UPDATE:2020.05.15
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第2の心臓ふくらはぎの5つのマッサージによる美脚効果と方法

ふくらはぎが「第2の心臓」と呼ばれていることは知っていますか? 下半身には血液のなんと70パーセントが集まっていると言われているのですが、この下半身に集まる血液をポンプのように送り出す働きがあるのがふくらはぎです。

もし今下半身のむくみや冷えなど身体の悩みを抱えているのであれば、ふくらはぎをマッサージして第2の心臓の動きを活性化させることができれば、その悩みが解消するかもしれません。

今回は美容にも健康にも効果があるふくらはぎのマッサージ効果と正しいマッサージの方法を紹介します。

ふくらはぎは第2の心臓

ふくらはぎは下半身の中で比較的大きな筋肉があるパーツで、足の静脈に流れている血液をポンプのように押し出す効果があります。ふくらはぎが心臓と同じように血液を押し出し、全身の血液を循環させる働きをしているので、ふくらはぎは第2の心臓と呼ばれているのです。

静脈に流れる血液は身体の中の老廃物が混ざっている血液で、この血液が溜まっているとむくみの原因になってしまうだけではなく、下肢静脈瘤という病気になってしまうこともあります。

すらっとしたむくみのない美脚を目指すためにも、これから年齢を重ねても健康な体を手に入れるためにも、第2の心臓と呼ばれるふくらはぎのマッサージを行って、ポンプの動きをスムーズにしましょう。

ふくらはぎマッサージの嬉しい5つの効果

ふくらはぎをマッサージすることで、美容や健康に様々な効果があります。

ふくらはぎをマッサージして得られる効果はこちらです。

  • 全身の血行が良くなる
  • むくみがなくなる
  • 冷え性の改善
  • 疲労が回復する
  • マッサージするだけでツボ押し効果

全身の血行が良くなる

ふくらはぎには血液の70パーセントが集まってきますが、そのうち静脈に流れる血液は重力に沿って下へ下へと降りてこようとします。上半身の静脈に流れている血液は心臓に近いこともあり、しっかりと循環することができるのですが、下半身の静脈の流れはふくらはぎのポンプが機能していなければどんどん下に溜まってしまうのです。

しかしふくらはぎのマッサージを行えば、ふくらはぎのポンプの役割がしっかり機能して、静脈に流れる血液を心臓に送り、全身の血流をよくすることができるので全身の血行が良くなります。

血行不良はむくみや冷えの原因となるだけではなく、自律神経が乱れて身体に異変が起きたり、代謝が落ちて痩せにくい身体になったりする原因にもなります。でもふくらはぎをマッサージすることでそれらを改善することができるのです。

むくみがなくなる

1日が終わって家に帰ると、脚がむくんでパンパンになってしまっている……という人もいるのではないでしょうか。そのむくみの原因は滞った血行とそれによって溜まってしまった老廃物です。

ふくらはぎのマッサージをすれば血行が良くなり、静脈に流れる老廃物が溜まった血液を押し出すことができます。

冷え性の改善

冷え性には様々な原因がありますが、その一つが血行不良です。血行が良くなるふくらはぎマッサージをすれば、下半身の血の巡りも良くなるため、冷え性も改善されます。

特に足先が冷える末端冷え性に悩んでいる人は、ふくらはぎのマッサージをすることで足先までしっかり血液が循環するようになり、冷えが解消されやすくなるのです。

疲労が回復する

1日働いた後やエクササイズなどの運動を行なった後に、下半身に疲れを感じることがあるのであれば、ふくらはぎのマッサージでその疲労が解消されやすくなります。

下半身が疲れを感じているときは、筋肉が張っている状態です。その張りをほぐすようにマッサージすると、筋肉がリラックスするので疲労が回復します。筋肉をほぐす効果のあるアロマオイルやクリームを使用すると、より効果が出やすいです。

