大きくても小さくても会社に最低でも1人はいる厄介なお局様。その人が直属の上司だった場合は毎日ストレスを抱えながら仕事をしなければいけませんから憂鬱ですよね…
厄介なお局様の特徴と、嫌がらせや地味に嫌な態度の接し方をレクチャーしていきます。お局様は偉い人が多いので投げやりに接することができないのも特徴。できれば上手に波風立てずに付き合いたい…そう考えている女性の方は必見ですよ!
目次
そもそも「お局様」ってどういう意味?
会社での在籍期間が長く権力を持っていて様々な事を仕切っているのがお局様。現在お局様が使われる女性社員の方の特徴やイメージとしては「意地が悪く」「口うるさく」「年配で独身」「婚期を逃した女性」という感じでしょうか。良い意味でお局様を使われる事は現在ではありませんよね。
辞典でお局様の意味を調べてみると、
1 宮中で、局(個室)を与えられた女官の敬称。
2 江戸時代、将軍家・大名家で局を与えられた奥女中の敬称。また、その奥女中を取り締まった老女の敬称。
女性が多く集まる場所で権力を持つ女性の事を昔からお局様と呼んでいて、今では権力を持っているという共通点はあるものの、意地汚く意地悪な女性に対して悪い意味で使われる事が多くなったのがお局様です。
単に権力を持っている女性、部下から信頼されている年配の女性がお局様と呼ばれる事はありませんので、嫌な上司を影で呼ぶことが多いのがお局様です。
「お局様」として嫌われてしまう女性の特徴
昔はただ単純に女性社会の中で権力を持っている人を敬意をもってお局様と呼んでいましたが、今ではちょっと風向きが変わり、女性社会の中で面倒な人という呼称で呼ばれる事が多いのがお局様。
一体お局様と呼ばれる女性にはどんな特徴があるんでしょうか?影で部下の女性から嫌われてお局様と呼ばれてしまう女性に共通する特徴を紹介していきます。
プライベートが充実していない
お局様かどうかを後輩社員が判断するときの基準は『女性としてのプライベートが充実しているかどうか』がとても大切な要素となってきます。女性としてのプライベートとは、結婚をしているかどうか、彼氏がいるのか、子供がいるのか、という点です。先輩風を吹かせていて30歳を越えているのに独身で子供もいない女性の場合はお局様と思われてしまう事がとても多いので注意が必要です。
後輩女性が憧れる先輩女性上司はプライベートも仕事も充実している人です。どちらか一方が欠けていても後輩からは尊敬の対象になりませんので注意が必要です。例えば仕事は物凄くできるけどずっと彼氏がいなくて独身でもダメですし、長年付き合っている彼氏がいて夫がいて子供がいても全然仕事ができなければ尊敬の対象にはなりません。
お局様にならない為には、仕事もそつなくこなす事ができて、愛する夫がいて可愛い子供がいる…家庭と仕事を両立している人はお局様と呼ばれる事はありません。プライベートの充実は女性がお局様と判断するかどうかの大切な部分になってきます。
後輩女性に対して口調が強い
嫌われるお局様は後輩女性社員に対しての口調が強く自分の価値観で物事を押し付けてくる人が多いです。上司であれば逆らうことができませんので、それを良い事に好き放題言ってくる先輩上司は影でお局様と言われている事は間違いないでしょう。
お局様と呼ばれない先輩女性上司は、柔らかい口調ながらも的確に指示して怒ってくれる人です。お局様と呼ばれる女性が怒る理由は自分の思い通りにいかないケースが多いので後輩からは理不尽に怒られていると思われて嫌われる原因になります。
お局様は基本的には『自分が中心で会社は動いている』と考えている傲慢な人が多いので、傲慢な蕪村な考えを持っている女性の指示ですから理不尽なものが多いと考えて間違いないでしょう。理不尽な理由で怒られる訳ですからこちらが納得できる訳がありませんので、結果的には後輩から慕われる事などなく、嫌われてお局様扱いされるケースが多いのです。
気分によって態度や指示が違う
女性でも男性でもそうなのですが自分の気分により後輩への態度や指示がコロコロと変わる人は基本的には好かれませんよね。前回は違う事を言っていたのに…と指示に不満を感じる事もあるでしょうし、コロコロと意見が変わる人に支持をされても頑張ろうという気にはなかなかならないと思います。
特に女性は生理などの女性ホルモンの影響でその日の気分がガラっと変わる事が多いので、そのお局様の気分に振り回される女性はたまったものではありません。お局様は気分や態度によって自分の気持ちがコロコロと変化する人が多いので、結果的に後輩がついてこなくなり、誰も指示を聞かなくなってしまったりします。
イラっとくる余計な一言が多い
せっかく良い事を言っても最後の余計な一言で全てを台無しにしてしまう傾向にあるのがお局様です。その一言さえなければ…というダメな一言で全てを台無しにしてしまいますので、結果的に見てみるとお局様の言っている事は全てイラっとくると後輩女性は思ってしまうのです。
