UPDATE:2019.07.30
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逃げ癖は治る!心理・特徴チェック&克服する5つの方法

誰にでも嫌なことはあります。しかし、嫌だからと言って全て投げ出してしまうことはできないもの。そうできれば楽ですが、できないのが世の中なんですよね。仕事、勉強、部活、趣味、家庭…最初は頑張ることができていたはずなのに、いつの間にか頑張ることができなくなってしまって居たという人もいらっしゃるのではないでしょうか?それが頻繁に起こっている場合、もしかするとそれは「逃げ癖」になってしまっているかもしれません。

やらないといけないとはわかっている。でもいつも何かしら言い訳をして逃げてしまう癖がついている…そんな逃げ癖は自分で理解しているからこそ辛いものがあります。逃げ癖の悪いところはただその場から逃げてしまうだけでなく、その後もずっと自分を責め続けてしまうことになります。このように、逃げ癖はただその場から逃げてしまうという問題だけでなく、自分を責めることによって大きな悪循環を生んでしまう危険をはらんでいるんです。

最近ではインターネットが発達しSNSで同じような逃げ癖を持つ人とつながることで「逃げ癖仲間」同士で集まって傷の舐めあいのような状況になってしまうこともあり、逃げ癖が治らないままむしろ悪化してしまうということもあるんだとか。逃げ癖のある自分を受け入れてくれる、同じ逃げ癖のある人に出会うと「こんな自分でもいいんだ」と思ってしまい、克服するのを諦めてしまうことになるんです。これで全てが解決すればもちろんそれでいいのですが、そうは行きません。いずれ今度は「逃げ癖仲間と集まって傷の舐めあいをしている自分」を責め始めることになるでしょう。逃げ癖が治るわけではないので、自己否定感を抱えたままになってしまうんです。自己肯定感を感じられないと本当に辛いですよね。

この記事では逃げ癖がある人の心理やチェック方法、そして克服するための方法についてご紹介させていただきたいと思います。難しく考えずにまずはチャレンジすることが大切。それではご紹介していきます!

逃げ癖がある人の心理

逃げ癖がある人には共通した心理的特徴があるようです。自分にはもしかしたら逃げ癖があるのかな?と思った人はもしかしたら思い当たることもいくつかあるかもしれません。

  • 失敗するのが怖い
  • いざとなれば出来ると思っている
  • すぐに面倒だなと思ってしまいがち
  • 面倒なことは後回しにしてしまいがち
  • 逃げる事も効果的だと思っている

逃げ癖があるという人はこのような心理があるようです。「もしかしたら私、そうかも…」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか?逃げ癖がある人の中には失敗を極度に恐れている人も多いです。人間は完璧ではありません。何かをしようとすれば失敗はつきものです。偉大な発明家も、何百回という失敗を繰り返し、失敗から学び、成功を手にしています。そうとはわかりながらどうしても完璧を求めてしまう…そんな、ある意味完璧主義者な人は逃げ癖がついてしまうことも多いんです。完璧主義者なところがあるため、自分が失敗したり恥ずかしい思いをしたりすることが受け入れられず、逃げ出してしまうのです。

その半面、逃げ癖がある人は楽天的とも言える部分を持っています。「今はやらないだけで、いざとなれば出来る」そう言い訳して目の前の辛いことから逃げてしまうんです。あなたは何かをやらない時に「今日は○○だしいいか」「今回は○○だから今度やろう」と言い訳をしてしまっているのではないでしょうか?現在の自分に大しては否定的で、悲観的な捉え方をしているなら「いざとなれば出来る」なんて普通は思わないはずです。では一体どうして「いざとなれば出来る」という心理になるのかというと、それは逃げるためです。逃げるための口実として「いざとなれば出来る」と思い込んでいるんです。そして月日が立ち、「その時」が訪れたらどうなるでしょうか?逃げてしまっていたため何も出来るはずもなく、自分を責めることになってしまうんです。

また、逃げ癖のある人は物事に対して「面倒だな」と思うことが多いようです。普通の人ならば壁にぶつかったとしても「頑張れば自分のためになるし頑張ろう」「将来のためにもやっておこう」という考え方になるものです。しかし、逃げ癖がある人はこのような考え方にはなかなかならないもの。面倒くさいな、と思ったら今楽しいと思えることを優先してしまいます。そして、面倒なことは後回しにすればいいという思考になって後回しにしてしまう、逃げてしまうんです。人間時には息抜きも必要ですが、現実逃避となると話は別です。しかも、中には「時には問題から逃げることも効果的」と考えてしまっている人もいます。もちろん体を壊したり精神的に追い込まれすぎておかしくなってしまうようなことがあってもいけませんが、逃げ癖がある人の場合はそのレベルが他の人に比べて低く、何かあるとすぐに逃げようとしてしまいます。「時には問題から逃げることも効果的」というのは事実でもありますが、すぐに何事からも逃げ出してしまうようではそれはただ逃げるための言い訳に過ぎなくなってしまうのです。

私は逃げ癖があるの?チェックリスト

このような逃げ癖ですが、気になるのが自分は逃げ癖があるのかどうかということではないでしょうか?これからいくつかの項目を挙げていきますので、自分はいくつくらい当てはまるのかどうかをチェックしてみてください。当てはまる項目が多いほど逃げ癖がある可能性が高くなっています。

