仲の良い友人などにも気軽に聞く事ができないアンダーヘアーの処理事情。欧米諸国などに比べるとまだまだ認知度が低いと言われている日本人のアンダーヘアー処理ですが、最近では身だしなみを整えるという観点から、きちんとお手入れをしておくのは最低限のマナーとされています。
なかなか人に聞く事ができないアンダーヘアーの処理事情についてお話していきたいと思います。セルフ脱毛の正しい処理の方法から注意点、また国内でも主流になってきているVIO・脱毛サロンについて最新の情報をこちらの記事では詳しく解説しますので、脱毛すべきか?悩んでいる方はぜひ参考にしてみてくださいね!
目次
絶対知っておくべきアンダーヘアーの適切な処理方法
アンダーヘアーの処理する部分は通称VIOと呼ばれる部分のムダ毛を処理する事を指します。Vライン(ビキニライン)、Iライン(陰部の両側)、Oライン(肛門周辺)の処理の事で、海外ではこれらの処理は常識です。
最近では日本人女性もアンダーヘアーの処理が一般的になってきていて、美容脱毛専門サロン「ミュゼプラチナム」の調査では、脱毛経験のある女性の「アンダーヘアのお手入れ率」は87.5%以上という結果になっています。
アンダーヘアーの処理は自分で行う人も多いかと思いますが、間違った方法で処理すると肌が荒れてしまったり黒ずんでしまったりと取り返しのつかない事態に陥ってしまう事がありますので、正しく適切な方法で処理する事を心がけましょう。
ここでは、近年変わりつつある最新の脱毛サロン事情に加え、セルフで処理を行う際の注意点やデメリットについてお伝えしたいと思います。
美容脱毛サロン
近年は「見えないところの美意識」に重きを置いている女性が増えており、アンダーヘアーのお手入れもそのひとつ。海外セレブや有名人、美意識の高い女性のVIO脱毛の多くが美容脱毛サロンに通っていると言っても過言ではありません。
「料金が高そう…」「何度も通うのが面倒くさい…」といったイメージがありますが、最新の脱毛サロン事情はまた変わってきているそう。そこところも併せてお伝えしていきますね!
メリットは?
てっとり早くセルフで処理をするのは少なからずデメリットがありリスクがつきまとうもの。その点、美容サロンはコストはかかりますが、完璧に脱毛できるだけでなく、肌の炎症や黒ずみ、毛穴のトラブルといった皮膚に対するリスクも少なく、処理痕が残りにくい美しいアンダーを目指すことができます。
美しい見た目はもちろん、衛生面を気にしている人やデリケートゾーンがムレやすく肌荒れやすい人、自己処理の手間をなくしたいという方にオススメです。
また一口にアンダーヘアーの脱毛といっても、ただムダ毛を処理するのではなく、好みに合わせてアンダーヘアーのデザインをオーダーすることができます。サロンによってもデザインや名称は異なりますが、多くは表面のVライン(ビキニライン)のみデザインを施すのが一般的。ナチュラルで下着からはみ出ない小さめの逆三角形や四角・長方形は特に人気です。
ちょっと毛を残すのが一般的で、上級者になってくるとハートやIラインに沿った超スタイリッシュな長方形にしてみたりなど遊び心のあるデザインにする方もいます。他にもVIOすべて処理をして無毛にする方も。
排せつ物が絡まりやすくニオイや肌トラブルを起こしやすいIライン(陰部の両側)、Oライン(肛門周辺)は綺麗に脱毛したほうが衛生的で推奨されています。
お気に入りの下着や水着にあわせてデザインや脱毛の範囲を決める人もいますし、細かい希望があればカウンセリングで相談しましょう。
デメリットは?
