口臭というのは自分ではなかなか気づくことが出来ないもの。かなり口臭がきつい人に出会った時に気になるのが「自分の口臭は大丈夫?」ということではないでしょうか。キスする時はもちろん、顔を近づけて話す時や相手との距離が近くなる時は自分の口臭が気になってしまいますよね。相手に嫌な思いをさせていないのか気になってしまって、キスしたくても出来ないという状況になってしまっている人も中にはいらっしゃるかもしれません。
人間の鼻というのはニオイに慣れるように出来ています。そのため、男女関係なく自分の口臭にはなかなか気づくことが出来ないという現実があるのです。とは言え口臭が気になるというのは誰かに相談もしにくい問題でもありますよね。この記事では口臭のセルフチェック方法と場面別の原因と対策についてご紹介させて頂きたいと思います。自分の口臭が気になるという方は是非この記事をチェックしてみてくださいね。
目次
口臭が気になったことある?
実際、どのくらいの人が自分の口臭を気にしたことがあるのかどうか、気になりますよね。女性に、デート中に自分の口臭が気になったことがあるかどうかを聞くというアンケートを実施したところ「気になったことがある」と答えが人が81%、「気になったことがない」と答えが人が19%という結果となり、8割もの人が口臭が気になったことがあると回答したのです。
大好きな人とのデート中だからこそ、自分の口臭がどうなのか、相手にどう思われているのかは気になってしまいますよね。
口臭のセルフチェック方法
気になる口臭。自分で客観的にチェックしてみたいと思いますよね。今は何でもアプリで出来る時代で、実は口臭チェックをすることが出来るアプリも存在しています。しかしながら口臭チェックアプリの場合は別売りの専用デバイスを購入する必要があり、それでは普通に売られている口臭チェッカーを購入した方がいいですよね。
ここからは簡単にできる口臭のセルフケア方法についてご紹介させただきたいと思います。いくつかの方法がありますが、実際に試してみることで自分の口臭を知ることが出来ますよ。
- マスクで口臭のセルフチェック
- ティッシュで口臭のセルフチェック
- 唾液で口臭のセルフチェック
- コップやビニール袋で口臭のセルフチェック
- 手を舐めて口臭のセルフチェック
- 口臭チェッカーで口臭のセルフチェック
- 口臭が気になる3つの場面別原因と対策
以上のような方法があります。以下でチェックする方法について詳しく解説してきたいと思います。
マスクで口臭のセルフチェック
実はマスクでも手軽に口臭のセルフチェックを行うことが出来ます。マスクを使って口臭のセルフチェックをする方法は、マスクを1時間ほど使用し、口がついていた部分のニオイをかいでみるというものです。
ティッシュで口臭のセルフチェック
マスクよりも手軽に口臭チェックすることが出来るのがティッシュです。ティッシュで自分の舌を4回から5回ほどなぞるように擦って、2分間放置しましょう。2分経ったら深呼吸して、ティッシュのニオイをかいでみましょう。それで自分の口臭がわかると言われています。
唾液で口臭のセルフチェック
唾液は口臭に非常に密接に関わっています。唾液の味が「酸っぱい」と感じる時は口の中に食べかすや歯垢が残っている可能性が考えられます。唾液の味が「苦い」と感じるときは口臭の原因とされているVSCが口の中に留まっている可能性が考えられます。もしも唾液の味がいつもと違いなと感じた時は、口臭が強くなっている可能性が考えられます。
ビニール袋で口臭のセルフチェック
簡単に自分の口臭を確かめることが出来るのがビニール袋で口臭をセルフチェックする方法です。まず、小さめのビニール袋を2つ用意しましょう。片方のビニール袋には空気を入れ、もう一つの袋に息を吐きます。ビニール袋に吹き込んだ息が抜けないようにして、30秒ほど待ちましょう。30秒だったら空気を入れた方の袋の中のニオイをまずかいで、その次に息を吹き込んだ方の袋のニオイをかいで比べてみましょう。
手を舐めて口臭のセルフチェック
自分の手の甲を舐めて口臭をセルフチェックする方法もあります。片方の手の甲を舐めて、30秒ほど待ちましょう。30秒たったらまずは、舐めて居ない方の手の甲のニオイをかいでみます。そして次に舐めた方の手の甲のニオイをかいで比べてみてください。
口臭チェッカーで口臭のセルフチェック
実は自分で口臭をチェックすることが出来るように、口臭チェッカーが市販されています。1500円から4500円ほどで売られているので、口臭が気になるという人は口臭チェッカーを買ってみてもいいかもしれません。携帯にも便利ですが、3種類のガスを区別することは出来ず、5段階程度で結果を表します。しかし、このような市販の家庭用チェッカーで測定した値は正確な値とは言えず、目安程度と考えておくのがいいでしょう。
口臭外来で口臭のセルフチェック
口臭の主成分はVSCのうちメチルメルカプタン、ジメチルサルファイド、硫化水素の3つだとされています。しかし、人間の呼気からこれらのガスを測るためには80万円もする医療機器が必要です。しかし、このような高度な機器も人間の嗅覚にはかなわないといいます。口臭外来では医師が患者の息をかぐという「官能検査」が行われています。
口臭が気になる3つの場面別原因と対策を紹介!
