「恋」と「愛」の違いって一体なんなのだろう?
そんなロマンチックな疑問を人生の中できっと1度は考えたことがあると思います。簡単には結論は出ないですよね?むしろ一生この疑問は解決しないことなのかもしれません。
しかし今まで色んな人達がこの疑問に立ち向かい名言を出しています。その言葉は胸に突き刺さるようなものが多く納得できるものが多いと思います。
「なるほどそうなのかもしれない」
とか
「そういう風に考える人もいるのか」
と自分では考えられないようなこともきっとあると思います。
そこで今回は「恋」と「愛」の違いについて偉人たちが残した名言を紹介します。さらに今あなたが彼や好きな人、夫に抱いている感情は恋なのか愛なのかを診断できる5つの項目もまとめているので是非チェックしてみてください!きっと本当の「愛」の意味に近づける内容になっていると思います!
目次
「恋」と「愛」について
「恋」は下に心があるから下心があって、「愛」は真ん中に心があるから真心があるなんてこともよく耳にします。しかしそんな子供騙しではなく、「恋」と「愛」について考えてみたいと思います。それぞれの本質が分かればきっと違いも分かると思います。
ではまずは「恋」についてです。恋について辞書を見ると
「特定の人に強くひかれること。また、切ないまでに深く思いを寄せること。」
と記載されています。この言葉だけを見て恋愛に置き換えると、まだ付き合っていない状態でどちらかと言えば「片思い」のような状況に見えますね。どちらか一方が特定の人に思いを寄せているような状況に見えます。
今度は「愛」を辞書で見てみましょう。そうするといくつか記載されていますが、恋愛に関連するものだけを抜粋してみます
「(性愛の対象として)特定の人をいとしいと思う心。互いに相手を慕う情。恋。」
となっていました。厄介なのが最後に普通に「恋」って書いてあることですね。愛=恋の様にも見えますが違うことは皆さんもご存知だと思います。また恋と違うのは”互いに”という言葉を使っていることだと思います。
この辞書だけで違いを考えるなら「恋」は一人でもできるもの、「愛」は2人以上じゃないとできないものと言う風にも捉えることができますね。またいきなり愛にはならないようにも思います。恋の状態からいつか「愛」になっていくものなのではないでしょうか?「恋」の強化版が「愛」みたいな感じにも思います。
偉人が残した「恋」と「愛」の違い
今まで数々の小説家や哲学者などの偉人たちが恋と愛について一つの答えを出しています。そんな偉人たちのセリフをご紹介していきます。ズバっと心に響くものもきっとあると思います。
未熟な愛は言う、
「愛してるよ、君が必要だから」と。
成熟した愛は言う、
「君が必要だよ、愛してるから」と。
これはドイツの心理学者の「エーリッヒ・フロム」さんの言葉です。似ているようですが全然違いますね。愛するために相手が必要なのか、愛しているから相手が必要なのか…。考えれば考えるほど分からなくなりそうですね。しかし恋と愛の大きな違いの様にも思います。
「恋とは自分本位なもの、愛とは相手本位なもの」
これは美輪明宏さんの言葉です。凄い核心をついているような気がします。まず最初に自分のことを考えるのは恋で、先に相手のことを考えるようになったらそれは「愛」なのかもしれません。そう思うと冒頭でも言った下心と真心はかなり的を得ているようにも思いますね。どこまで相手立場になって物事を考えることができるのか、それが重要なのだと思います。
愛する。それはお互いに見つめ合うことではなく、 いっしょに同じ方向を見つめることである。
これはサン・デグジュペリさんの言葉です。これも何か分かりませんが突き刺さりますね。相手は見えないけど同じ方向を一緒に向いて生きていく感じでしょうか。相手への信頼やリスペクト、2人の関係が深くないとできないことだと思います。今、パートナーと見つめる先を同じですか?きっとまだ向かい合っている人が多いのだろうと思います。
偉人ではないですがネット上にもこんな言葉がありました。
恋→不安定。愛→安定。
恋は奪うもの。愛は与えるもの
恋『この人のために死ぬ』、愛『この人のために生きる』
皆さん思い思いの違いを持っているようですね。どの言葉にも共通しているのは恋は自分のことを考えているけど、愛は自分以外のことを考えているような気がします。
しかしそれはかなり深い所のことですね。例えばご飯を一緒に食べに行こうとなった時に「あたしここのお店行きたい」と相手に言う。これは恋でしょうか?愛している相手にもきっと言うセリフだと思います。「あなたの好きなものを食べましょう!それで満足よ!」これは愛ではないように思います。そんなことよりももっと奥の感情だと思います。
「恋」から「愛」に変わる時
やはり愛というものは恋を経由して、恋から愛に変わるものだと思います。しかしそれはただただ日々を過ごしていては変わらないものだと思います。ではどんな時に変わるのでしょうか?恐らくですが
好きな人から恋人に変わる時
彼氏から旦那、夫に変わる時
妻、夫からママ、パパに変わる時
ママ、パパからおばあちゃんおじいちゃんに変わる時
などだと思います。それかずっと夫のままでももしかすると変わるかもしれないですね。人それぞれですがきっとどこかで大きく変わるタイミングあると思います。今あなたはそんなタイミングがありましたか?もしかするとどこでも愛に変わらずに恋のままだと離婚や別れることになるのかもしれませんね。なんにしろ、きっときっかけは必要だと思います。その局面に来た時にあなたがどうするのか、それで愛になるのか恋のままなのかが決まると思います。
あなたの想いはどっち?「恋」か「愛」か5つの項目で診断!
