永久脱毛は痛いというイメージをお持ちの方は多いでしょう。
実際に脱毛は痛みがあり、効果の高い脱毛方法ほど痛みが強くなる傾向があります。
そのため、
「脱毛をしたいけど痛みがあるならやめておこう。」
「永久脱毛してツルツルにしたいけど、痛いのが苦手・・・。」
「効果は低いけど痛いのは嫌だから光脱毛にしよう。」
と永久脱毛を躊躇される方も少なくありません。
しかし、永久脱毛はなぜ痛いのか原因がわかれば、痛みの少ない脱毛ができたり、軽減することができます!
この記事では、永久脱毛できる脱毛方法・脱毛が痛い原因と対策方法についてご紹介します。脱毛するなら永久脱毛にしたい方、痛みの少ない方法で脱毛したい方は、ぜひ最後までお読みいただき参考にしてください。
目次
永久脱毛ができる脱毛方法
永久脱毛ができる脱毛方法は2種類です。
- 医療レーザー脱毛
- 美容電気脱毛
脱毛サロンやエステサロンで受けられる光脱毛では、永久脱毛はできません。
永久脱毛は毛を作り出す毛根組織を破壊することで発毛を止めるため、光脱毛の威力では毛根組織は破壊できません。
それでは、2種類の脱毛方法の特徴を見ていきましょう。
医療レーザー脱毛
医療レーザー脱毛は、医療用の高出力のレーザーにより、毛根組織に熱を与えて破壊する脱毛方法です。
施術者は医師免許・看護師免許を持った医療従事者のみなので、効果の高いレーザーを扱うことができます。そのため、医療レーザー脱毛が受けられるのは、脱毛クリニックや皮膚科などの医療機関だけです。
照射する回数は、脱毛する部位や毛質、毛の生えている密度によって変わりますが、4回~6回で効果を実感できます。脱毛して2~3回目くらいから毛がポロポロ抜け始めます。
医療レーザー脱毛の痛みは、機種によって異なりますが、やはり高出力のレーザーなので痛いです。クリニックによっては数種類の脱毛機を導入しているので、痛みの少ない脱毛機にしたい場合は相談してみましょう。
医療機関での脱毛になるので、万が一肌トラブルが起きた時にはすぐに処置してもらえるという安心感があります。肌トラブルが心配な方や、全身脱毛などの広範囲を永久脱毛したい方におすすめです。
美容電気脱毛
美容電気脱毛は、ニードル脱毛や針脱毛とも呼ばれており、毛穴の一つ一つにプローブという細い器具を挿入して毛根組織に微弱電流を流し、破壊します。
毛根組織を直接刺激して破壊するため、脱毛効果が高く一度処理をしたらもう生えてきません。そのため、数本だけの処理や狭い範囲の脱毛は短期間で完了します。
しかし、1本ずつ処理をするので時間がかかるため、広範囲の脱毛には向いていません。脇毛やVライン、光脱毛や医療レーザー脱毛後の仕上げとして利用することをおすすめします。
また、美容電気脱毛は微弱電流を流す瞬間に肌の奥が熱い痛みがあります。一瞬になりますが、脱毛の中でも一番痛みの出る方法です。
美容電気脱毛は、毛穴にプローブを挿入するときの角度や深さが難しく高い技術が必要なため、有資格者しか施術できません。
エステサロンやクリニックで受けられますが、導入しているところは少ないです。大手エステサロンでは「TBC」と「ミスパリ」で受けられます。
永久脱毛が痛い理由を解析!
永久脱毛の仕組みは、毛根組織に高い熱を与え、毛が生える元である毛乳頭が破壊されることで毛を作り出す働きを止めます。
この時の毛乳頭に与える熱は250℃になるため、一瞬の痛みがあります。熱が高いほど脱毛効果は高いので、永久脱毛は痛みが強く出てしまいます。
熱を与えるのは毛根組織だけなので、肌内部がヤケドを起こすことはないので安心してください。痛みのメカニズムを知ることで、痛みを軽減した脱毛が受けられます。
また、脱毛の痛みは外部からの刺激による痛みなので、鎮痛剤を事前に飲んでも効果はありません。
永久脱毛の痛みを改善する方法
痛みを軽減させながら永久脱毛を受けたい方には、麻酔を使用することをおすすめします。
痛みの感覚を鈍らせれば、痛みに悶絶することなく快適な脱毛が受けられます。痛みが心配で照射レベルを下げる必要もないので、肌や毛に最適なレベルで照射できるため、脱毛効果もUPします!
