「医療脱毛と脱毛サロン、結局どっちの方がいいの?」いざ脱毛をしようと思うと、多くの方がエステに行くかクリニックに行くか悩むと思います。
芸能人がCMや広告のモデルをやっていたり、よりライトに行けるのは脱毛サロンですが、医療脱毛は医療というだけあってしっかりしている。そんなイメージもあるのではないでしょうか。
両者は施術方法をはじめ、料金、回数、期間、効果、安全性についてもすべて異なります。
こちらの記事では、それぞれのメリット・デメリットと「医療脱毛よりもが脱毛サロンオススメな理由」、エステ脱毛の優れている点3つを詳しくお伝えしていきます。
他にも、
「医療脱毛よりも脱毛サロンのほうが脱毛効果は低いっていうけど、実際のところどうなの?」
「医療脱毛は脱毛効果はある分、肌へのリスクが高いっていうけど本当?」
などといった不安や疑問にも触れていきます。
医療脱毛と脱毛サロンのどっちに行くか迷っている方は是非参考にしてくださいね。
目次
脱毛サロンは脱毛効果が低いの?
「医療脱毛よりも脱毛サロンのほうが脱毛効果は低い」と聞いたことはありませんか?結論からいえば、脱毛機のパワーが低いだけで、エステでも脱毛効果を実感している人はいます。
脱毛の施術方法は大きくふたつあります。皮膚科や美容外科などの医療機関で行うのは有資格者による「レーザー脱毛」、エステサロンで行うのが「光脱毛(フラッシュ脱毛)」です。(針で行うニードル脱毛という方法もありますが、ここでは割愛しますね。)
このふたつの大きな違いは、脱毛機から出る照射パワーの強さや波長が異なります。どちらも毛が再生する根本の部分に効果を発揮しますが、広範囲に優しく当てる光脱毛(フラッシュ脱毛)に対し、レーザー脱毛は集中的に当てることから、1回あたりの脱毛効果は医療脱毛のほうが高く、脱毛を行う回数や期間も短いのが特長です。
ですがここで安心してはいけないのが、より確実と思われがちなレーザー脱毛でも完璧に脱毛できる人とできない人がいます。反対に医療脱毛に比べて照射パワーが弱いとされる光脱毛(フラッシュ脱毛)でも脱毛効果を実感し、一度も生えてこない人もいることから、一概に脱毛サロンのほうが効果がないとは言い切れません。
では、両者には上で説明した他にどのような違いがあるでしょうか?それぞれの脱毛方法を詳しく解説した上で、一目で分かるメリットデメリットをご紹介します。
脱毛サロンの「光脱毛」って?
脱毛サロンでは光脱毛という方法で脱毛を行っており、肌への負担が少なく、痛みもほとんどないのが特長です。ジェルを塗ったお肌に害のないライト(可視光線)を当てて脱毛を行います。エステで行う光脱毛は肌への刺激が少ない優しい照射パワーで、毛の再生機能である毛根細胞にダメージを与えて脱毛します。医療で行うレーザーと比べると脱毛効果は控えめですが、脱毛効果がないというわけではなく、無駄毛を抑える、減らすというようなイメージです。
今まで自己処理で行っていた人は、格段に処理の回数や手間が減るので感動するでしょう。またもともと毛が薄く、量も少なめという方は脱毛サロンの施術だけでまったく生えてこないという事例もあります。
メリット
- 痛みがほとんどないので続けやすい
- 料金が安く通い放題のところが多い
- 副作用の心配や肌トラブルが起きにくい
デメリット
- 医療脱毛に比べて脱毛効果は低い
- ふたたび伸びてくる可能性がある
- 施術回数が多く通い続けなければならない
医療脱毛の「レーザー脱毛」って?
