猿腕になりやすい人の5つの特徴&メリット・デメリットを解説
UPDATE:2020.04.09
知りたい

猿腕になりやすい人の5つの特徴&メリット・デメリットを解説

「猿腕」とは普通の人と比べると肘から先が異常に曲がる腕のことを言います。生活に支障をきたすことは余りないですが、見た目が良くないと思い治したいと考える人も多くいます。また腕を使うようなスポーツをやっている人は肘に負担がかかることもあり、ケガをするリスクが高くなってしまいます。

実際に「猿腕」ってどういうものか分からないという人も多いと思うので、一般的に言われている「猿腕」の定義や、簡単にチェックする方法を紹介したいと思います。

また「猿腕」になりやすい人にはいくつかの共通の特徴があることも分かっています。事前に防げるものもあるので、その特徴と同じことをやっていないか照らし合わせて読んでみてください。

「猿腕」ってどんな腕のこと!?

簡単に言えば「人よりもグニャグニャと曲がる腕」のこと言います。腕で曲がる所と言えば肘ですが、その肘から下が外側に大きく開くようなら「猿腕」と言われます。普通にしている時は気付きにくいですが、腕をまっすぐ伸ばした時などに違いが見えてきます。

これは体や骨の歪みから引き起こされるもので「O脚」などと同じ現象になります。冒頭でも言いましたが、普通に生活をする分には影響はありませんが、四つん這いになる時など腕に体重を乗せた時に肘や手首に痛みが伴う時があります。そこまで腕で体重を支えることはないと思いますが、トレーニングやヨガ、ストレッチをする時などに大きな影響があると言われています。

「猿腕」をチェックする2つの方法

自分で「猿腕」かどうかをチェックする方法があるので紹介します。今まで気づいていなかっただけで、もしかすると「猿腕」だったという可能性もあります。チェック方法はとても簡単なので是非やってみてください。また今普通だったからと言って安心してはいけません。いつ猿腕になるのか分からないので注意するようにしましょう。

立ったままやる方法

これは猿腕の特徴を生かした方法になります。まずは手の平を上にして小指を合わせるように腕を真っ直ぐ前に伸ばします。猿腕じゃない人はこの時に肘はくっついていないと思います。方から小指までが真っすぐに伸びているはずです。しかし猿腕の人はこの時に小指と肘の両方をくっつけることができます。肩を中に入れれば普通の人でもくっついているようにも見えますが、猿腕の人は肩を動かさずにくっつけることができるはずです。

四つん這いになる方法

四つん這いになる場所があるならこっちの方が分かりやすいかもしれません。歪みのない普通の腕ならば肩から真っすぐと床に腕が伸びていると思いますが、猿腕の人は肩から肘、肘から手首までに2段階に分かれて曲がっているはずです。冒頭でエクササイズなどがしにくいと言った理由がこれになります。

真っすぐ伸びていないため、体重をかけると肘か手首のどちらかに大きく比重がかかってしまいます。通常の場合は両方で支えることができるでケガなどをしにくい構造になっています。

「猿腕」になりやすい人の5つの特徴

猿腕は生まれつきなる人もいますが、最初は普通だったのに段々と猿腕になっていく人もいます。またなりやすい人にはいくつか共通点とも言える特徴があります。どうしようもないものもありますが、知っておくことで防げるものもあります。もし、なりたくないという人は常に生活の中で気を付けていきましょう。

特徴その1:ハンドバックを多用する人

まずはハンドバックを多用する人がなりやすいと言われています。その理由は肘や肩に常にハンドバックをかけている人は身体に癖が生じていしまい、骨や体が歪み猿腕となってしまうのです。実際にハンドバックを例に出しましたが、一方的に肘や肩、手首に重圧をかけていることが原因になります。その中の大きな例としてあるのがハンドバックなのです。

ハンドバック以外でも仕事で常に肘に何か重みを加えている人や、肩から何かをかけている人もなりやすい特徴と言えるでしょう。仕事柄仕方がないかもしれませんが、気付いた時に伸ばしたり縮めたりケアを怠らないようにしましょう。

特徴その2:身体、腕が細い人

身体や腕の筋肉や脂肪が少なく細い人もなりやすいと言われています。これは男女一緒で筋肉や脂肪がある人は、ある程度の重みがあったとして簡単には歪みません。逆に細い人は、身体が歪みやすいので重い物を持った時は、激しいトレーニングをいきなりしたりすると危険です。もし腕の力が強いのならハンドバックを持ってもそこまで影響はないかもしれませんね。

また普段の生活で立ち上がる時に腕に力を入れたり、急に手を付いたりするのも良くはありません。女性は細くなろうと努力をしますが、ある程度の筋肉は残しておいた方が良いとも言えるでしょう。