麻酔が使用できるのは、クリニックなどの医療機関のみで、麻酔は2種類あります。
- 笑気麻酔
- 表面麻酔
麻酔の特徴や効果を見ていきましょう。
笑気麻酔
笑気麻酔は笑気ガスを鼻から吸入し、お酒を飲んで酔っ払ったようなフワフワした感覚にし、痛み鈍らせる方法です。フワフワした感覚が気持ちよくて笑ってしまうので、笑気麻酔と言います。
体全体に麻酔効果があるので、全身脱毛に向いています。歯科治療などでも使われている安全な麻酔です。
吸入して5分ほどで麻酔が効いてきて効果は約30分続き、吸入を止めれば元の状態に戻ります。しかし、一時的な麻酔ですが体調の悪い時や運転する日は避けた方がいいでしょう。
脱毛中に痛くて無理だ!となった時に途中からでも使用できるので、痛みが心配な方は笑気麻酔が使えるクリニックを選ぶと安心です。
表面麻酔
表面麻酔は脱毛部位に麻酔クリームを塗って30分~1時間放置すると、皮膚の感覚がなくなる麻酔方法です。局所麻酔なので脇やVIOなどの狭い範囲に向いています。麻酔は1時間ほどの効果です。
脱毛部位に直接塗るので、笑気麻酔よりは麻酔効果が高いです。しかし、塗ってから放置する時間があるので、痛みを感じてからは急には使えません。
事前に予約をして脱毛時間前に来院して麻酔をする時間を作る必要があるので、表面麻酔をしたい方は前もって予約をしておきましょう。
永久脱毛の痛みを感じやすい人はこんな人
永久脱毛でも、脱毛方法や脱毛機、毛の濃さによって感じ方には個人差はありますが、以下のような方は特に痛みを感じやすいです。
- 毛が濃い人
- 皮膚が薄い人
- 緊張しやすい人
それぞれの特徴や痛みを緩和する方法を見ていきましょう。
毛が濃い人
毛が太くて濃い人はメラニン色素が多いため痛みが出やすいです。また、毛根も深いことがあるので、熱が伝わりやすいため、特に痛みを感じやすい傾向があります。
脱毛の回数を重ねるごとに毛は徐々に薄く細くなるので痛みが減りそうな感じですが、その分照射レベルを上げて脱毛効果を高めていくので、痛みはずっと変わりません。
そのため、毛の濃い方は始めの方だけでも麻酔をした方が痛みが緩和できます。
皮膚が薄い人
皮膚が薄い人は、ダイレクトに痛みを感じやすいです。
色白の人、目のまわりの血管が透けて見える人や、乾燥しやすい人は皮膚が薄いことが多いため、神経に痛みが伝わりやすい傾向があります。
肌色や肌の状態に合わせたレベルで照射しますが、特に皮膚が薄い顔の脱毛は、額や鼻下は痛みが強く出ます。
痛みが心配な方は無理なく麻酔を使った方が安心です。
緊張しやすい人
緊張しやすく脱毛に対して不安のある方は痛みを感じやすいです。
不安が大きいとそのことばかり考えてしまうため、痛みに対して過剰に反応してしまいます。
気を紛らわすために脱毛中はスタッフにずっと話しかけてもらったり、別のことを考え続けるなどして、あまり脱毛のことを考えないようにすることでも緩和できます。
また、笑気麻酔にはリラックス効果もあるため、脱毛や痛みに対して不安が大きい場合は使用した方が安心して受けられます。
まとめ
永久脱毛の痛みや、痛みのメカニズム、痛みを緩和する方法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
永久脱毛には痛みはつきものと考えて、緩和させる方法をとった方が得策です。クリニックでの脱毛なら麻酔が使えるので、麻酔費用も予算に入れて考えた方がいいでしょう。
クリニックによっては麻酔が無料のところもあります。痛みの強いVIOだけ無料だったり、麻酔が脱毛費に含まれているコースもあるので、麻酔を使って脱毛を受けたい方はチェックしてみてください。
しかし、美容電気脱毛はエステサロンでは麻酔は使えないため、美容電気脱毛を受けたいけど麻酔を使用したい方はクリニックを選びましょう。
永久脱毛は完了すればムダ毛処理から解放され、ツルスベのお肌が手に入ります!痛みのある方法ではありますが、上手に緩和しながら快適な脱毛にしてください。