支配欲が強い男性の心理って?7つの特徴と上手な付き合い方
UPDATE:2020.01.23
男性心理

支配欲が強い男性の心理って?7つの特徴と上手な付き合い方

相手を支配したいと思う気持ち。誰でも少なからず持っている感情といえるかも知れません。しかし、そんな「支配欲」も強くなるとまた変わってきますよね。世の中にはとても強い支配欲を持った男性が存在しています。私生活だけでなく、仕事にもそんな支配欲の強さが影響してしまうことも。

彼氏が支配欲が強いという場合も大変ですが、友達や上司にそういった人がいると関わるだけで疲れてしまいますよね。もしかしたらこの記事を読んでくださっている方は既に支配欲の強い男性に振り回されて困っているのではないでしょうか?

この記事ではそんな強い欲望を持つ男性の心理についてご紹介していきたいと思います。またどんな人が当てはまるのか、支配欲が強いと思われる男性の7つの特徴と上手に付き合っていく方法をみていきましょう。

そもそも支配欲とはどんな欲望?

「支配欲とは言っても、具体的にどんな欲望なのかわからない……」支配欲というのはつまり、自分が対象を支配したいと思う欲求欲望のことを指しています。

支配欲と同じ意味を持つ言葉には「征服欲」や「所有欲」がありますね。意のままに対象をコントロールして、相手を従わせたいといった従属の関係を望んでいます。その対象は彼女、友達、子供、嫁、母親、職場の部下など様々です。

また支配欲の強い男性は“相手よりも上の立場でいること”が基本になります。身近な例でいえば、男性は女性から頼りにされるのが好きという人は多いですよね。女性が困っていてそれを手とり足とり教えてあげる、何も知らない女性から尊敬の眼差しで感謝をされると自尊心が満たされます。

一見、ごく普通のやりとりに思いますが、これも女性より“立場が上”になることで支配欲が刺激されているのです。つまり男性にとって支配欲は本能として備わっているもの。女性も本能的に男性に甘えたい、頼りにしたいといった支配されるのを好む傾向にあります。

しかし、男性の中には相手を支配したい本能が強く悪目立ちしている人もいます。相手が自分に逆らうものなら、感情が爆発し力づくで相手をひれ伏させるのです。

心理に隠れているのは「弱さ、嫉妬、劣等感」といった不安定な心であり、同時に強いものに憧れを抱きやすい傾向があります。また原因やきっかけは幼い頃の兄弟格差や親子関係などの家庭環境によるもの、恋愛における何らかのトラウマ、コンプレックスからくるものなど人それぞれです。

支配欲が強い男性の特徴7つ

支配欲の強い男性の欲望、また心理についてお分かり頂けましたか?続いてどのような特徴があるでしょうか。

是非、あなたの周りにいる男性について考えながら1つ1つ見てみてください。「あの人の特徴に当てはまってる!」という内容があれば、思い浮かべたその人は誰かを従服させて欲求を満たすタイプの男性かもしれません。

支配欲が強い男性の特徴その1「自分が正義だと思っている」

支配欲の強い男性は自分の考えこそが正しいと思い込んでしまっている傾向にあります。自分の物差しで物事を判断するので相手が専門家でもない限り、基本的に他人の言うことには耳を貸しません。彼女だったり部下だったり自分よりも弱い立場の相手に対しては特にその欲求を強く押し付けます。また自分のやり方を阻害されたり、否定されたりすると精神の安定を保つのが難しく暴走しやすいのです。

このように支配欲が強い人は、思い通りに相手が動かなかったり全く考えの異なる意見を言っているのを大人しく見ていることが出来ません。しかも厄介なのがこれは仕事でもプライベートでも同じだということ。連絡を取らなければ顔を合わすこともない友人なら会わなければいい話ですが、彼氏や毎日会わざるをえない職場でこんな人が居たら何をするにも疲れてしまいますよね。

人は様々な考えを持っており、やり方も様々です。普通ならそれを許容したり、違うやり方から新しい発見をするもの。しかし支配欲の強い人は他人を受け入れる柔軟性を持っていないことが多いのです。

支配欲が強い男性の特徴その2「プライドが高い」

非常にプライドが高いという特徴もあります。そんなプライドの高さから誰かのアドバイスや助言を素直に聞き入れることが出来ず、意地になって他人の意見を拒否してしまうことも。プライドが高く自分が正しいと思い込んでいるので、とにかく自分の思った通りにやれば万事うまいくと思い込んでいるようです。

また、もし万が一間違っていたとしても他人からあれこれ言われるのを極度に嫌いますので、あまり言ってしまうと逆ギレされてしまう可能性も。たとえば相手が職場の上司だった場合、間違っているところを指摘したらそれは「口答えだ」とみなされてしまい、ろくに助言出来ないこともしばしば。恋愛においても、気持ちよくうんちくを並べているときに口を挟んだり、言動を小バカにして自尊心を傷つけることはNGです。