特徴その3:若い女性

上の2つの特徴もかなり若い女性に当てはまりますが、さらに猿腕になる原因としてホルモンバランスが影響しています。若い女性のホルモンバランスは些細なことで崩れてしまいます。そのホルモンバランスの乱れは筋肉や骨を歪ませると言われています。その結果「猿腕」になるのです。

ここまで原因として3つ挙げましたが全てが若い女性に当てはまりやすいものだと言えます。小学校の高学年から20歳くらいまでの間に猿腕となる人が多いようなので、この期間は特にちゅいが必要になります。大人になってからある程度矯正することはできますが、ならないようにするのが一番だと思います。

特徴その4:肘のケガをしたことがある

過去に腕、肘、手首、肩などのケガをしたことがある人も猿腕になりやすい特徴があります。事故などで骨折した場合、骨折が治ったとしても前と同じように戻っていない場合もあります。治療が上手く行った時は骨や関節の歪みも少ないですが、時には歪んでしまう可能性も十分あります。

骨折とまではいかなくてもちょっとした痛みを伴うような違和感が重なると歪みにも繋がります。もし腕周りのケガが多いという人は生活している時に十分は注意が必要となります。

特徴その5:肘や肩が柔軟な人

最後の特徴は肘や肩が柔軟な人です。猿腕とまではいかなくても関節が柔らかい人は予備軍になっているかもしれません。関節が柔らかいと可動域が少し広がってしまいます。そのため骨や筋肉が少しずつですが歪んでしまうのです。また柔軟な人は他の人と異なることを披露することがあるかもしれませんが、なるべくなら負担はかけないようにしましょう。

「猿腕」の3つのデメリット

ここまで「猿腕」にならないようにと勧めてきましたが、一体どのようなことがデメリットになるのでしょうか?人によってはデメリットではないとか、逆に嬉しいという人もいるかもしれませんが、悪いことも多いので解説していきます。

デメリットその1:見た目が良くない

一つ目のデメリットは見た目が良くないことです。普通にしていても猿腕だとみて分かる人も多く、見た人の中には気持ち悪いと感じてしまう人もいるかもしれません。やはり普通とは違うので腕がグニャグニャしていることは見た目では良くないですね。

またバレエやダンスなど体で何を表現する時や、周りと合わせて表現する時などは大きなデメリットだと思います。ダンスチーム全員が猿腕なら大きな武器になるかもしれませんが、合わせたい時に一人だけ猿腕だと、変に見えてしまうかもしれません。

デメリットその2:ケガをしやすい

床に手を付くだけでもケガをするリスクがあると言われています。そのためスポーツ選手や、トレーニングをする時に危険になります。体を鍛えるためのトレーニングでケガをしては元も子もないので、もし始める時は少しずつ筋肉を増やすことをイメージしていきましょう。

またケガをするとまら猿腕の原因になり悪循環になってしまいます。腕を細くしたいと考える女性は多いですが、やりすぎるのも良くないので、ある程度の筋肉は保つようにしましょう。

デメリットその3:スポーツに影響を与える

猿腕を直すためには水泳だったり、ゴルフだったり肘を使うものが好ましいと言われています。しかし、その猿腕を直す前に普通とは違う感覚になるので、大きな影響を与える可能性があります。ケガがしやすいこともそうですが、弓道などの繊細な調整が必要なスポーツでは不利になることもあります。

また猿腕に人はボーリングが苦手だという特徴もあります。腕が真っ直ぐになっていないため、狙った通りにボールが行かない可能性が高いのです。曲がっていることを考慮して投げる必要があるので、慣れるまで時間がかかります。ボールが重いこともあり苦手な人は多いはずです。

「猿腕」のメリット

デメリットがあることは分かっていただけたと思います。では今度はメリットとなることがあるのかどうかを紹介していきたいと思います。実は「猿腕」は最近ではYouTubeで紹介されたり、テレビで猿腕の芸能人の人が披露したりと目立つ存在になる場合があります。一つの個性とも言えるのかもしれません。

またなぜか手先が器用な人も多く、指先を使った仕事に向いている場合があります。女性にも人気のあるネイリストなどにも向いているかもしませんね。

しかし、どれだけメリットがあってもやはりケガのリスクなどがあるので、もし猿腕の方は普通に戻るようにトレーニングしたり、今は普通だという人も猿腕にならないように対策が必要だと思います。

まとめ

腕が普通よりも曲がっている「猿腕」について紹介しました。猿腕になっている人の7割以上が若い女性だと言われています。ファッション性が高いハンドバックの多用や細いことで美しいと言われる風潮の影響で、昔よりも猿腕の人は増えているようです。大人になって猿腕になる前に、幼い時から対策をする必要はあると思います。高校生くらいですでに猿腕になる人も多いのです。

何度も言いますが猿腕はメリットよりもデメリットの方が強いと思います。目立つことはできますが、ケガをしてからでは遅いので少しずつでも筋肉を増やすようにしましょう!

知りたい