今あなたがパートナーに抱いている感情は「恋」なのでしょうか?それとも「愛」なのでしょうか?完全に判断することはできないと思いますが、5つの項目を用意しました。できるのかできないのか、YESなのかNOなのかで違いを診断することができると思います!是非読んでチェックしてみてください♪
診断その1:相手のことでどこまで責任を負えますか?
世間的にもよく言われるのが「恋は責任を負えないけど、愛なら負える」ということです。それは恐らく結婚だったり、妊娠だったりすると思います。今一緒に人のことでどこまで責任を負えますか?もちろん相手に1000万の借金があったりしたら流石に愛だけでは乗り越えることができないものもあると思います。しかし、どこまで責任を負えるのか、それは一つの基準になると思います。相手がしたことに対してどこまで自分も一緒になって考えることができるのか、これは大きなポイントですよね。
診断その2:自分がどこかまで与えられていますか?
恋は自分が何かを受け取るもの、愛は相手に何かを与えるものと言う言葉もあります。あなたは今相手に何かを与えられていますか?それは”物”ではなく、例えば「嬉しいと思う気持ち」とか「楽しいと思える時間」とかそういうものだと思います。またそれが一方通行ではなく、お互いに与え合っている時に愛と呼べるものになるのだと思います。今、あなたは自信を持って何かを与えていると感じているならきっと愛なのだと思います。
診断その3:どこまで相手の立場に立てますか?
恋はきっと相手のことはあまり考えることができずに、自分がこうしたいからこうする。という自分勝手な部分が多くあると思います。しかし愛になると、もし自分がこうしたら相手はどうなるかな?どう思うかな?というのが愛な気もします。優しさとも似ていますが、相手の立場に立った時のことをどれだけ考えて、相手が良いようにできるのか?それでも診断することはできると思います。
診断その4:相手のことをどこまで受け入れることができますか?
人は誰しも”欠点”というものがあると思います。それはあなたが思う欠点ですね。相手のことは好きだけどここは嫌だという部分がきっとあると思います。そんな時にどこまで受け入れることができますか?恋は相手に変化を求める。愛は相手に合わせて自分が変化するという言葉もあります。相手と一緒にいるためにどこまで自分を変えることができるのか、それも重要な要素だと思います。それは例えば趣味だったり生活のリズムだったりすると思います。その調節はお互いにするべきことだと思います。
診断その5:自分を見失っていませんか?
恋は盲目という言葉がありますが、愛の時は自分のこともちゃんと考えることができている時だと思います。相手のこと”だけ”を考えている時はもしかしたら恋なのかもしれません。自分を見失ってただただ好きな感情だけの時はまだ愛とは呼べないでしょう。逆に相手を思って別れても良いと思えたらかなり愛に近いのかもしれません。好きという気持ちが昂ることは良いようにも見えますが、まだまだ未熟な感情なのかもしれないですね。
最後に
今回は「恋」と「愛」の違いという究極のテーマについて記事にしました!実際にかなり個人差はあると思いますが診断の結果はどうでしたか?どれも簡単にはできないことですよね?また愛は時間がかかるものだとも言われています。もしまだ出会って間もないなら恋だと思います。しかし何度も言いますが愛は恋の延長線上にあるものだと思うので。焦らずに恋を続けて行けばきっといつか「愛」に辿り着くのではないでしょうか?
また恋は何度でもあるものという意見もあるようですね。愛が1度だけとも言い切れないですが、そう何度もあることではないのかもしれません。
恋とか愛とか判断することはかなり難しいですが、もしかすると「愛」ってなんなのだろうと考えて相手を思いやることこそが「愛」なのかもしれませんね。