多くの女性が自分の口臭が気になる瞬間があると回答していますが、特に気になると言われている場面が3つあります。ここからはそんな3つの場面別の口臭が気になる原因と、対策について詳しくご紹介してきたいと思います。口臭が気になるという女性は是非参考にしてみてくださいね。
口臭が気になる瞬間その1「寝起き」
1日の中でもっとも口臭が気になるというのがこの、寝起きの瞬間ではないでしょうか?大好きな彼氏と素敵な夜を過ごした翌朝は特に口臭が気になって仕方ないですよね。実は、口の中には数え切れないほど多くの最近が生息していることがわかっているんです。その数なんと300種類から400種類、1000億から2000億。これだけの数の細菌が私たちのお口の中の唾液を泳ぎ回っているんです。
人間は寝ている間にも汗をかきますが、寝ているため当然水分を摂ることは出来ません。また、中には口を開けて眠っている人もおり、そんな人は口の中がとても乾燥してしまいます。このような原因によって、寝起きというのは細菌がかなり増殖するタイミング。お口の中に住んでいる嫌気性細菌は口臭の原因になりますが、乾燥によって嫌気性細菌はどんどん増えてしまうのです。
口臭対策として、寝る前にはしっかりと水分を摂っておくようにしましょう。お酒を飲んだ時は余計に水分が奪われてしまうので、沢山の水を摂っておくことが大切です。また、歯磨きも念入りにして、出来るだけ長くしっかり行いましょう。短くても15分は歯磨きをすることが大切です。また、歯磨きでは落とし切ることが出来ない歯の間の汚れも口臭の原因となります。デンタルフロスでしっかり歯の間も磨くようにしましょう。デンタルフロスをあまり使わない人の場合、使い始めは歯の間から血が出るかもしれませんが、何度もデンタルフロスを行っていれば歯の間も綺麗になり、次第に血も出なくなりますよ。
口臭が気になる瞬間その2「コーヒーを飲んだ後」
デートと言えば遊び疲れた休憩にカフェでちょっと一休みなんてこともよくありますよね。また、ディナーのときも食事の後にコーヒーが出てくることもあります。とてもいい香りのコーヒーは好きな人も多いですが、口臭の原因としても知られています。
コーヒーに豊富に含まれるクロロゲン酸などのポリフェノールはコーヒーの香りや色、苦味の素となっている大切なものですが、実はこのクロロゲン酸こそ口臭の原因だと言われています。コーヒーを飲んだ後の口臭が気になるという人はコーヒーではなく他の飲み物を選ぶのがいいでしょう。消臭成分が含まれているココアや紅茶がおすすめです。どうしてもコーヒーがいいなという時はミントタブレットや口臭予防アイテムを普段から携帯するようにして、コーヒーを飲んだ後に活用しましょう。
口臭が気になる瞬間その3「キスの時」
何と言ってもやっぱり一番気になるのはキスの時ですよね。キスをする時は顔を近づけるだけでなく、唇と唇を触れ合わせる訳ですから、口臭が気になって当然です。好きな人とのキスはロマンチックなひとときにしたいもの。しかし、口臭があってはそんなロマンチックなひとときも台無しになってしまいますよね。歯周病や虫歯、歯の磨き残しは口臭の原因になるためくれぐれも気をつけましょう。普段からデンタルケアをしっかりすることで、口臭は予防することが出来ます。また、虫歯や歯周病がある場合は必ず早めに治療するようにしましょう。
また、乾燥は口臭の原因になりますが、緊張している時というのはどうしても唾液が分泌されにくくなり、口の中が乾燥します。そのため口臭が発生してしまうのです。歯磨きをしっかりしておくことの他に、水分をしっかり摂ることを心がけるようにしましょう。口臭予防グッズの他に、携帯出来る歯ブラシセットを持ち歩くのもおすすめです。突然のお泊りのときにも活躍してくれるはずです。
まとめ
場面別の口臭の原因と対策、口臭のセルフチェック方法についてご紹介させていただきました。口臭が出てしまうのには様々な原因がありますが、日頃からデンタルケアをすることが大切です。
強い口臭がある場合にはなかなかセルフケアだけでは治らない可能性もあるため、口臭外来に行ってみて口臭の原因を確かめてみるのも一つの方法です。自信を持って大好きな人にキス出来るように、しっかりと口臭対策をしておきましょう!