医療脱毛で行うレーザー脱毛は国家資格をもつ医師や看護師のみ許可されており、毛を再生させる毛根細胞をレーザーによって破壊する仕組みです。レーザーは黒いメラニンに反応し、強い照射パワーで毛を根本から焼き尽くします。
ただし、毛を生やす機能を焼くといった優れた性質をもつ一方で、すべての毛が生えなくなるわけではありません。毛には成長期・退行期・休止期とよばれる3つの周期があり、一定の周期で生え変わります。
つまり、効果があるとされるレーザー脱毛でも成長期の毛にしか効果がありません。脱毛に回数があるのは、生え変わりによって退行期・休止期が経過するのを待つ必要があるからです。
メリット
- 毛根から焼き切る医療行為で脱毛効果が高い
- 施術回数が少なく短期間で済ませられる
- 肌に異常があった場合、処置してもらえる
デメリット
- 強力な照射パワーでとにかく痛みを感じやすい
- 料金が高く回数を超えた場合追加料金ある
- 副作用や肌トラブルが起きやすくリスクが高い
脱毛サロンが医療脱毛より優れている点
脱毛サロンと医療脱毛では脱毛の方法が違うということやそれぞれのメリットデメリットをお伝えしました。続いて脱毛サロンが医療脱毛より優れている点を大きく3つにまとめ、解説していきたいと思います。
また医療脱毛で噂される「痛み」に関することや、肌へのリスク、副作用についてもご紹介します。
優れている点①「料金の安さ」
脱毛サロンは医療行為ではない分、圧倒的に料金は安いです。高いところだと全身12回で20万以上になるサロンもあるものの、両脇やVIOなどのパーツの場合は値下げ競争が行っており、非常に安くなっています。
例えばミュゼプラチナムなら「両脇+Vライン通い放題」が100円ですし、ジェイエステは5年間の無料メンテナンス付きで「両脇(12回)」が300円、エピレは「両脇+Vライン(6回)」が700円で行うことが出来ます。
脱毛サロンの優れている点は、どのサロンも割引キャンペーンや格安プランを積極的に設けているところです。特に「追加料金なしの通い放題・回数無制限」といった回数・期間の縛りをなくしているところも増えていて、施術後しばらくして無駄毛が生えてしまった人や毛質が強い人なんかは納得がいくまで脱毛ができるので安心です。
個人差もありますが一般的には12~18回ほどで脱毛が完了するといわれており、加えて追加料金なしで脱毛し放題となれば、時間がかかってもとにかく安く済ませたい人にとって脱毛サロンはコスパも最強といえます。
医療脱毛の場合、5、6回を目安に料金設定をしています。脱毛箇所にもよりますがほとんどの場合5、6回では完璧にツルツルにならない上、回数を超えて脱毛をする場合は、追加で料金を支払う必要があります。
尚、医療脱毛の料金は大手クリニックの相場で両脇5回で1、2万円ほど。全身だと5回で20、30万ほどとなっているようです。脱毛機のレーザー出力が強いため、脱毛サロンに比べると万超えは覚悟しましょう。
さらに脱毛の回数オーバーにかかる費用の他にも、剃り残しのシェービング代、アフターケアクリーム、火傷などの炎症を抑えるお薬代なども加わっていけば、さらにプラスされていきます。予算は余裕をもったほうが良さそうですね。
優れている点②「痛みがほぼない」
痛みの面では脱毛サロンの方が断然少ないです。脱毛サロンは出力の弱い光脱毛というマイルドで優しい施術方法です。レーザー脱毛に比べて出力が弱い分、痛みも弱くなります。多くの場合、ほとんど痛みはありませんが、人によっては全く感じないという人もいるくらいです。
医療脱毛のレーザー脱毛は出力が強いため痛みがあります。またVIOなど皮膚が柔らかい場所ほどびっくりするほど痛みが強いと感じる人が多いようです。もちろん、痛みの感じ方、どの医療機関でレーザー脱毛を行うかによっても個人差はあります。
我慢出来ない程ではないと思いますが、痛みの感じ方や痛みに耐えられるかどうかも人によって違うため、難しいところ。一般的には「輪ゴムでパチンとされた感じ」といわれることが多いようですが、不思議なもので自分でする痛みよりも他人にされる痛みのほうが恐怖心や痛みも何倍にも強く感じる傾向にあります。
