UPDATE:2019.08.23
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大人なのによく転ぶのは病気の前兆?7つの原因と対処法を伝授!

子供のうちってよく転んでいましたよね。街中にいる子供が転んで泣いてしまっている場面を見たことがあるという人も多いのではないでしょうか?自分の幼少時代を思い出してみても、転んで擦りむいた時の事がいくつか思い出せますよね。子供のうちはどれだけ何度も転びます。一体どうして子供の頃はよく転ぶのかというと、とにかく元気よく走り回ったり、ちゃんと前を見ていなかったり、そんな子供らしい理由からよく転んでいたという人はきっと多いことでしょう。転ぶ=子供のようなイメージもどこかにありますよね。普通、大人になってからは転ぶことも少なくなるもの。

しかし、大人になってからも何度も転んでしまうという人がいます。10代20代の頃はまだそこまで転ばなかったけど、年齢を重ねるに連れてどんどん転ぶようになってきたかもしれない…そんな人はもしかしたら何かの病気の前触れなのか、それかもしくは何かが原因で転んでしまっているのかもしれません。特に「何もないところでよく転んでしまう」という人は余計に注意が必要です。思い当たる部分があるという人は自分がどんな時に転んでしまうのか、周りの人がそうなら、その人は一体どんな時に転んでしまっているようなのかを思い浮かべながらこの記事をチェックしていってみてくださいね。それでは、大人になってからも転んでしまう原因と対処法についてご紹介させていただきたいと思います。

転倒には命の危険も

誰しもたまに転んでしまうことはありますよね。落ちているものに気づかず踏んでしまってバランスを崩したり、くぼんでしまっている道路に足を取られて転んでしまったり。雨で滑って転んでしまったり。特に人前で転ぶと恥ずかしさが勝りますが、実は転ぶということは命の危険もある大変なこと。命が助かっても打ちどころが悪ければ骨折してしまったり、どこかを切って流血してしまったり、首や頭、脊髄などを損傷してしまえば体が自由に動かせなくなってしまうという危険もあります。最悪の場合はそのまま死んでしまうことも。

若いうちはまだ反射神経が働いてとっさに手でかばったり受け身をとったりすることができますが、年をとるとそうもいかなくなりますよね。また、人間は加齢に伴って骨ももろくなっていきます。子供の頃はちょっと転んだくらいではかすり傷で済んだのが骨がもろくなってしまっていれば骨折してしまうこともあるんです。それが更に複雑骨折になれば完治も遅くなりますし治りも悪いです。とにかく、転ばず怪我をしないに越したことはありませんよね。

実は毎年65歳以上の人の中で3人に1人は転倒を経験しているとされています。転ぶと言っても、その人が中年期にどのくらいバランス感覚を養っていたかによっても転倒の危険というのは大きく変わってきます。

転ぶことは寿命にも影響する

転倒は思わぬ怪我を招くと上でご紹介させていただきましたが、実は転ぶことは寿命にも影響するということがわかっています。大腿骨頸部を骨折してしまった女性のうちの20%が後遺症に悩まされ、その更に20%の人たちは1年以内に亡くなってしまっているのです。大腿骨頸部を骨折してしまうのはもちろん、転倒や事故などが原因になっています。自分に過失のない事故は防ぐことが難しいかもしれませんが、転倒はしっかり対策をしておけば防ぐことも可能なはず。大腿骨頸部骨折に関連する健康障害で亡くなってしまうという女性の数は乳がんで亡くなる女性よりも多いということはご存知でしたか?

大腿骨頸部骨折を引き起こしかねない転倒は寿命という部分から見ても、大変危険なのです。

大人なのによく転ぶ原因7つ

一体どうして、子供ではなく大人なのによく転んでしまうんでしょうか?大人になったから周りをよく見るようになったし、所構わず走り回ったりするようなこともなくなったはず。にもかかわらずよく転んでしまう原因は一体どこにあるのかというと、それは大きな原因としては安定感、バランス感覚が衰えてしまうことにあります。立つために使う筋肉は実は30歳を過ぎていくとどんどん弱くなっていってしまうんです。そうして筋肉が衰えていくことで歩く速度が遅くなり、歩幅も狭くなり、バランスを調整するために大切な視力も落ちてくるので、余計に転びやすくなります。

加齢による安定感やバランス感覚の衰えは人間ならば避けることができない事実です。しかし、ウィンストン・セーラム州立大学の理学療法教授のリン・ミラー博士はバランス感覚や安定感は普段からしっかり使って、鍛えることで維持することが出来ると明言しているんです。

これからは大人なのに転んでしまう原因についてご紹介させていただきますので、自分や周りの人が当てはまっているのかどうかを思い浮かべながらチェックしていってみてください。

