皆さんは「トナラー」という言葉を聞いたことがありますか?まだあまり浸透していないように思える「トナラー」ですが、ガラガラなのにも関わらず電車で隣に座ってきたり、駐車場で隣に駐車してくる人のことをインターネット上では「トナラー」というようです。
トナラーという言葉が生まれているということからも分かる通り、実際に、なぜかガラガラの電車内で隣に座ってきたり、駐車場でも隣に駐車してきたりする人はかなりいるものなんです!知っている人ならいいかもしれませんが、知らない人にわざわざ隣に座られたら「なぜ?」とちょっと気持ち悪くなってしまいますよね。今回はそんなトナラーの心理や対処法についてご紹介させていただきたいと思います!頻繁にトナラーに遭遇して困っているという人、今までトナラーに遭遇したことはないものの、これからトナラーに遭遇する可能性を考えて対処しておきたいという人、トナラーについてとにかく知っておきたいという人は是非この記事でトナラーについて知ってみてくださいね。それではトナラーについてご紹介させていただきたいと思います!
目次
そもそもトナラーってなに?
「トナラー」という言葉を初めて聞いたという人も少なくないのではないでしょうか?もしくは、友達が「トナラー」という言葉を使っていたため気になって検索したという方もいらっしゃるかも知れませんね。トナラーとは主にインターネット上で使われている言葉で、造語です。
トナラーの意味は上でもご紹介した通り、ガラガラの駐車場で何故か隣に駐車してきたり、ほぼ乗客が居ない電車内でわざわざ隣に座ってきたりと、インターネット上では「迷惑な人」「気持ち悪い」という声が上がっていました。運転が苦手という人の場合、わざわざ人がいない駐車場を選んで停めているのに、隣に停められて迷惑だと思うのではないでしょうか?また、ドアをぶつけられたりしないかと心配になったりしますよね。
車を運転している人なら、なるべく離れて駐車したい、干渉しないようにしたいと思うのは当たり前のことで、そのためにわざわざ出入り口から遠い場所に駐車したり、あまり便利とはいえない場所に駐車している人もいるもの。それなのに隣に駐車されたら最悪ですよね!そのような状況でもトナラーは隣にぴったりくっつけて駐車してくることから「トナラーは一体何を考えているんだ」と不思議がられているんです。理解できないトナラーの行動は「気持ち悪い」「怖い」と言われることもあるようですよ。
また、このようなトナラーの迷惑な行動、何を考えているのか不可解な行動については「トナリング」と呼ばれているようです。
トナラーの出没場所色々
それでは、トナラーは一体どんな場所に現れるでしょうか?実はトナラーの出没場所は駐車場だけではありません。トナラーは駐車場の他にも、あらゆる場所でガラガラなのに何故か隣に座るというトナリング行動で人々を恐怖に陥れているようです。
電車やバスなど公共の移動手段の他、映画館、図書館、サウナ、温泉、スパ、カフェなどの飲食店、トイレ、ロッカールーム、パチンコなどなど、挙げればきりがないほど。普通の人なら出来るだけ人を避けようとするのが普通な中、トナラーは一体どうしてこのようなトナリング行動を行うのでしょうか?トナラー以外にも、世の中には理解されにく不可解な行動を行う人たちはいるものですが、関わらないようにして避けることが出来る場合もあります。しかし、トナラーの場合は「隣に来る」ので困ってしまいますよね。
だからトナラーは隣に来る!11の心理
トナラーは一体なぜわざわざあなたの隣に来ているんでしょうか?そんな、トナラーがトナリング行動を行う理由について知っていればあなたの不快感や気持ち悪いなという気持ち、恐怖心が薄れるかもしれません。また、トナラーについてしっかり知っておくことで正しい対処法を取ることができるはずです。トナラーの心理についてこれからご紹介させていただきたいと思います。
トナラーの心理その1「当て逃げ対策」
やばいやばいと思っていたトナラー、実はちゃんとした理由があってあなたの車の隣に駐車をしている可能性があります。それが「当て逃げ対策」です。駐車場がガラガラだと、自由に停められるというメリットもありますが、駐車場を走る車に当てられて、そのまま逃げられてしまう「当て逃げ」が起こる場合もあるんです。しかし、隣に他の車があれば当て逃げをされにくくなる…そんな理由からトナリング行動に出ている場合もあるようです。このようなパターンのトナラーは過去に当て逃げされて相当辛い思いをしてきたのかもしれませんね。
トナラーの心理その2「目印にしている」
広い駐車場だとどうしてもどこに車を置いたかわからなくなってしまうことがありますよね。そんな時、トナラーは隣の車を目印にしているようです。これはトナラーがトナリング行動に出る代表的な理由でもあり、車の方が覚えやすいからという理由で目印にするためにあえて隣に停めているようです。運転に自信がないなど、あまり駐車場を利用したことがない人もトナラーになる可能性が高いようです。
