絶対に返して!借りパクされそうな時にすると効果的な5つの対処法
UPDATE:2019.09.11
人間関係

絶対に返して!借りパクされそうな時にすると効果的な5つの対処法

ちょっとした物の貸し借りや少額のお金の貸し借りって誰もが一度はした事ありますよね。好きな漫画だったり、好きなCDやゲーム、もっと気軽もので言うとペンや消しゴムとか。そんな貸したものがなかなか返ってこない…『借りパク』被害にあった事がある方は多いのではないでしょうか?

善意で貸した物がなかなか返ってこない借りパク。この記事では借りパクされそうな時にオススメの対処法と、借りパクされない為の方法を紹介していきたいと思います。親しい友人関係が破綻してしまうかもしれないシビアな問題ですから、皆さんも気軽な気持ちでは考えないようにしましょうね…!

借りパクした事、された事ある?

借りパク対処法の前にまずは借りパク経験があるかないかのアンケート結果を紹介していきたいと思います。CanCanが実施したアンケートで回答者は100名の女性です。

借りパクされた事ありますか?

  • ある:42%
  • ない:58%

なんと過半数近くにあたる4割の女性が借りパクされた経験があるという何とも悲しい結果となりました。最も多かった回答はお金で次は漫画、CDやDVDが多く、次いでペンという結果です。

珍しい所で言うと布団、彼氏、パーカー、タオル、大学のノートと過去問、ゲーム機などなど…あげるとは一言も言ってないのに貰ったような感じになって言い出せなかったというケースが多いんだそうです。

男性とは違い女性の場合は力関係があったり、借しているものを返してもらおうとする時に揉めたりするのが嫌だから言い出せないというケースもあるんだそうです。ストレートに言う事が出来ない女性が多い事から女性の方が借りパク被害に困っている方が多い印象があります。

借りパクした事ありますか?

  • ある:26%
  • ない:56%
  • あるかもしれない:18%

逆に借りパクした事がありますか?というアンケート結果は以上のような結果になりました。借りパクをされた事があるという割合と大体同じ割合になってしまったのが面白い結果ですね。

借りパクをしてしまった側の意見としては「うっかり忘れてしまっていた」というのが多く、気付いた時には時間が経っているので今更言っても仕方ないか…という感じになってしまうんだそうです。相手が言い出せないのかもしれないという気持ちを少しは持って欲しいものです。

いつか使おうと思っていたら時間が経ってしまっていたという意見も多く、中には貸してくれた人が多くに引っ越してしまったから返せなくなってしまったという意見もあります。という訳で借りパク経験はしてしまった側も、されてしまった側もどちらも同じような割合でいると言う事が分かりました。

借りパクされそう…そう思った時の対策方法とは

自分が好きなアーティストや好きな漫画を友人も気に入ってくれるかなと思って貸したら返ってこない…借りパクされる側は思っている以上にお大きなダメージを負います。

更に自分が好きな物を良かれと思って貸す訳ですから、絶対に返してほしいですよね。少額のお金であってもそのまま借りパクされるのは癪です。言いたくてもなかなか言い出せない…そんな時にオススメの方法を紹介したいと思います。

ストレートに請求

最も効果的で手っ取り早い方法はストレートに請求する事です。どうしても返して欲しい物やお金の場合は特に、曖昧にせずにきちんとはっきりと簡潔に伝えるのが良いでしょう。「いつ頃返してもらえるかな?」と優しい感じで問いただせば相手も嫌な気はしないはずですし、相手と仲が良ければそもそも悪気は全くなく忘れているだけの可能性もあります。忘れているだけであれば思い出してくれれば返してくれる訳ですから、泣き寝入りするよりもストレートに言ったほうがいいです。

相手との関係性が…とグチグチ考えていて時間が経ってしまえば更に言い出せなくなってしまいますので、貸した次の日でもその次の日でも先手を打っておくのが良いかもしれないですね。1週間経っても1ヶ月経っても自分の物を借りパクしている訳ですから罪は向こうにあります。きちんとストレートにいつ返してくれるのかを問いただすのが最もオススメです。

「他の人に貸さないといけなくて…」作戦

どうしてもストレートに言い出せない時は少しだけ作戦を変えてみるのがオススメです。特に良いのは「今貸してる漫画本なんだけど、他の友達に貸さないといけないから返してもらっていいかな?」と言った感じで他の人に貸すから返してほしいという言い方をするというものです。

