ゲイとは日本では特に「男性同性愛者」のことを指している言葉のこと。それは多くの人が知っていますよね。同性愛者は迫害されたり同性婚がなかなか認められなかったりと大変なこともありましたが、最近では多様性が広がり徐々に受け入れられつつあります。そんな同性愛ですが、自分や周りの友達が同性愛者というわけでもない限り、あまり接点はないことがほとんどだと思います。
しかし、衝撃的なことに「ゲイだと隠して結婚している」という「既婚ゲイ」や「ゲイパパ」と呼ばれる男性は実は想像しているよりもかなり多いということがわかっているんです。
旦那さんや彼氏とセックスレスになってしまっているという人は意外と多いものです。特に付き合いが長くなっていくと段々と恋愛感情が愛情に変わっていき、自然とセックスの回数が減ってしまうというパターンは多いもの。また、子供を生まれたのをきっかけにしてセックスレスになるというパターンも同じくらい多いようです。子供が生まれる前までは男と女の関係だったのが、子供が生まれたことで「お父さん」と「お母さん」になる。それによってセックスの回数が減ってしまうというものです。
でも、セックスレスの理由が「実はゲイだったから」だったら奥さんからしたらまさに青天の霹靂ですよね。今回はそんな、「既婚ゲイ」という生き方を選択した男性についてご紹介させていただきたいと思います。
目次
30代以上のゲイの2~3割は既婚!?
男性同性愛者であるゲイというと、「女性とは付き合うことが出来ない」「女性とセックスをすることが出来ない」そんな風に思っている人も少なくないのではないでしょうか?実際、ゲイの中にも絶対に女性と付き合うのは無理だという人もいるようですが、その一方で、女性と結婚しているゲイの男性は驚くほど多いのではないかという情報もあります。
ある人がSkypeでのSNSサイトを利用して沢山のゲイの方々と会っていたそうです。そしてその時に左手の薬指に指輪をしているゲイの男性は2、3割ほど居たんだとか。ゲイの男性と聞くと男性とのみ付き合っていて、女性とは全く接点がないというイメージですよね。しかし、実際には数多くのゲイの人が女性と結婚し、しかも場合によっては子作りをして子供を作っていたのです。
既婚ゲイのパターン2つ
このような「既婚ゲイ」と呼ばれる人たちには2種類のタイプの人がいます。
既婚のパターンその1「既婚ゲイだと公言している人」
まずは既婚ゲイを公言している人です。自分は女性と結婚しているゲイだと周りの人に話しているため、「隠す」ということにストレスを感じなくて済みます。隠しているとどうしても「いつバレるんじゃないか」ということが気になってしまって落ち着かないことが多くなりますよね。しかし、自分は既婚ゲイだと公言することでストレスから解放されることになるのです。
しかし、このように既婚ゲイだということを公言しているという人も、自分の家族に「自分はゲイだ」ということを打ち明けているという人はほとんどいないようです。何故かというと、ゲイであることを打ち明ければ今の幸せな家庭が崩れてしまう可能性も考えられるからです。
インターネット上のSNSやブログなどで既婚ゲイであることを打ち明けているというゲイの場合、ゲイライフに積極的な人が多いようです。奥さんや子供が居ながらも、彼氏がいるという人も少なくないんだとか。
既婚者ということで、既婚ゲイは独身のゲイから避けられる場合もあるそうですが、逆に「既婚ゲイとか燃える」と盛り上がるというゲイの人も実際は多いようです。実際、既婚ゲイであることを打ち明けてみると「俺も俺も」と便乗して既婚ゲイであることを告白する人も。既婚ゲイだけを集めた「既婚ゲイだけの飲み会」を開催したりして、既婚ゲイだけで楽しんだり、既婚ゲイだということをアピールしてSNSでお相手の男性を募集したりと、既婚ゲイを公言しているなりの楽しみ方があるようです。
既婚のパターンその2「ゲイを隠している人」
結婚しているということはヘテロセクシュアル、つまりは異性愛者というある種の証明のようなものでもありますよね。夫婦の旦那さんがまさかゲイだとは誰も思いもしない訳です。
実際にはゲイだけど女性と結婚して家庭を築いた。しかし本当は自分はゲイなんだ…そんな思いを胸に抱え、誰にも言えずにいる既婚ゲイの人の方が圧倒的に多いと言います。このように誰にもゲイだということを打ち明けられない既婚ゲイの人は、家族には絶対に見つからないようにゲイ動画をこっそり見てオナニーをして性欲を発散させたり、もしくはネット上で写真を見せ合うなどをしているようです。
また、家族に「出張」などと偽ってゲイの人たちが集まる発展場と呼ばれる場所に行き、欲望を発散させている場合もあるそうです。発展場ではすぐにセックスになだれ込めることが多いそうですが、だからこそどこの誰かもわからない相手とセックスするのは病気を貰う可能性もあり、危険。しかしそれでもどうしても周りには言うことができない、そんな既婚ゲイ男性もいるのです。