大人なのによく転ぶ原因その1「視力の低下」

実は、視力というのはバランス感覚や安定感に大きく関わっているんです。片目を押さえてものを見てみると、両手で見た時はずれて見えますよね。また、片目だとものの距離感も取りにくいということがわかると思います。視力が低下してしまい、きちんと見えない状態だとものの位置がずれてしまい、しっかりと距離感を掴むことができないため、その結果転んでしまうのです。

視力が悪いからメガネをしている人やコンタクトレンズをしている人も多いと思いますが、使っているメガネがコンタクトレンズの度数が合っていないとせっかくそれらを使っていても意味がありません。それらのズレはあなたの気づかないうちに体に大きな悪影響を及ぼしてしまっています。体の負担になってしまっているので、合わないメガネやコンタクトレンズは病院に行ってしっかり合うものに変えてもらうのがいいですよ。

大人なのによく転ぶ原因その2「バランス感覚の衰え」

三半規管や平衡感覚が衰えてしまうと、バランスが上手く取れなくなってしまいます。遊園地のコーヒーカップやジェットコースターに乗ったあとで体がフラフラする感じがするのは、回転によって体の中にある三半規管が一時的に衰えた状態になってしまっているから。頻繁にめまいを起こしがちだという人はこの三半規管が弱いのではないかと言われており、このようなめまいが頻繁に起こるという人はつまづいたり、転んだりしやすくなるという特徴があります。簡単なチェック方法として片足立ちがあります。片足を上げて1分間立っていることができないという人は普通の人に比べて三半規管、平衡感覚が弱くなってしまっている可能性があります。

三半規管と平衡感覚が衰えていると転びやすくなるため、くれぐれも足元には気をつけるようにしてください。

大人なのによく転ぶ原因その3「靴が合っていない」

自分の足に合っていない靴を履いているという場合も転びやすくなります。靴というのは基本的に、自分の足のサイズに合ったものを履きますよね。しかし、ファッション性を優先させてわざと大きな靴を履いたり、小さな靴を履いたりしているする人も中には存在していますよね。足は縦横にあるアーチで地面を捉えることによって自分たちの体、体重を支えています。それが崩れてしまうと、転びやすくなる原因となるんです。また、靴底が厚い靴の場合も、足の裏がしっかりと地面を捉える感覚を使うことができなくなるため、転んでしまいやすくなるのです。

厚底の靴は女性に履いている人が多いですよね。男性でもブーツやラバーソールなどを履いている人で転びやすいという人は、合わない靴のサイズや厚底が原因になっている可能性もあります。一度見直してみるといいでしょう。

大人なのによく転ぶ原因その4「外反母趾」

外反母趾になると足の裏や足の指をちゃんと動かすことができなくなってしまいます。それがバランス感覚の崩れにつながってしまうのです。実は今、外反母趾で悩んでいるという女性が増えてきています。ケア用品もたくさん登場しているので、それらを使ってみてもいいのではないでしょうか?ただし、あまりに程度がひどい場合などには早めに病院にいくことをおすすめします。外反母趾は足の裏がの感覚が鈍ってしまうので転びやすくなってしまうので気をつけましょう。

大人なのによく転ぶ原因その5「股関節が硬い」

股関節が硬いときちんと足が開かず足を引きずるようになってしまいます。ちゃんと足が上がっていないのでちょっとした段差で転んでしまったりするようになるのです。

大人なのによく転ぶ原因その6「筋肉・筋力の減少」

転ぶ原因には足の筋肉や筋力が低下してしまっている可能性があります。どうしても加齢によって筋力や筋肉は少なくなっていってしまうので、日頃から衰えないように対策をしておくのがおすすめですよ。

大人なのによく転ぶ原因その7「病気の予兆」

よく転ぶことが実は病気の予兆だったりする可能性もあります。急に転ぶ、つまづくようになったという場合は脳血管障害の前触れかもしれませんので、早めに病院に行くことをおすすめ致します。脳血管障害の症状としてはしびれや麻痺がありますが、それ以外にもこの「転びやすい」という症状があるのです。

転ばないための対処法

転ばないようにするためには、日頃から運動を行って足腰の筋肉を鍛えておく必要があります。スクワットや踏み台昇降運動などを行って、筋肉の衰えを予防しましょう。毎日ちょっと散歩に出るくらいでもいい運動になるので、本格的な運動は苦手だという人は散歩がおすすめです。

まとめ

実は意外と、大人なのによく転ぶという人は多いんです。転ぶのには原因があります。自分は一体どんなことが原因になって転びやすくなっているのかを考え、一つ一つ改善していきましょう。そうすることで転ぶリスクを減らしていくことが可能になりますよ。転ぶことは大きな怪我を招く事に繋がります。若いうちからしっかりと下半身を鍛えておくことが大切です。

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