LGBTをカミングアウトしている日本・海外の芸能人11人!
UPDATE:2020.04.01
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LGBTをカミングアウトしている日本・海外の芸能人11人!

昔はかなり否定的や差別的にとられていたセクシュアル・マイノリティのLGBTですが、インターネットが普及した現代においてはかなり肯定的に受け入れられるようになってきましたよね。LGBTは(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)の頭文字を取ったセクシュアル・マイノリティの総称となっています。

日本の芸能界でも海外の芸能界でも、数多くの魅力的な人たちがLGBTであることをカミングアウトしています。そこで今回は、LGBTをカミングアウトした日本の芸能人や海外の芸能人をまとめてご紹介させていただきたいと思います。あなたが毎日見ているテレビや映画、ドラマに出演している芸能人の人たちもLGBTだということをカミングアウトしているかもしれません。LGBTだからと言って必ずしも必ずしもカミングアウトしなければいけないわけではありませんが、多くの人に知られていたり支持されていたりする芸能人によるカミングアウトは多くの人や社会にポジティブな影響をもたらしています。そんな、カミングアウトすることで多くの人に勇気を与えたLGBTをカミングアウトした芸能人の人たちをこれからご紹介させていただきます。

LGBTをカミングアウトしている日本の芸能人

まずはLGBTだとカミングアウトしている日本の芸能人をご紹介させていただきたいと思います。オネェタレントとして有名な芸能人の人だけでなく、実は多くの人がLGBTだということをカミングアウトしています。

1、マツコ・デラックス

まず有名なのがオネェタレントのマツコ・デラックスさんです。マツコ・デラックスさんは今のようにテレビで活躍する前にはゲイ雑誌の編集者として働いていた過去があります。その頃には今みたいな女性のような外見ではなく、坊主だったとも言われています。女装しているマツコ・デラックスさんはトランスジェンダーだと思われがちですが、実際には女性になりたいという訳ではなく、自分は男性として男性が好きだということのようです。

2、三ツ矢雄二

タッチの上杉達也、キテレツ大百科のトンガリなど数多くの人気キャラクターを演じた声優の三ツ矢雄二さんもLGBTであることをカミングアウトしています。とても明るいキャラクターの三ツ矢雄二さんは声優としてだけでなく、テレビのバラエティ番組でも活躍しているので、そのような番組で見たことがあるという人もいらっしゃるのではないでしょうか?

三ツ矢雄二さんは自分のセクシュアリティについて「グレーゾーン」と話していたものの、2017年1月12日放送「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~」ではっきりゲイであることをカミングアウト。ニュースなどで大きく報じられることとなりました。しかし、三ツ矢雄二さんは私生活でも特別ゲイであることを隠しているわけではなかったため、にもかかわらず大々的に報じられたことに驚いたそうです。

また、日本にはオネェタレントがとても多いですが、ハフポストのインタビュー記事ではそれについての意見も語っています。LGBTの人意見が気になるという人は是非チェックしてみてください。

——2016年12月に俳優の成宮寛貴さんが芸能界引退を発表した際、成宮さん個人のセクシュアリティがメディアによってスキャンダル的に取り上げられ、「アウティング」という非難の声も挙がりました。日本社会がLGBTQに対して閉鎖的で、理解が広がっていないと感じられることはありますか?

こんなにテレビ業界でオネエ系タレントが活躍している国は、日本以外にないと思います。『オネエ系』に関しては緩いのに、そうではない、オネエではないLGBTについては閉鎖的ですよね。日本の芸能界にも、実はたくさんいると思うんですよ。だけどみなさん隠して仕事をしていらっしゃる。スタッフの中にも、普段の振る舞いで「この人LGBTの人なんだな」と思う方もいます。

カミングアウトをするまでは、本当に普段通りに振る舞っていました。それが、テレビでゲイと発言したことがあれだけ取り沙汰されて、いろいろと言われて、やっぱり日本の社会はそういう言葉に対して敏感すぎるほど敏感だなということは感じましたね。それはちょっと悲しいことだなと思いました。

三ツ矢雄二さんが語るカミングアウトの真意 「ゲイという言葉を背負った以上、責任を果たしていきたい」

3、ロバート・キャンベル

テレビのコメンテーターとしておなじみのロバート・キャンベルさんは東京大学名誉教授の日本文学研究者、国文学研究資料館長、書評、新聞雑誌連載、ラジオ番組企画・出演など様々な場所で活躍しています。そんな多才なロバート・キャンベルさんは2018年8月14日に複数の議員のLGBTを巡る発言を自分も同性愛者であることをカミングアウトし、その上で批判。20年近く同性のパートナーと生活し、2017年にはアメリカで結婚したそうです。20年近くも連れ添っているなんてすごいですよね。