例えば「見た目は綺麗なのに仕事はのろまね」であるとか「男にばかり媚び売ってないで仕事も頑張りなさい」「高いのは学歴だけで仕事は遅いわね」など…ある程度は聞き流すくらいで良いと思いますがイラっとくる一言をついつい言ってしまうのがお局様です。
そこに噛み付いて仕事でのトラブルの原因になってしまうのも癪ですから広い心で受け流すのが良いでしょう。どうしても受け流せない一言であれば先輩男性上司などに相談してみるのも良いかもしれませんが、お局様は意外に仕事ができる人が多いので会社内でも扱いに困っているケースが多く、男性上司であっても手に負えない可能性も少なくないので扱いが大変なのです。
既婚女性に対しての当たりが強い
お局様は未婚でプライベートが充実していない女性が多いので、結婚して子供をもっている女性に対しての当たりが強いという特徴があります。例えば子持ちだと子供の急な体調不良などでいきなり会社を後にしないといけない場合がありますよね。そういった時に早退を申し出ても良い顔をしないのがお局様です。
「はぁ…忙しいのに早く帰るんだ…」みたいな空気を出し、周りの人に迷惑をかけているんだよという事を遠まわしに伝えてくる嫌な性格の人は間違いなくお局様でしょう。先輩上司も同じように子供がいればいきなり帰宅しなければいけない気持ちも分かるでしょうし、子供がいきなり体調不良になれば心配で早く帰宅したくなるという気持ちも理解してくれると思いますが、独身女性のお局様は全く理解しようとしません。
「これだから結婚している人は嫌だわ~」などとこれ見よがしに言ってしまう人もいるんだとか…そういう先輩上司のお局様とは深い関係にならないようにするのが良いでしょうね。結果的に得るものは仕事以外では何もないと決め付けて割り切った関係に終始するのが良いと思います。
厄介なお局様上司と上手に付き合うコツってある?
厄介で周囲からも嫌われることが多いお局様…だけど直属の上司だから関係性を壊すことはできない…そういった場合はそのお局様と上手に付き合わなければ毎日の仕事がストレスだらけになってしまって大変です。
厄介なお局様と先輩後輩で直属の関係であり、付き合いが深いという方は上手な付き合い方を覚えておくのがオススメです!
適切に褒めて味方につける
基本的にはお局様は自分の味方に一度つけてしまえば安全です。敵と見るや徹底的に攻撃してきますので、敵にならずに最初から味方であるという事をしっかりとアピールして、うまく懐にもぐりこむのが良いでしょう。
その為には適度に持ち上げて褒めてあげるのが良いかと思います。お局様は独身でお金も持っていますので身だしなみに気をつけてお金をかけている人がとても多いです。服装や髪型、装飾品や化粧の変化など、多分こだわっているであろう美容関係を適度に褒めてあげるのが良いかと思います。コツとしてはお局様がアピールしてくる前に自分から気付いてさりげなく褒めるのが良いです。
「あっ、この口紅新色ですか?相変わらずセンス良いですね~」など、お局様がアピールしてくる前に褒めて上げる事でお局様からの好感度を得る事ができます。しかし気をつけないといけないのは過剰に褒める事…何でもかんでも過剰に褒めてしまうと「バカにしてるのか」とお局様の地雷を踏んでしまう危険性もありますので、適度にさりげなく褒める事を意識していきましょう。
女性らしさをできるだけ消す
お局様が嫌いな部下は社内で目立つ人。自分は男性社員からチヤホヤされないのはどうしてアノ子は…と逆恨みされて嫌われてしまうケースはかなりあります。お局様から目をつけられない為には社内でなるべく目立たないようにする事、男性から好かれないようにする為に女性らしさをできるだけ消して仕事に没頭する女性を演じるのが良いかと思います。
お局様は嫉妬心が半端ではありませんので、その嫉妬心を刺激しないように注意しながら社内生活を送るのがオススメです。敵に回すと厄介だなと感じれば女性らしさを消し、仕事ができすぎる人が嫌いなのかなと思えば可愛い後輩のフリをして仕事を聞きにいき、お局様を気持ちよくさせてあげる為の演技もたまには必要かもしれませんね。
まとめ
会社でも女性同士のコミュニティでも必ずは一人はいるであろう厄介なお局様…年齢を重ねただけの面倒な人は女性社会では必ずいるものなので、その方といかにして付き合っていくかでその場での自分の立ち位置や過ごしやすさも変化していきますから、お局様との付き合いはとても大切です。
本当に嫌いで面倒な人であれば完全に敵対するのもアリかと思いますが、基本的には味方につけて何事もなく生活を続けていく事を一番に考えるのが良いかと思います。お局様の特徴を見て、自分がお局様にならないように気をつけるだけでなく、お局様との関わり方もきちんと学びながら、より良い社会生活を送っていくようにしましょうね!