皆さんは「サブカルクソ女」という言葉をご存知ですか?クソ女という言葉が入っている通りもこれは「サブカル女子」に対する罵倒の言葉です。一体どうしてサブカルクソ女という言葉がインターネット上で流行したのか、一体どんな人がサブカルクソ女になるのか、特徴や性格、服装、ファッション、髪型は?更に気になる元ネタについても解説したいと思います!
サブカルクソ女という言葉について詳しく知りたいという方はぜひこの記事をチェックしてみて、サブカルクソ女についてより理解を深めてみてくださいね。しっかりとサブカルクソ女について知ることによってまた何か新しい気付きを得ることが出来るかもしれません。
目次
そもそも「サブカルチャー」ってなに?
そもそもサブカルチャーって何?という人もいらっしゃるかもしれないので、まずはサブカルチャーがどんなものなのかについて最初にご紹介させていただきたいと思います。
サブカルチャーとは、言葉の通りメインカルチャーではないもののこと。大学で学問や研究対象にならない、新聞や雑誌などで論評の対象にならなかった、社会の支配的な文化の中で異なった行動をして独自の信条を持つ人々の独特な文化のことを差していましたが、現代ではまたちょっと違うニュアンスで使われているようです。
かつて文化と考えられていたのは学問、文学、美術、音楽、演劇などのハイカルチャーでした。むかしは教養のある一部の人たちだけが楽しむことが出来たこのようなハイカルチャーですが、20世紀になり大衆文化の違いになるとハイカルチャー中心だった文化観に変化が訪れます。芸術性を重視したり主張する作品もあれば、大衆向けの娯楽に徹する作品も登場し始めたのです。
1960年代にはヒッピームーヴメントが起こりましたが、社会の保守化に伴って文化の意味付けも変化。そしてカウンターカルチャーが衰退していき、そんなカウンターカルチャーに変わる新しいカルチャーとしてサブカルチャーが登場したのです。
日本で当たり前のように使われている「サブカルチャー」「サブカル」という言葉ですが、日本でのサブカルチャーとアメリカ・イギリスにおけるサブカルチャーは意味が大きく異なっています。日本にサブカルチャーという概念が入ってきたのは1980年代に入ってからで、日本におかるサブカルはかなり新しいものと言えるのです。また、日本での「サブカル」は本来の社会学・民族学を離れた使われ方をしています。
しかし、今度は逆に「日本のサブカル文化」が海外に知られることになっていきます。それが漫画やアニメ文化です。1990年代に入るとディアミックスの名の下に漫画、アニメといったジャンルの統合が進み、これによってオタク文化と呼ばれる特殊なものが生まれるのです。とはいえ、それが全てという訳ではなく、サブカルチャーという言葉には3つの用法があるものの、はっきり「これがサブカル」と言えるようなものではないようです。
サブカルクソ女の特徴7つ
このようにいろいろな解釈のあるサブカルチャーという言葉ですが、「サブカル女子」「サブカルクソ女」という言葉にはある程度きちんとした定義があると言われています。確固たる定義があるわけではないものの、具体的に以下のようなパターンに当てはまるような女性が「サブカルクソ女」と言われることが多いんだとか。
・サブカルチャー自体よりも、サブカルチャーに理解を示す自分が好き。
・流行り物へ安易に飛び付かず、世間的にはマイナーとされる作品を評価する自分の嗜好に陶酔しており、それを隠そうともしない。
・あらゆる作品を「世界観」で語ろうとする。漫画・アニメ・ゲームのみならず、楽曲に対しても歌詞を「世界観」に基づいて解釈しようと試みる。
・その作品自体には浅い知識しか持たないのに他人へしつこく薦める。
引用元:サブカルクソ女
と、このような感じです。これを踏まえて以下では9つのサブカルクソ女の特徴についてご紹介していきたいと思います。「あの子はサブカルクソ女なのかな?」「私ってもしかしてサブカルクソ女?」「サブカルクソ女って一体どんな人のことを言っているのか気になる」「サブカルクソ女って呼ばれたくないから気をつけたい」など、気になることがある女性はぜひこの記事でサブカルクソ女について詳しく知ってみてくださいね。それではご紹介していきます。
サブカルクソ女の特徴その1「個性的でなければ意味がない」
サブカルクソ女において、個性的なことは何よりも大切なこと。とにかく個性を大切にして、それはファッションだけじゃなくメイクや髪型、そして性格まで個性的です。他の人とメイクや髪型がファッションがかぶるのが嫌なので、とにかく個性的な見た目になります。その傾向が強いほどファッションなどの見た目は奇抜になりますが、サブカルクソ女は奇抜になり個性的になればなるほど嬉しいようです。
サブカルクソ女の特徴その2「流行っているものは嫌い」