  1. 自分への評価や自己肯定感が低い
  2. 物事を最後までやり遂げられない
  3. 失敗したときについ言い訳をしてしまう
  4. 「頑張る」ということが苦手
  5. やらないための言い訳を作り出してしまう
  6. 責任を問われる仕事や役職にはつきたくない
  7. できれば人の上に立ちたくない
  8. 長く続ければ続けるほど辞めたい気持ちが高まる
  9. 何かあるとすぐ諦めてしまいがち
  10. 面倒くさがりなところがある
  11. 物事を悪い方向に考えてしまう癖がある
  12. 今までに逃げ出したことがある

如何でしたでしょうか?0~3個ほどという人は逃げ癖があるとは言えませんが、それ以上の方は逃げ癖予備軍と言えるでしょう。全ての項目に当てはまったという人は完全に逃げることが癖になってしまっていると言えるでしょう。とはいえ、これからご紹介する克服方法で逃げ癖は徐々にでも克服していくことができます。深刻に考えすぎず、1つ1つ解決していきましょう。

逃げ癖はこうして治す!5つの克服方法

逃げ癖って辛いですよね。相手や周りに迷惑をかけてしまうだけでなく、「どうして自分はいつも逃げてしまうんだろう」と自分を責めてしまうこともきっと多いのではないでしょうか。そんな逃げ癖はなるべく早めに治していくことが大切です。早く取り組むほど治るのも早くなります。ここでは逃げ癖の克服方法についてご紹介していきますので、逃げ癖を治したい!という人はぜひ参考にしてみて下さいね。

逃げ癖の克服方法その1「自分を肯定すること」

逃げ癖がついてしまっている人の多くは、逃げ癖と同時に自己否定する癖もついてしまっているという場合が多いようです。自分に自信がなく、自己肯定感が低いからこそ逃げに繋がってしまう部分もあるんです。

自己肯定感が低いままではなかなか逃げ癖を治すことは難しいです。なので、徐々にでもいいので自分を認めたり、自分を褒めたりする癖をつけるようにしましょう。「これくらい当たり前」「みんなやってること」と思わずに、ちょっとした親切やいい事をしたら素直に「偉い!よくやった!」と褒めてあげるんです。自分が自分を一番愛してあげることが出来るようになれたら、もっと素敵な自分になれると思いませんか?人から愛される人というのは、自分のことも上手に愛してあげているという人が多いものです。最初は小さなことからでいいので、自分を肯定してあげていきましょう。

逃げ癖の克服方法その2「とにかくやってみる」

逃げ癖があるという人は何かを始める時に時間が掛かってしまうという人も多いようです。一体何故でしょうか?それは、失敗するかもしれないとミスを恐れてしまっているから。しかし、上でもご紹介したように失敗は誰でもしますし、むしろ失敗なくして学べないこともあります。失敗してもいい。むしろ、失敗するつもりでとにかくやってみる!偉大な画家の岡本太郎は「絵は下手な方がいい」と言っています。「上手く描こうとするから描けなくなる、楽しくなくなる。上手な絵よりむしろ下手な方がいい」こんな気持ちで、失敗するつもりでやってみると素直に頑張ろうと思えるのではないでしょうか?

逃げ癖の克服方法その3「失敗を受け入れる」

「受け入れる」ということはとても大切です。物事を受け入れられないとどうしても反発してしまい、結果的に逃げてしまうことに。しかし、失敗を受け入れてあげるとどうでしょうか?「誰だって失敗することもあるよね」これくらいの気持ちで居れば失敗を恐れず、物事に取り組む事ができるようになります。

逃げ癖の克服方法その4「プレッシャーを感じすぎない」

逃げ癖がある人は自分を追い込んでしまいがち。プレッシャーは誰にでもありますが、感じ過ぎてしまうと逃げ出したい衝動が湧き上がってしまうことに。「私がやらないとダメだ」「私しかいない」と思ってしまうとそれが大きなプレッシャーになり、逃げ出したい衝動に火を付けてしまうことに。プレッシャーを背負い込んでしまいがちな逃げ癖のある人は、そんな自分のことを理解し、「今プレッシャーに感じているけど大丈夫、一旦落ち着こう」とプレッシャーを感じている自分を客観的に見てあげるといいですよ。

逃げ癖の克服方法その5「辛い時は成長のとき」

それでもどうしても「もうやだ!辛い!逃げ出したい!」と思ってしまう時もあります。そんな時は「今めちゃくちゃ辛いけど、これは成長している証拠なんだ」と考えるようにしましょう。逃げ癖のある人は辛いことに敏感になってしまっているだけ。「辛いな」と感じたら、それは成長の痛みなんだと思い出すようにしましょう。だんだんと成長の痛みに慣れ、成長している自分を嬉しく思えるようになりますよ。

まとめ

逃げ癖について、如何でしたでしょうか?大なり小なり、逃げてしまうことは誰にでもあるもの。自分を責めすぎてしまうことなく、どうすれば上手く解決出来るか?ということに目を向けていきましょう。逃げ癖は改善することができますよ。

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