密接距離:0センチ~45センチ
- 固体距離:45センチ~120センチ
- 社会距離:120センチ~350センチ
- 公共距離:350センチ~700センチ以上
数字には個体差もちろんありますので人によっては不快と感じるかもしれませんが大体は上の距離であると言われています。密接距離は当然親しい相手です。心を許している恋人や家族、親友の距離で手で相手に簡単に触れることができる距離感です。
固体距離は相手の表情が分かり、お互いが手を伸ばせば指先を触れることができる距離感です。恋人ではないけども長い付き合いのある親しい友人同士の距離と言えるかもしれません。社会距離はビジネスの距離感です。会話がしやすい距離なので仕事で付き合いのある上司や部下、同僚の方と会話をする時の距離です。
恋愛における大切なものは距離感!パーソナルスペースを恋愛に活用する方法
気になる男性が自分の事を気に入っているかどうかを確認する為にはパーソナルスペースを活用するのがオススメです。女性よりも広いパーソナルスペースを持っている男性ですが、気を許している、または気にいっている女性であればスペースの侵害も気にしないはずです。
ここからはパーソナルスペースを活用した恋愛術を紹介していきたいと思います。
グラステクニック
人は自分の所有物に対してもパーソナルスペースと同じような感覚をもっています。つまり自分が持っているものの近くに人のものがあればそれはパーソナルスペースと同じ感覚なので、他人のものが侵入してきた場合は遠ざけてしまうという訳です。
これを恋愛に活用する方法はグラスを気になっている彼の近くにそっと置いてみるというもの。もしも彼がアナタの事を全く気にしていないのであればソっと遠ざけられてしまいますし、もしも気になってい女性なのであればそのまま遠ざけられないでしょう。さらにグラスは口をつけているものですから、恋愛におけるキスと同じです。グラスを近づけても遠ざけられないという事は、キスをしても問題なしと思っている可能性がとても高いです。
パーソナルスペースを侵害されているにも関わらず嫌がらない、さらにそれは口をつけているグラス…それでも嫌がらない、相手と自分の親密度を計る為にグラステクニックは非常に効果的なので是非試してみて下さいね。
前に立ってみる
上でも説明したように男性のパーソナルスペースは前に長い傾向にあります。つまりどれ位前に立っていられるかでパーソナルスペースを図れると言う訳です。自分が前方に立った時に男性が一歩後退したり、嫌そうに目をそらしたりしたら残念ながら全く脈なしと考えて良いでしょう。パーソナルスペースを侵害されて嫌がっている証拠です。
男性の前に立った時、パーソナルスペースを侵害しているにも関わらず相手男性が全く嫌がる素振りを見せなかったらチャンスありです。前に立つ方法を色々と理由を考えておく必要はありますが、前に立っても嫌がらない男性はパーソナルスペースを侵害されてもこの子であれば構わないと思っている可能性が高いので、相手男性もアナタの事を気になる女性として見ているかもしれません。
飲み会でピッタリ横につける
仕事中などは不自然なので絶対にやったらいけませんが、大勢の飲み会では問題なくできると思います。横に座って自然な流れでピッタリと寄り添ってみましょう。男性のパーソナルスペースは横は狭いので割りと近くまではいけるのですが、さすがにピッタリとした位置関係では普通は嫌がります。それでも嫌がらずに許してもらえているという事は、男性もアナタに関心を持っているという証拠かもしれません。
男性の横のパーソナルスペースは狭いです。狭いけども…嫌いな人や興味がない人であれば当然嫌がります。座る位置を直しながらさりげなく離れていったり、自然な流れで席を立ってしまったら残念ながら脈なしですが、隣にピッタリついても嫌がらないのであればパーソナルスペース進入を許可してもらっていると考えて、良い傾向にあると思いますよ。
香りでパーソナルスペースに侵入
パーソナルスペースに侵入する事ができるのは自分の体だけではありません。自分の香り、香水などの香りを男性のパーソナルスペースに侵入させるテクニックは是非使ってみましょう。職場やお酒の席などでは常に気になる男性のパーソナルスペースに入れるとは限りませんので、常に良い香りを漂わせておいて、男性のパーソナルスペースに侵入するようにさせると良いです。
香りは脳内に強く印象付けられるもので、相手の事を忘れても香りは覚えているという位、強い印象を相手に根付かせることができます。気になる男性を見つけたら会う時は毎回必ず同じ香水を使い、この匂いは自分だと印象付けておく事はとても大切です。
パーソナルスペース外で使うテク
常にパーソナルスペースに侵入していると男性に嫌がられるかもしれませんので時々はパーソナルスペース外に脱出する事も大切。しかし外にいてもできる事は沢山あります。例えば軽く微笑んだり、パーソナルスペース外からでも彼の話を熱心に聞いて相槌を打ってみたり、彼の近くにいなくても彼の好感度は上げる事ができます。
特に男性は自分の話を熱心に聞いて相槌をうってくれる女性を好む傾向にありますので、彼のパーソナルスペース外に出てしまっても彼の話はきちんと聞き、熱心に聞く事を心がけるのが良いと思います。その時はしっかり目を見て、パーソナルスペース外にいてもできる事はあるという事を心がけましょう。
まとめ
恋愛における距離感はとても大切で、特にパーソナルスペースは人が入ってきたら不愉快になる縄張りです。そこに入る事を許されるという事は彼が心を開いてくれたという事を意味しますので、彼のパーソナルスペースに入れるかどうかはとても重要な問題になってくるという訳です。
気になる異性が自分の事をどう思っているのかを調べたいのであればパーソナルスペースを気にしてみましょう。直接言葉にして聞かなくても彼との距離感で、彼が自分の事をどう思っているのかを見極める事ができるかもしれませんよ!