サブカルクソ女の特徴として、とにかく流行しているものは避けるという傾向があります。現在流行しているものはどうしても人とかぶってしまうこともありますよね。そのためサブカルクソ女はそのような流行のものを避ける傾向にあります。今かなり話題になっていて毎日のように信じられないほどたくさんの人が並んでいるタピオカドリンクのお店でもきっとサブカルクソ女を見かけることは少ないはず。なぜならタピオカドリンクは流行しているから!流行しているものに興味はないのです。
流行ものに興味がないだけならまだしも、自分が好きだったものも流行してしまった途端に好きじゃなくなってしまったり、否定し始めるというサブカルクソ女もいるそうです。流行るから嫌いということはつまり「マイナーだから好き」ということであって、それはどうなの…という気もしますよね。
サブカルクソ女の特徴その3「カメラを持ち歩く」
サブカルクソ女の中にはカメラで写真を撮影することが大好きで、趣味がカメラという人も多いようです。スマホカメラだけでは飽き足らず、一眼レフを買ってどこに行くにもとりあえず首から一眼レフを下げておくという、もはやカメラをファッションの一つに組み込んでいるサブカルクソ女も少なくありません。一眼レフはとても重たいですが、重たくてもカメラを持っているのが自分のスタイル、ということ。「おしゃれは我慢」という言葉がありますがサブカルクソ女もそれに近いものがあるのかもしれません。
サブカルクソ女の特徴その4「個性的な芸能人が好き」
サブカルクソ女が好きになる芸能人もかなり個性的な傾向があるようです。世間ではあまり知られていないようなマイナーでぶっとんだ感じの芸能人、たまにいますよね。お笑い芸人で言えば深夜番組でちょこっと出て、身内の間で「ヤバいやつ」と言われているような芸人です。
また、見た目の特徴としてはサブカルクソ女が好きになる芸能人もまた見た目が特徴的な傾向にあるようです。好きな芸能人のマネをすることもあるようで、サブカルクソ女は自分に似合うものと選ぶより、自分がとにかく好きなものを選んでいるようです。
サブカルクソ女の特徴その5「ヘッドフォンを首からさげている」
サブカルクソ女は高確率で首からヘッドフォンをぶら下げていると言われています。聞いているのはめちゃくちゃマイナーな洋楽ロックで、普通の人はあまり聞かないようなマニアックな音楽を中心として聞いていることが多いようです。マイナー音楽を聞いているだけでサブカルクソ女になるのか?といわれるとそういうわけではなく、性格や普段のファッションなども加味されて「サブカルクソ女」と呼ばれるようになるようです。
サブカルクソ女の特徴その6「ヴィレヴァン大好き」
ヴィレッジヴァンガードという大人気の雑貨屋さんがありますが、サブカルクソ女はこのヴィレッジヴァンガードが大好きでヴィレッジヴァンガードの雑誌や雑貨を買っているそうです。ヴィレッジヴァンガードには確かに普通の雑貨屋さんで見ることのないような雑貨もたくさんあって面白いですよね。サブカルクソ女でなくとも通いたい面白いお店だと思います。
サブカルクソ女の特徴その7「ポエムをSNS投稿する」
ほぼ100%の確率でSNSをやっているサブカルクソ女はSNSにポエムを投稿することもあります。自分の趣味であるカメラで撮影したとっておきの写真にポエムを添えて投稿することもあり、このポエムや写真などの作品を通して自分を表現したり、伝えたりしているようです。
まとめ
いかがでしたか?どうやらこれが世間の考える「サブカルクソ女」の特徴のようです。独自の世界観を持っていることはいいことですが、このように「サブカルクソ女」と呼ばれてバカにされるとはまさか「サブカルクソ女」の皆さんも思っていなかったかもしれません。でも実は「サブカルクソ女」という言葉がインターネット上で流行したことによって、「サブカルクソ女」の人自身も自虐的に「私ってサブカルクソ女だからさ」などという使い方をしているようです。
「私はサブカルクソ女です」と自己申告してしまえば意外にダメージはないのかもしれませんね。「サブカルクソ女」をあざ笑う「サブカルクソ女」という言葉。しかしそもそも独特の自分だけの世界観を持った「サブカルクソ女」にはそのような罵声や嘲笑の言葉も届かないのかもしれません。「サブカルクソ女」だろうが「サブカルじゃない普通女」だろうが人生は一度きり。他人の言葉に振り回されることなく人生楽しんだ者勝ち!サブカルクソ女のことは気にせずに自分の楽しい人生を歩む方がよっぽど有益と言えるでしょう。
ちなみにサブカルクソ女がメジャーになるきっかけになり元ネタとまで言われているのが大川ぶくぶの4コマ漫画「ポプテピピック」です。ポプテピピックの主人公ポプ子はサブカルクソ女が大嫌いという設定。しかしこのポプテピピック、意外にもサブカルクソ女に好かれているという説もあります。