「夏でも白肌をキープしたい!」と願う女性は多いもの。
メイクやスキンケアでも白肌に近づけますが、食べ物でのインナーケアを取り入れることも大事です。
今回は、食べ物でのインナーケアとして、トマトジュースを取り入れることを紹介します。
毎日飲むだけなので、とても簡単!
続けやすい簡単な方法を取り入れて、美肌へ近づきましょう。
目次
有名メーカーの研究でも注目のトマトジュース
食品メーカーのカゴメ株式会社の研究により、トマトジュースを飲むと「紫外線により暗くなった肌の色調の回復が促進される可能性がある」ことがわかっています!
トマトジュースを飲むことで、日焼けやシミの原因になるメラニンの生成が抑制されると考えられています。
またトマトジュースを飲むことで、お肌のターンオーバーを促進して、メラニンが排出されやすくなると考えられています。
ジュースを飲むだけで、『紫外線により暗くなった肌の色調の回復が促進される』なら、とても嬉しいですよね。
日焼けする機会は意外と多い!
先ほど紹介したカゴメ株式会社の研究では、トマトジュースは『紫外線により暗くなった肌』に対して、色調の回復が促進される可能性があることがわかりました。
これを読んで「海やプールなどのレジャーを楽しんだ後だけ、トマトジュースを飲めばいいの?」と思ったかもしれません。
しかし、日常には紫外線を浴びるポイントがたくさんあるんです!
海やプールなどのレジャーを楽しむ場面以外でも、紫外線対策をすることが必要です。
こんな場面で日焼けします
日焼けは、日常生活のちょっとした場面でも起こります。
- コンビニやスーパーへ、ちょっと買い物に行く
- ゴミ捨てのために、ちょっと外に出る
- 洗濯物を干すために、ベランダに出る
日常生活の中で、『ちょっと外に出る』場面は意外とたくさんあります。
ちょっとした油断の積み重ねで、気づいたらかなり日焼けしてしまうこともあります!
室内でも日焼けする!?
実は、紫外線は窓ガラスも通り抜けるので、こんな場面でも日焼けするんです。
- 車の運転をする
- 室内で過ごす
UVカット機能のある窓ガラスが使われていたり、UVカットフィルムをガラスに貼っていたりすると、紫外線はほとんどカットすることができます。
しかし、UVカット機能のある窓ガラスが使われていない場所も、まだまだ多いです。
「室内にいるから大丈夫!」と油断していると、思っていたよりも日焼けしてびっくり、なんてこともありますよ。
トマトに含まれる美肌成分
トマトはおいしいだけではなく、注目の成分がたくさん含まれています!
ここでは、代表的な美肌成分を2つ紹介します。
ビタミンC
ビタミンCは、日焼けやシミの原因になるメラニンの生成を抑えるという作用を持ちます。
ビタミンCには、お肌の水分と油分のバランスを整える働きもあります。
過剰な皮脂の排出を抑えたり、セラミドの生成を促進して理想的な水分量を保つ手助けをします。
リコピン
リコピンは、赤やオレンジの色素を持つ『カロテノイド』という成分のひとつで、強い抗酸化作用をもちます。
紫外線を浴びると、皮膚で活性酸素が発生して、肌の赤みや色素沈着などのダメージの原因となります。
リコピンの持つ抗酸化作用で、活性酸素に由来する肌ダメージを予防・軽減することが期待されています。
トマトジュースはどうやって飲めばいい?
美肌のためにトマトジュースを取り入れるなら、朝に1杯のトマトジュースを飲みましょう。
カゴメ株式会社が、「トマトジュースを飲むとき、朝昼晩どの時間帯がリコピンの吸収率が良いか」と実験をしたところ、朝がいちばんリコピンの吸収が良いことが明らかになりました。
基本的には朝にトマトジュースを飲むように心がけて、忘れた場合は昼や夜に飲みましょう。
料理で取り入れるのもOK!