また血行が悪い状態だと、疲労物質となる乳酸もたまりやすい状態になっています。ふくらはぎのマッサージをして全身の血行をよくすることで乳酸も排出されやすくなるため、全身の疲労回復にも効果が期待できます。

マッサージするだけでツボ押し効果

ふくらはぎには脚の疲れやむくみを取る効果がある委中(いちゅう)、老廃物を排出する効果がある承筋(しょうきん)・承間(しょうかん)、便秘解消や全身疲労の回復に効果がある承山(しょうざん)、花粉症や鼻づまり解消に効果がある飛陽(ひよう)など、様々なツボがあります。

ふくらはぎ全体をマッサージするればこれらのツボも自然に押すことができるので、ツボ押し効果も期待できるのです。

ふくらはぎのマッサージ方法

どのようにふくらはぎをマッサージすれば効果があるのでしょうか。正しいマッサージ方法を紹介するので、参考にしながらマッサージをしてみてください。

マッサージを始める前のウォーミングアップ

ふくらはぎをマッサージする前に、より血流が流れやすくなるようウォーミングアップをしましょう。膝の裏にはリンパ管と呼ばれるリンパが流れる管があり、この流れがスムーズでなければふくらはぎをマッサージしても、血液をしっかりポンプで押し出すことができません。

■ステップ1

まず人差し指から小指が膝裏に来るように、両手で膝を包むように持ちます。その後膝裏を数秒押して離す動作を3回から6回程度繰り返してください。あまり強く押す必要はなく、気持ちいいと感じ程度の強さでOKです。

■ステップ2

それが終わったら足首から膝裏にかけて、指で下から上に押し上げるようにマッサージして、リンパの流れがよくなるようにしておきましょう。

ふくらはぎの内側をマッサージ

ウォーミングアップが終わったら、ふくらはぎの内側を骨に沿ってマッサージしていきます。手を軽く握った状態にして、指の第二関節を使いながら押すとマッサージしやすいです。ふくらはぎの内側を足首の方から徐々に上に手をずらして、気持ちよく感じる程度に押してください。

ふくらはぎの中央をマッサージ

膝の内側のマッサージが終わったら、今度はふくらはぎの中央の筋肉をほぐすようにマッサージしていきます。どちらの手を使ってもいいので、ふくらはぎを握るように持ちましょう。足首の方から膝の方までふくらはぎを揉みほぐしていきます。

ふくらはぎの外側の筋肉をマッサージ

最後はふくらはぎの外側にある筋肉をマッサージしていきます。ふくらはぎの内側のマッサージをした時のように手を軽く握り、指の第二関節の部分をグーッと押すようにして足首から膝に向かって引き上げましょう。強く押す必要はありませんので、この動作を何度か繰り返してください。

滑りが悪くて上手くいかないときはボディクリームやオイルを使用するのがおすすめです。

強くふくはらぎを押すのは危険!

ふくらはぎをマッサージすると、美容にも健康にも嬉しい効果を得ることができるのですが、痛みを感じるほど強く押すと命の危険がある可能性もあります。

ふくらはぎに全身の70パーセントの血液が集まることはお話しましたが、特に滞りやすいのは老廃物の溜まった静脈の血液です。

静脈は血栓が溜まりやすくなっているのですが、ふくらはぎを強く押しすぎることで、この血栓が心臓に飛んでしまい血栓症を起こす可能性があります。ふくらはぎを優しく揉みほぐすようにマッサージするのはおすすめですが、強く押しすぎないように注意しましょう。

また血栓症の危険以外にも強く押すことで揉み返しがおきてしまい、かえって痛みを感じたり、下半身の疲れを感じてしまうことがあります。マッサージをするときは自分が気持ちいいと感じるくらいの強さでするのがポイントです。

まとめ

今回紹介したように、第2の心臓であるふくらはぎをマッサージすればむくみのない美脚を目指すことはもちろん、冷え性の改善や代謝のアップにも繋がり、健康効果やダイエット効果も得ることができます。
簡単なマッサージなので毎日の習慣にして、疲れ知らずの美しい脚を目指しましょう!

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