プライドを傷つけられることを何よりも恐れているので、支配欲が強い男性のことはくれぐれも否定しないように気をつけるようにしましょう。もしも否定するようなことがあれば、敵とみなされて徹底的に応戦されてしまう可能性も考えられます。

支配欲が強い男性の特徴その3「暴力的な面がある」

暴力的な傾向が強いという特徴もあります。最近はモラルハラスメント、パワーハラスメントといった言葉が社会問題になっていますが、暴力とは言葉で精神的に追い詰めるということも含まれます。

支配欲が強い人は自分が満足するまで何度でも相手を攻撃し威圧するという傾向があるため、狙いを定めたらしつこいのです。また自分の欲求を満たすことが一番なので相手の気持ちを汲み取ることができず、追いつめているといった自覚はほとんどありません。

中にはついカッとなって手が出てしまう人もいるようです。普通なら言葉で言えばいいものの、手が出てしまったりモノに八つ当たりをしてしまったり。いきなり暴力的になったらびっくりしますよね。そのためこのような男性は周りから一歩引いて見られていたり、「何をしでかすかわからない人」と怖がられていることもあります。

このような振る舞いは衝動的に爆発してしまうものなので、後になって「あの時はついカッとなって怒り過ぎてしまったな……」と反省しても、またすぐに暴力性をみせるなどDVをする男性の特徴にもよく当てはまります。

支配欲が強い男性の特徴その4「自己中心的である」

支配欲が強い人というのはとても自己中心的です。自分が支配してコントロールしたいということはつまり、自分を中心にして物事を進めていきたいということですよね。普通の人なら周りの誰かをコントロールしたいなんてことは思いません。

しかし、支配欲が強い人は相手を思い通りに動かしたい、自分の主張を受け入れてもらいたいと脳が強く欲しているので、自分の感情を優先することしか頭にありません。自分の思った通りになって当然だと思っているため、何か思い通りにならないことがあるとイライライライラし始めます。

困るのが、支配欲が強く自己中心的な上司です。会社からは別の指示が来ているのに、自分の思い込みから部下に「このやり方でやれ」と指示をする……言い返せば口答え認定されてしまう。ほかにもチームワークでやる仕事だった場合もすごくやり辛いもの。

恋愛の場合、恋人同士であれば「何でも決めてくれて男らしい」と彼氏自慢ができそうですが、結婚となると話は別です。結婚式やマイホーム、子供のことなど、夫婦で話し合っていかなければならない課題がいくつもでてきます。自己中心的で自分勝手……支配欲の強い人と一緒に過ごすとかなり疲れてしまいますよね。

支配欲が強い男性の特徴その5「相手を束縛する」

よく「束縛彼氏」の話を聞きますが、そんな束縛彼氏も支配欲が強いといえます。恋愛で多いのは、パートナーの交友関係を束縛したいという欲望でしょうか。

男友達と遊びにいくのはもちろん、女友達もダメという場合やラインの連絡先、履歴もチェックしているというケースは少なくありません。けれど、社会人となると仕事先に異性がいる職場だったり、会社の飲み会だったり、多少なりの付き合いがありますので、生活の全行動を支配するのは難しいですよね。

また愛情の裏返しであることがほとんどで、彼女が大切すぎるゆえに束縛したり過干渉になってしまう傾向が強いようです。付き合っている彼女のほかにも自分の支配下にいる対象なら家族や友達、部下など思考から行動、発言すべての自由に制限をかけ、相手がどう思っているかなんてお構いなしに束縛してきます。

支配欲が強い男性の特徴その6「褒められたい」

自分の考えに自信があり、プライドもある支配欲が強い男性ですが同時に他人から「認めてもらいたい」「褒めてもらいたい」とも思っています。自信に満ちているように見えますが、実は小心者で弱い部分を隠すために、支配欲として表れているのです。

このような承認欲求は誰もが少なからず持っている感情で、身近なものでいえばSNSで「いいね」を押されたいというのもそのひとつ。自分の発言を相手に共有し“自分は価値のある人間だ”と認めてもらうことで欲求を満たし自尊心を保つことができています。

また自ら発信をして周囲を巻き込むため自分ではコミュニケーションが上手いと思い込んでいる人も多くいます。しかし、理解されないと感情のブレーキがきかないので実は人間関係を築くのが苦手で、また自分を認めてくれる人だけを周囲におきたい欲望が強いのです。