デメリットはやはり値段と通う期間です。脱毛の場合、処置が終わるまでの期間は個人差がありますが、平均でみてみると月1回のペースで12回、1年間通った場合で年間70,000円~200,000円くらいが相場です。
サロンによっても脱毛通い放題や全身脱毛と併せたコース、キャンペーンなど料金プランはいろいろなので、VIOのみのコストを割り出すのは明確にはできませんが、5~6回の施術でおおよそ10万以上になる医療脱毛と比べると、リーズナブルなのは確かです。
また最近は最新脱毛機器の導入により、1回の施術が短く早く脱毛を終わらせられるサロンや24時間いつでもWEB予約が可能で家事の合間や通勤時にすぐ予約がとれるサロンも増えています。忙しい女性でも手軽に通えて脱毛できるのは魅力的ですよね。
他にも200円でVIO脱毛試せるキャンペーンや、VIOを含めた全身脱毛し放題で追加料金なしの定額プランを用意しているサロンなどいろいろあります。
料金プランやコースの比較はもちろん、VIO以外の脱毛も考えている、自身の性格やライフスタイルに合う通いやすいサロンを選びましょう。まずは事前のカウンセリングは無料ですから不安に思っている事を聞いてみてくださいね。
ヒートカッター
ヒートカッターは電熱で毛先を焼き切る事でアンダーヘアーを整えることが出来る脱毛処理器具です。毛量が気になる方は生え方の形を気にする人にとってはカミソリや毛抜きではなくヒートカッターを使用するのがオススメです。
メリットは?
ヒートカッターは毛の長さを調節できますので、処理する事によってすっきりとした印象を与えてくれる仕上がりになります。
焼き切るという性質上、長い毛を短くカットしてもチクチクする事があまりありません。また、アンダーヘアー周辺の繊細な皮膚を傷つける事なく処理ができるという点もメリットです。
細菌が入りやすく痛みを伴うリスクがある方法もある中、ヒートカッターは正しい方法で使えば適切な処理ができます。
デメリットは?
デメリットとしては無毛にはできないという点です。カミソリや毛抜きなどを活用すれば陰毛を0にする事もできますが、ヒートカッターはあくまで長さを整えたり綺麗にするという意味合いで使用されるものですから、アンダーヘアーをなくしたいと思っている人には不適当です。
また火傷防止のためにセーフティカバーがついていますが、肌に押し当てたり、ギリギリまで短くしようとコームを近づけすぎると火傷する危険性があります。
他にも処理後は毛の先端部分に白い焼け残りが付着していたり、処理した毛が残った毛に交じってなんだか不潔な印象に。処理後はシャワーなどでしっかり洗い流さないと残った毛が皮膚に刺さって痒みを伴う可能性があります。彼氏に会う直前の処理は気を付けたほうが良いかもしれませんね。
毛を焼き切るという特性上、髪の毛をライターで焼いたような特有の焦げた匂いが発生します。長く処理を行っていると匂いがこもってきますのできちんと換気はするように心がけましょう。
毛量にもよりますが、全体的に綺麗に整えて短くするとなると処理時間は約1時間ほどかかりますので、時間のないときは少々面倒かもしれません。
電動シェーバー
カミソリよりも安全かつ素早くアンダーヘアーの処理ができるのは電動シェーバーです。最近ではアンダーヘアー処理専用の電動シェーバーが発売されていて、安価なものでは2,000円前後で購入できます。
パンティラインからはみ出たムダ毛を処理するのはもちろん、毛の長さを調節する事もできますのでとても簡単でお手入れが楽になりました。
メリットは?
利点としては何と言ってもそのお手軽さです。カミソリの場合は石鹸などで皮膚をガードしなければ傷つける可能性がとても高いのですが、電動シェーバーであればその心配は必要ありません。
また直接刃が当たらない構造のため、カミソリなどに比べて肌へのダメージもほとんどなく安全性が高いです。
お手入れも簡単で量販店であればどこでも購入できるという特徴もあります。持ち運びに便利なスティックタイプのものなんかもあり、カバンやポーチなどに忍ばせて置けば、急なお泊りのときでもササっと手入れができるので安心です。
デメリットは?