医療機関の場合、麻酔ガス(笑気麻酔)を使うことも可能ですので痛みが苦手という人は頼んでみてもいいかもしれません。また麻酔の費用や副作用については医療機関にもよるので直接問い合わせてくださいね。
医療脱毛のほうが効果があり回数が少ないといっても「痛みがある」のを知って通うのは、なかなかしんどいというのが正直なところ。自身の痛みの耐性や性格的に続けられるかどうかもよく考えましょう。
優れている点③「リスクが少ない」
どんな施術もノーリスクということはありません。脱毛サロンももちろん肌トラブルが起きないとは言い切れません。ですが、医療脱毛の場合、レーザーの出力が強く毛根細胞を焼き切ることから肌トラブルや副作用のリスクは比較的起きやすいといえます。医療脱毛の代表的なリスクは5つです。
炎症・むくみ
脱毛直後はヒリヒリや赤み、むくみが出やすいです。特に皮膚の薄い部分や肌の弱い人は症状が出やすい傾向にあります。またVラインや脇などの量が多くしっかりとした毛が生える部分はレーザーの熱量も多く照射するためより軽いやけどのような炎症が残りやすいです。
火傷・色素沈着
レーザーは黒い毛(メラニン色素)に反応し発生する熱を利用して毛根を破壊します。もともと肌が黒い人の場合、出力を下げ調整を行いますが、毛の太さによっては脱毛効果がでないことも。皮膚には影響を与えないよう調整を行っても火傷を起こす可能性があります。きちんと処置を行えば火傷の症状は収まりますが、まれに色素沈着の痕が残ってしまう場合があります。
増毛化・硬毛化
毛をなくすはずが、レーザー脱毛によって毛が太く硬くなってしまうことがあります。レーザーの熱刺激によって毛の細胞が活性化してしまうことから起こるといわれています。産毛が多かったり、細い毛質の場合、レーザーが反応しづらいことからより増毛化・硬毛化が起こりやすい傾向にあります。
毛嚢炎(もうのうえん)
レーザー脱毛の肌トラブルでよくあるのが毛嚢炎(もうのうえん)です。レーザーによって肌のバリア機能にダメージが加わり、毛穴に細菌が入り込んでしまうことから赤いニキビのようなブツブツとした炎症が起こります。皮脂分泌の多い顔脱毛は比較的毛嚢炎(もうのうえん)になりやすいです。
痛みによる心身疲労
脱毛サロンの光脱毛に比べ、レーザー脱毛は痛みを感じやすいことからそれがストレスになってしまうことがあります。綺麗になるために脱毛を始めたつもりが、毎回感じる痛みに耐えるのが辛くなってしまい、通うのが億劫になってしまうことはめずらしくありません。高い費用を支払っているので途中でやめてしまうのはもったいないという気持ちから余計に負担を感じるようです。
まとめ
脱毛サロンと医療脱毛の解説や両者のメリットデメリット、脱毛サロンの優れている点についてなどをお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?
脱毛サロンで「毛が減ってきた」と実感することが出来るまで平均で15~18回程度と少しかかりますが、人によっては脱毛サロンでの脱毛でも早く効果を感じることが出来たり、何回も通い続けた結果、永久脱毛のような効果を実感出来た人もいます。
永久脱毛というとレーザー脱毛でしか不可能とされていますが、そもそも永久脱毛の定義は、最終脱毛を行ってから1ヶ月後も毛の再生率が20%以下の脱毛法という意味です。誤解を招きがちですが「一生毛が生えてこない」というわけではありません。
今回は「医療脱毛よりも脱毛サロンがオススメ!」として脱毛サロンの良さにフォーカスしてご紹介しましたが、料金や効果、通う回数や期間、痛みについてなどどこを重視するか、どちらの方が合っているのかを考えて、どちらの脱毛を行うか選択してくださいね。
結論がなかなかでないという方は、まずお財布にあまり痛手のない数百円からできる両脇やVIOのエステ脱毛から試してみるのがオススメですよ。
自分が納得して、安心して脱毛出来る後悔のない方法でツルツルの美肌を手に入れてくださいね!