毎朝トマトジュースを飲むのは、とても簡単ですが、飽きやすいというデメリットも。
トマトジュースに飽きてしまったときは、料理でトマトを取り入れましょう!
トマト味のスープ、トマトソースのパスタなど、トマトを使った料理をしてみましょう。
飲みすぎはNG!
1日に飲んでいる飲み物の大半を、トマトジュースに変えるのはNGです!
「飲めば飲むほど美肌になる」ことはありえません。
1日に1杯(160g)を守って、毎日続けることが大事です。
トマトジュースの飲みすぎで起こることを、2つ紹介します。
糖質のとりすぎになりやすい
トマトジュースをたくさん飲むと、糖質のとりすぎになることがあります。
1杯(160g)あたりの糖質は、5g程度でそれほど高くありません。
しかし、トマトジュースを水代わりにたくさん飲んでいると、糖質のとりすぎになります。
砂糖が添加されているトマトジュースを選んでいる場合は、さらに糖質が増えます。
トイレが近くなりやすい
トマトに含まれるカリウムのはたらきで、トイレが近くなることがあります。
トマトジュース1杯(160g)には、カリウムが400mg程度含まれています。
カリウムが400mg程度なら問題ありませんが、トマトジュースを水代わりに何杯も飲んでいると、カリウムの過剰摂取になることがあります。
カリウムには、細胞の浸透圧を調節したり、ナトリウムを外へ排出させる機能があって、むくみの解消に繋がります。
むくみが解消されるということは、トイレに何度も行って水分を出すということですね。
トイレが近くなりすぎると、日常生活にも支障をきたします。
腎機能が弱っている場合は、カリウムを過剰にとると、『高カリウム血症』になることもあるので、注意しておきましょう。
トマトジュースを選ぶときの注意点
「美肌のために」と思って嫌々飲んでいたり、効果が薄いものを選んでしまうと、思ったほど効果を感じられないことも。
せっかくトマトジュースを取り入れるなら、効果を感じたいですよね。
トマトジュースを毎日続けていくための注意点を、2つ紹介します。
「続けられる味」が一番大事!
「まずいけど、お肌のために…」と思って、トマトジュースを嫌な気持ちで飲み続けていると、なかなか続けられません。
楽しい気持ちで続けることが、何よりも大事です。
トマトジュースを選ぶときは、自分が「続けたい!」と思う味のものを選びましょう。
成分表示をチェック
トマトジュースが好きで、「楽しい気持ちで続けられる!」と思ったら、少しレベルアップして成分表示をチェックしましょう。
『トマト以外の成分が極力入っていないもの』『濃縮還元されていないもの』を選ぶのがポイントです。
トマトジュースの中には、砂糖や塩が添加されているものもあります。
健康のためを思ってトマトジュースを飲んでいるはずが、物によっては単なる嗜好品でしかないこともあります。
成分表示を見て、トマト以外のものが入っていないものを選びましょう。
濃縮還元とは?
濃縮還元は、トマトジュースの水分を飛ばして濃縮させた後に、また水分を加えて濃度を元に戻すことです。
濃縮還元をすると、輸送にかかる費用が抑えられるので、お得にジュースを買えるというメリットがあります。
しかし濃縮還元により熱を加えることで、ビタミンなどの栄養素が壊れやすいというデメリットがあります。
お肌のことを考えてトマトジュースを買うなら、栄養素が壊れるもとになる濃縮還元がされていないものを選ぶべきですね!
インナーケアでさらに美白を目指そう!
日焼け止めや日傘などの「紫外線を防ぐケア」、朝晩のスキンケアで「肌を守るケア」の2つは、多くの方が取り入れているもの。
周りと一歩差をつけたいなら、トマトジュースを取り入れて「食べ物でのインナーケア」をしてみませんか?
外側と内側からダブルでケアできる人が、美白を手に入れていますよ。
トマトジュースを飲むだけの簡単ケアを取り入れてみましょう!