デメリットとしては、直接肌に刃が当たらない分、カミソリに比べると剃りが甘いと感じるでしょう。また綺麗に剃りたいからといって、無理にヘッドを押し当ててしまうと摩擦によって少なからず肌へのダメージにつながりかねません。
またこまめなメンテナンスは必須です。繰り返し使うとヘッドに皮脂汚れや雑菌が付着したまま蓄積されていきます。肌トラブルの原因になりますから、使用後は必ずヘッドを綺麗に手入れする手間があります。
他にも電動で動く仕組みですから充電や電池が必要です。当然ですが充電が切れていたら使えませんからカミソリのように物があれば100%使えるという代物ではありません。
物にもよりますが電動で行いますから音がします。彼に隠れてお風呂でコッソリと……なんて時には音でバレてしまう可能性がありますので、心配な方はなるべく音が目立たないものを購入しましょう。
カミソリ
誰しもが一度は数百円程度の安価で手軽なカミソリで、アンダーヘアーの処理をした事があるのではないでしょうか。カミソリでアンダーヘアーを処理する時は気をつけないといけない点が沢山あります。手順を必ず覚えて置くようにしましょう。
メリットは?
カミソリでアンダーヘアーを処理するメリットとしては、とにかくカミソリが安価で手軽という点です。バスタイムのついでにササっと気になる部分の毛を処理できるので、時間もかからずセルフケアとしては最もオーソドックスな処理方法かもしれません。
まずはアンダーヘアーをハサミなどで軽く短く整えておきます。石鹸を泡立てて優しくカミソリを当てます。石鹸を使わずに直接肌にカミソリを当ててしまうと肌を傷つけるリスクが格段に増しますので注意して下さい。
石鹸がなければシェービングクリームやボディクリームでも良いので必ず皮膚を傷つけないような対策を行った後に、毛の流れに沿って優しくシェービングしていきます。カミソリで処理をした後はしっかり保湿も忘れずに行いましょう。
デメリットは?
デメリットはカミソリ負けしやすく肌を傷つけやすいこととです。特にデリケートゾーンは凹凸が目立つ部分なので綺麗に剃るのは至難の業。根本から綺麗に剃ることがむずかしいため剃り残しや毛穴が目立ってしまいがちです。
カミソリ負けすると、出血して痛みやかゆみを伴うばかりか傷口に雑菌がはいりこみ炎症を起こす原因に。必要な角質も削ぎ落してしまうことから、肌が敏感になります。
また同じカミソリを繰り返し使っていると、だんだん剃りが甘くなっていきますよね。刃が痛んでいたり、錆びたカミソリで処理をすると剃った部分のヘアーは毛先が尖ってガタガタになります。
すると伸びてきた際に何とも言えないチクチクとした痒みや痛みを伴うことがあります。掻きむしってしまうと肌トラブルになるので出来るだけ擦ったり、掻いたりせず、低刺激の保湿クリームやワセリンなどで肌を保護をしてください。
除毛クリーム
男女共に最近注目されているのが除毛クリームです。毛深い男性は体全体の脱毛に、女性もアンダーヘアーなどで使用する人がとても多くなってきています。
安価なもので1,000円~3,000円程度。やや高価なものですと5,000円前後で手に入ります。
メリットは?
除毛クリームのメリットは何と言ってもクリームを塗るだけというお手軽さです。脱毛までいくとコストや手間がかかりそうだけど、自宅で綺麗に毛の手入れをしたいという方にオススメです。
アンダーヘアーの場合は毛量などにより左右されますが大体塗ってから10分~15分待ってシャワーで流すだけで完結です。手が届かない範囲まで綺麗に除毛する事ができますので綺麗な仕上がりになります。
メーカーによって、シアバターや天然オイルなどの美容保湿成分に加え、アロマなどの香りにこだわっているものもあります。除毛処理をしながらいい香りに包まれてリラックスできるのは良いですよね。
デメリットは?