支配欲が強い男性の特徴その7「謝らない」

支配欲が強い男性はとてもプライドが高いです。たとえ自分が悪かったとしても謝ったりはしません。「謝ったら負け」というように物事を勝敗として捉える特徴があります。

自分の思い通りに動かしたい、服従させたいという欲望が強いので、謝ることで自分にとって不利益になるんじゃないかということを考え、下手にでることに強い拒否反応をもっています。そのため、環境のせいにしたり、人のせいにしたり、他罰的な思考になりやすいのです。

基本的に周りよりも自分の方が立場が上だと勘違いしているので、まさか自分が謝る必要があるなんて思いもしません。

支配欲が強い人との上手な付き合い方

では、このような支配欲が強い人とはどのように付き合っていけばいいでしょうか?上手な付き合い方についていくつかご紹介させていただきます。

依存しない

支配欲の強い人に今まさに振り回されているという方は、自分でも気づかない内に依存してしまっている可能性があります。

相手の言動に逆らえなかったり、自分を否定され続けたりすることでだんだんと「相手が正しくて、自分が間違っている」といった誤った思考になり自分の意志をもてなくなってしまうのです。

そんな苦しい状況から抜け出すためにはまず思考の整理をする必要があります。思考の整理は相手の洗脳を解き自分を取り戻すのに大切な手段です。次のことを思いつくままノートに書き出してみてください。

  • どんな支配を受けているのか?(実際の出来事・愚痴) 
  • 支配によって犠牲になっていることは何か?(時間・体力・精神) 
  • 今後相手とどのように関わっていきたいか(自分との約束事)

 自分との約束事、つまりルールを設けるというのは固い意志を持つことにつながります。「流されずきちんと考えを伝える」「プライベートではなるべく関わらない」など揺るがない意志(ルール)を持つことで心のブレーキが効くようになるのです。 

聞き流し、否定しない

会話の仕方にもポイントがあります。仕事で関わる人なんかだと特に波風は立てたくないですよね。彼氏でも職場の上司でも支配欲の強い男性と上手く付き合っていくには、以下の3つを守りましょう。

  • 聞き役に徹する
  • 適度に聞き流す 
  • 否定せず肯定する 

会話をするときは出来るだけ聞き役に徹します。従順にみせつつ適度に聞き流しながら、必要なときだけこちらから会話のボールを投げる程度で十分です。

支配欲の強い人は相手に理解してもらうことで充足感を得ます。そのため、必要以上に会話を続けたり質問をしたりすると、相手は気持ちよくなりたいがために会話を続けてきます。受け答えを最低限にすることは相手を退屈にさせ、興味を他者へ向けるのに効果的な方法です。

ほかにもあからさまに避けたり、否定したりすると逆効果になります。相手の意見を肯定しつつ「ちなみに〇〇も良いって聞いたことがありますよ」というように自分の意見をさりげなく伝えると良いでしょう。

距離を置く

相手の支配によって身を滅ぼさないためには、程よい距離を持つことです。具体的には「支配する人がいない時間を充実させる」ことがポイント。 

相手が彼氏なら思い切って事情を話し、会う頻度や連絡の頻度を減らしましょう。一緒に住んでいるなら実家に帰ったり思い切って同棲を解消させるのも互いのためを考えるならそれも手段です。職場の上司であれば公私をしっかり分け、仕事の用事以外は極力関わらない、飲みに誘われても断るといった勇気をもちましょう。

もしも話が通じない相手なら“断ざるをえない状況”を作ってしまうのも手です。たとえば資格の勉強や趣味、スクールに通い始める、また家族、友人に協力してもらうなど本気で相手の支配から断ちたいなら周囲を巻き込むのも時には必要です。

今までコントロールできていた人が思い通りにならなくなると威圧的な態度をとってくるかもしれません。ですが、そこは強い意志を持って相手が納得する理由を伝えましょう。 最初は顔色をうかがってしまって辛いかもしれませんが、離れている時間が増えてくると支配によって狭まっていた視野がぐんと広がり、自分が置かれている状況を客観的に考えられるようになりますよ。

 

自分の意志をしっかり持ち、会話もほどほどに。一定の距離を置くことが大切です。この3つを守るだけで驚くほど肩の荷がおりて、支配欲の強い相手とも上手に付き合っていくことができるようになるでしょう。

まとめ

支配欲が強い男性との付き合い方について、いかがでしたでしょうか?

支配されやすい人というのは、自分より相手を優先してしまう優しい人です。他人を思いやれるのは良いことですが、自分の時間、体力、周りの人を犠牲にしてまで相手に良い顔をする必要はありません。外側では謙虚に笑顔を振りまきつつ、内側では一枚上手になることが相手の支配から逃れるポイントです。

また支配欲が強いといっても相手の男性ももちろん人間ですから、個性がありますし全てが悪い面ばかりではありません。ストレスを溜めてしまわないように一定の距離を保って付き合っていくのがおすすめですよ。

 

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