トナラーの心理その3「カッコイイ車の隣に停めたい」
もしもあなたの車がとってもカッコイイ車だった場合、トナラーは「このカッコイイ車の隣に停めたい!」そう思ってわざわざあなたの車の隣に停めたという可能性もあります。憧れている車や、如何にもかっこいい車など、車が好きで、カッコイイ車の隣に停めて、その車を眺めたいと思っている隣に駐車するようです。
このようなトナラーの場合、カッコイイ車だったから並べて駐車して記念撮影する、もしくは自分の乗っている車種と同じだったから並べて駐車して撮影するなど、、駐車する場所についてはどうでもよく、車を見て選んでいるというトナラーもいるようです。
トナラーの心理その4「きちんと整列したい」
トナラーにはかなり几帳面なタイプの人もいるようです。それがこのタイプで、端から綺麗に並べて駐車したいという人です。駐車場だけでなく、電車の席でもポツポツと隙間が空いてまばら状態になっているのが気持ち悪く、綺麗にしたい!という人もいるようです。整理整頓したいという欲求が自分の身の周りだけでなく、公共の場所でも出てくるというのは凄いですよね。
トナラーの心理その5「自分の指定席だと思っている」
いつもそこに車を停めていて、その場所が自分の指定席だと思っているトナラーはその場所にこだわるようです。駐車場だけでなく、バスやカフェやレストランの座席など、いつも自分はそこに座るんだと席を決めているというトナラーも少なくありません。常連さんが多いようなお店の場合、このような種類のトナラーと遭遇する確率もアップするようです。若い人よりも年配の方に多いパターンのトナラーのようです。
トナラーの心理その6「近かったから」
空いている場所に駐車するより、出入り口などに近い場所に駐車することを優先した結果、トナリング行動となってしまったというパターンです。このパターンはお年寄りなどに多いようです。確かに電車やバスの場合、奥よりも手前の席の方が移動が少なくて済みますもんね。このような場合は「トナラー」と呼ばずに、気遣いの気持ちを持ってあげるのがいいのではないでしょうか。
トナラーの心理その7「風雨よけにしている」
ちょっと厚かましいタイプのトナラーがこのタイプです。風が冷たい場所や雨が入ってくるような場所でわざわざトナリング行動を行うのには訳があります。それが、「あなたで雨風をしのいでいる」ということです。雨が入ってきたとき、障害物があれば自分は濡れなくて済みますよね。トナラーはあなたを壁のようにしているのです。
トナラーの心理その8「隠れるため」
何らかの事情で隠れたい、と思っている人はトナラーになりつつあるようです。例えば営業車に乗って仕事をしていたものの、ちょっと昼寝をしたい。でもガラガラの駐車場にどーんと駐車するのではなんだか後ろめたい。そんな時に見つけたのがあなたの車です。あなたの車の隣にスッと車を駐車してトナリングすることで物陰に隠れる事が可能になります。これで営業中もビクビクすることなく昼寝が楽しめるというわけですね。
トナラーの心理その9「一人が寂しかった」
世の中には色んな人がいます。心に寂しさを抱えた、そんなトナラーも存在しているんです。「本当にそんな人いる?」と思ってしまうかも知れませんが、世間は広いです。特に話すわけでもなく、ましてや知らない人。それでも、誰かが隣に居てくれるだけで「自分がひとりじゃない」そんな風に感じているのかも知れません。ちょっぴり切ないこのトナラー、そんな些細なトナリング行動で心が少しでも癒えるのなら、我慢してあげようという気になってきますよね。
トナラーの心理その10「女性の隣を狙っている」
最も気持ち悪い、もはや迷惑行為とも言えるのがこのトナラーです。あえて女性の隣を狙って座ってくるタイプのこのトナラーは自分の好みだったり、いい香りがするからという理由で女性の隣に座るようです。
トナラーの心理その11「無意識」
トナラーの中には特に何も気にしていないというトナラーも居ます。公共の場所ではわざわざ人の隣に座ろうとする人が少ないということからもわかるように、それが一般常識になりつつありますが、そんなことはどうでもいい、気にならないというトナラーも居ます。自分が近付くのも、相手に近づかれるのもどうでもいい。深い意味はないものの、結果的にトナリング行動をしているというパターンのトナラーです。
まとめ
実はトナラーにはこんなにも沢山の心理があったんだと思うとびっくりですよね!日常生活で出会うこともあるというトナラー。人はパーソナルスペースというものがあり、これに入り込まれるとどうしても気持ち悪いと思ってしまうもの。電車の席など、移動できる場合は「いやだな」と思ったら降りるフリをして席を移るなどして対策するといいですよ。