デメリットは肌への負担が大きいという点です。薬剤によるかぶれや炎症、もしかしたらアレルギー反応がでてきてしまう可能性もある為、きちんとどのような成分が入っていて、これを使って大丈夫なのかどうかは判断しておく必要があります。
肌が荒れやすい人はまず避けたほうが良いでしょう。塗った直後から赤みやヒリヒリしたといった何らかの症状が出た場合は直ちに使用を控えてくださいね。
さらに値段的な負担も大きくのしかかります。除毛クリームは脱毛ではありません。クリームそのものは1,000円弱くらいから購入できますが、毛を抜くことを目的とする脱毛と違い、皮膚の表面に伸びている毛を処理するためすぐに生えてきてしまいます。
当然伸びるたびにクリームを塗り続けないといけません。1回に使う量も多いので、継続して使う為の金銭的な負担はどうなのかという点を始める前に考えておく必要があるでしょう。
アンダーヘアーを綺麗に整えるメリットって何?
日本でもアンダーヘアーを処理するという文化が広まりつつありますが、それでもまだ欧米女性に比べれば遅れているという点は否めません。一体アンダーヘアーを処理する事でどのようなメリットがあるのでしょうか?
ムレ・かぶれ・匂いの軽減
上の脱毛サロンの部分でもお伝えしましたが、アンダーヘアーを処理するのはビジュアルだけでなく、とても衛生的です。女性のデリケートゾーンは構造的にも湿気が高く通気が悪いのでニオイがこもりやすい特徴があります。
排泄物がヘアーに絡んで雑菌が繁殖しやすいのできちんとお手入れをして通気を良くしておけばニオイを軽減する事が可能です。
更に整理中のムレやかぶれも抑える事ができます。生理中にアンダーヘアーがかゆくなった事がある人はいませんか?そういう方はアンダーヘアーを少しだけ整えるだけでもかなりの効果を望む事ができると思います。
見た目だけでなく衛生面でもアンダーヘアーはきちんと綺麗に整えておく事がとても大切なのです。彼とのセックスでアソコのニオイが気になる……という女性はニオイの軽減になるため特にアンダーヘアーの手入れは有効ですよ。
ファッションを楽しめる
水着や下着などの素敵なデザインのファッションを楽しむ事ができるのもアンダーヘアーを綺麗に整えている人の利点です。せっかく素敵なデザインのものを見つけてもいざ試着してみたら隙間からヘアーがはみ出てしまって諦めた……という経験がある女性は少なくありません。
綺麗にアンダーヘアーを整えていれば、そういったファッションの制限も気にすることなくハイレグやTバックなど際どいデザインのものも挑戦しやすくなります。
女性にとって下着はファッションであり、セクシーさをアピールするものでもあります。ギリギリに攻めたつもりがヘアーが出ていた、なんてかっこ悪い所を彼やパートナーに見せるのは恥ずかしいですよね。きちんと毎回お手入れしておけば直前になって焦る心配もありません。
そういったマナーを守る為にも常日頃からきちんと適切な処理をしておく事は怠らないように心がけましょう。見えない部分の美意識を持つというのはワンランク上の大人の身だしなみといえます。
まとめ
気になるけど周囲には中々聞けないアンダーヘアーの処理方法についていくつかご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。また最新の美容脱毛サロン事情についてボリュームを多くお伝えしました。
コストや期間がややかかるイメージの美容脱毛サロンですが、近年は店舗の増加や価格競争が激しくなっていることからいろいろなサロンが格安キャンペーンや定額プランなどを打ち出しています。
ネットからいつでも予約が取れやすく、安全かつ短期間で終わらせられるといった柔軟性や利点も増え、行きたくても行けなかった女性も気楽に通えるようになりました。
自分で行うホームケアももちろん楽には変わりないですが、肌へのダメージや見た目の美しさ、自己処理の煩わしさなどを比べて、あなたにとって最良な処理方法を見つけてくださいね。
「見えないところの美意識」を持つことは内面からの女子力が変わってきます。アンダーヘアーを整えてワンランク上の美しさを手にいれましょう!