4、井深克彦

タレントの井深克彦さんは2016年、「有吉反省会」で自分がオネエであることを告白。井深克彦さんはブログでもゲイであることを告白しています。

5、勝間和代

タレントとして、経済評論家として活躍している勝間和代さんは女性と付き合っていることをネットメディアでカミングアウトしました。勝間和代さんは男性と2度の結婚歴があり、セクシュアリティについてはバイセクシュアルかパンセクシャルとなるそうです。勝間和代さんは「同性を好きになる気持ちに蓋をしてきました。自分の中の無意識の規範概念があったと思います。それを超えると、何が起きるのかわからなかった」と、今までは女性を好きになることを避けていたということを告白。しかし、現在ではそんな自分に罪悪感を感じることもなくなったらしく、現在のパートナーが居てくれたからこそカミングアウトしようという気持ちになったと話しています。

6、KABA.ちゃん

オネェタレントとして数々のバラエティ番組で活躍していたKABA.ちゃんは小室哲哉プロデュースの元dosのメンバーで、SMAPの代表曲「世界に一つだけの花」の振り付けをした振付師としても有名です。長らくオネェタレントとして活躍してきたですが、2014年10月5日放送の「ウチくる!?」で去勢したことを告白。その後、2015年7月13日放送の「ノンストップ!」で性別適合手術を行うことを明かしました。2016年3月30日に性別適合手術と声帯手術を行い、無事成功したそうです。ご両親に「一華(いちか)」という女性としての新しい名前をつけてもらい、東京地方裁判所に戸籍上の名前の変更、性別の変更が認められたもようがテレビ番組で放送されました。

LGBTをカミングアウトしている海外の芸能人

ここからはLGBTをカミングアウトした海外の芸能人をご紹介させていただきたいと思います。以下でご紹介させていただいている人たちの他にもSigur RosのJonsiやAntony & the Johnsonsのアントニー・ヘガティもLGBTのアーティストとして有名です。(両性具有であるアントニー・ヘガティはその後「アノーニ」に改名し、女性としての性を生きることを選択)

1、クリステン・スチュワート

日本でも大人気となったヴァンパイアの映画「トワイライト」に主演のベラ・スワン役で出演したクリステン・スチュワートは元々プライベートについて話すことはありませんでしたが。女性と付き合うようになってからはオープンに。ヴィクトリアズ・シークレットのモデル、ステラ・マックスウェルなど美女との交際が報じられています。

2、エズラ・ミラー

「少年は残酷な弓を射る」で絶賛され、その後も「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」などに出演し人気を不動のものにしているエズラ・ミラーもLGBTカルチャー誌Outでカミングアウトしています。キャリアのためにセクシュアリティを隠すべきだという意見も多かったようですが、カミングアウトした後も変わらず俳優として様々なハリウッドの大作に起用され続けています。

3、ベン・ウィショー

「パフューム ある人殺しの物語」の主役グルヌイユや「007 スカイフォール」のQ役を演じた俳優のベン・ウィショーは自分のセクシュアリティなどにコメントすることを拒否していましたが、2012年8月にオーストラリアの作曲家マーク・ブラッドショウと結婚に似た法的に承認されたパートナーシップ関係を指す市民パートナーシップを結んでいます。

4、ジョディ・フォスター

「タクシードライバー」で一躍有名となったジョディ・フォスターは今ではベテラン女優として知られていますよね。「パニック・ルーム」「コンタクト」「羊たちの沈黙」など数々の名作映画に出演しています。ジョディ・フォスターは未婚のまま1998年と2001年に男児を出産していますが、2013年1月の第70回ゴールデングローブ賞授賞式では自身がレズビアンであることをほぼ公表しており、2014年4月にはパートナーの女性写真家アレクサンドラ・ヘディソンと同性結婚しました。

5、ウェントワース・ミラー

人気海外ドラマ「プリズン・ブレイク」で主演のマイケル・スコフィールド役を演じた俳優のウェントワース・ミラーもLGBTであることをカミングアウトしています。ウェントワース・ミラーは2013年8月、サンクトペテルブルク国際映画祭からの招待に対して同性愛者であることを告白。ロシアでは同性愛のプロパガンダ(宣伝行為)に罰金を科すことを定めた「同性愛プロパガンダ禁止法」が成立しており、ウェントワース・ミラーはそれを理由にサンクトペテルブルク国際映画祭に出席することを拒否しました。

まとめ

LGBTであることをカミングアウトした芸能人についてご紹介させていただきました!日本にも海外にも沢山のLGBTをカミングアウトした人たちがいます。しかし、LGBTはカミングアウトしなければいけないという決まりはありません。カミングアウトするもしないも、誰かを好きになるかならないかも自由。自分が理解出来ないからと言って拒絶するのではなく、受け入れることが大切です。

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