ゲイでも女性とセックスはできる
実際に自分が同性愛者出ない場合、同性愛者の人の気持ちはわからないものですよね。ゲイのイメージとしては女性を避けているように思われがちですが、実際にはそんなこともないようです。ここでは「ゲイパパ」という、ごく普通のビジネスマンで、奥さんと高校1年生の娘が一人いるというとある既婚ゲイの男性のエピソードについてご紹介させていただきたいと思います。
ゲイパパは子供の頃から男性のことが好きでした。男の子と遊ぶのも好きだけど、それ以上に女の子たちとお洋服やアクセサリーで遊ぶのが好きだったそうです。10代の頃は何人かの女性と付き合ってホテルに行ったものの、ちゃんとセックスが出来ずに自信を喪失。そして大学卒業後、一人暮らしをしてから男性と初体験を果たし、そこれからは繰り返し男遊びをしたそうです。
男性に目覚めたものの、「母親には孫の顔を見せてあげたい。女性と結婚したい」そんな風に考えたそうです。そして、奥さんと出会います、「この人となら結婚してもいいな」と思いながら交際し、いざセックスという場面に。学生時代は何度やっても女性とはセックスできなかったのに、奥さんとの場合はなぜかちゃんとセックスが出来たと言います。これは「奥さんのことを愛している」という気持ちが性欲に直結したということではないでしょうか。そしてセックス、交際は続き2年目で結婚。
奥さんが妊娠し出産に備えるために実家に帰った時にはゲイパパは一人暮らしになり、また男遊びが始まります。子供が生まれるというのに男遊びというのは罪悪感があったものの、スポーツインストラクターの男性との交際。しかし、出産の時が近づき別れることを決意。奥さんは無事娘さんを出産し、ゲイパパは幸せの絶頂だったそうです。
子育ては、大変でしたが、とても毎日が楽しみでした。日々成長する我が子を見ると、幸せでいっぱいでした。でも人間とは欲深いもので、同時に男性ともお付き合いしたい、という気持ちが再び湧き上がってきたのです。罪悪感が無かったわけではありませんが、どうしても自分のセクシャリティを否定したくなかったのです。自分は夫であり、父であると同時に、ゲイでもあるのです。せっかくゲイとして生まれてきたのですから、一度きりの人生を楽しもうと思うようになりました。そして今、妻には内緒で、ステキな彼氏とお付き合いしています。そういう人生を選択したのは、「既婚ゲイ」のセクシャルマイノリティが結構存在することを知ったからです。今、時々既婚ゲイの仲間と集まって、情報交換しています。妻との関係のこと、子供のこと、仕事のこと、彼氏のことなど、話題は尽きません。年に何回もありませんが、楽しみな集まりです。
これはゲイパパの告白をそのまま引用したものです。今では妻には内緒で彼氏とお付き合いしているというゲイパパ。家族との幸せな生活を楽しみながらも、外では「既婚ゲイ」として彼氏との甘い時間を楽しんでいるようです。
既婚ゲイはどうあるべきなのか
既婚ゲイとは言っても様々です。男女両方愛せるバイセクシュアルの人で、それで更に彼氏がいるという人。子供が欲しいという人。世間体を気にするという人。「既婚ゲイはどうあるべきなのか」ということについては、とても難しい問題ですよね。例えば、バイセクシュアルの人の中には男性とも女性ともセックスをしないと満足できないという人もいるそうです。
バイセクシュアルの人やゲイの人は異性愛者に比べればずっと少ないです。そのため、一体どんな気持ちなのかを理解するのは難しいもの。しかし、自分の欲望やセクシュアリティを理由にして、結婚して妻や子供な居ながら他の相手と性行為を楽しむというのというのはどこか身勝手な気もしますよね。
夫の浮気相手が同性だった時の対処法3つ
では、もしも夫の浮気相手が男性だった場合、どのように対処したら良いでしょうか?以下のような方法があります。
- 本当に浮気か確かめる
- 離婚する
- 受け入れる
まずは、本当に浮気なのかどうかということを探偵などに依頼して確かめること。今は多様性が認められている時代です。ごく稀に探偵事務所にそのような依頼があるんだとか。
同性婚が認められていない日本では同性との性行為は不貞行為には当たらないとされていますが、「婚姻を継続し難い重大な事由」として離婚申し立てが出来る場合もあります。
最後は、受け入れるということです。まずは夫としっかりと話し合う場を設けてみましょう。
まとめ
女性たちが全く想像もしなかったであろう既婚ゲイという存在についてご紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか。疑わしいところがあったらまずは事実を確かめること、そしてしっかりと話し合いの場を設けることが大切です。