これならば返して欲しいとお願いしている訳ではなく、他の人に貸さないといけないという用事があって仕方なく返して欲しいと請求している訳ですから問題ありません。難色を示すようでもそもそも借りパクしている事を忘れている可能性もありますから思い出してもらえるかもしれません。とにかく返ってくる気配がなければ動いて相手に気付かせるしかありませんので、これは良い作戦であると言えます。

今思い出したかのように聞く

「あれ?そう言えばあれってどうなってたっけ?」と言った感じでさり気なく聞いてみるのもオススメです。さも今思い出したかのように、普段は全然気にしていないよ~みたいな感じで聞いてみるのが良いでしょう。そういえばさ…と言った感じでさり気なく聞く作戦です。

切り出し方のコツとしては、貸した日の事を思い出話のように話している時に思い出したようにするのが良いと思います。それか貸している漫画の話や、貸したCDのアーティストの話をしながらさり気なく催促する感じがいいと思います。

あまりきつい言い方だと後々の関係性に問題が発生してしまう可能性がありますので、あくまでさり気なく…今突然貸したのを思い出したかのように徹するのが良いと思います。

そもそも絶対に貸さない

そもそも絶対に人に物を貸さない…これが100%借りパクを防げる最強の方法です。お金は貸さないと決めている人はいるかもしれませんが、ちょっとした物であったり漫画やDVDなどは簡単に貸してしまう人っていますよね。相手が忘れている忘れていないに関わらず、貸してしまっては借りパク被害に合う可能性は0ではない訳です。相手との関係性も崩れてしまう可能性があると考えれば、そもそも貸さないという選択肢を選ぶのも最適の一手かと思います。

本当に100%返してくれる長年付き合っている親友などであれば良いと思いますが、あまり付き合いのない会社の同僚であったり、まだ出会ってから間もない人であればムリして貸す必要はないかと思います。日常的に会っていて定期的に連絡を取り合っている関係性がないと、貸したものを返してもらう催促もできませんので、貸してもいいか貸したら駄目かはきちんと判断するようにしましょう。

最初に期限を決める

そもそも人に物を貸す時になかなか期限って決めませんよね。期限を決めないから相手は忘れてしまいますし、長引いてしまって中々返してといえなくなってしまうんです。期限を決めておかないとこちら側も貸している事を忘れてしまったりもします。

という訳でそもそも最初に物を貸すときに期限を決めてしまうというのはいかがでしょうか。「これ私も聞きたいから1週間後には返してもらっていいかな?」という感じで最初に貸す時に期限を決める事でお互いに物の貸し借りをした事を忘れないようにしておくという訳です。期限が過ぎたら催促をするというのは当然ですから何ら不思議ではありませんよね。

借りパクって犯罪だよね?

借りたまま人の物をパクってしまう借りパク…これってそもそも犯罪ですよね。どういう罪に当たるのかと言うと、「始めから返す気がない」場合は詐欺罪。「ちょっと貸してよ」と言いながら半ば脅しのような感じで脅してしまったら恐喝罪に当たります。

ただし借りパクのほとんどは最初は借りるだけのつもりだったのに結果として忘れてしまっていた…というケースが多いので、そういう場合は窃盗罪に当たります。

しかしこれら全ては実は当てはまらないケースで、実は借りパクの本当の罪は横領にあたります。窃盗か横領かはそれが起こった時に誰が占有していたのかと言う事で変わります。窃盗は万引きに代表されるように他人がそれを占有しているものを自分のものにしてしまった時に該当します。横領は自分が占有している状態の他人の物を自分のものにしようとする行為です。

という訳で借りパクは人のものを借りている訳ですから占有権は相手にあります。それを自分のものにしようとしている訳ですから窃盗ではなく横領にあたるという訳です。

しかし実際には罪に問う事では出来ないかと思います。その理由は明確な契約書などで返済期限を決めているケースがないという事です。お金ならともかく、小さな物の貸し借りであった場合は返済期限を決めたり契約書を書いたりなんて事はありません。借りているという認識だった、パクられたというお互いの意見を証明するものはありませんので罪に問う事はできないという訳です。

ちなみに借りパクに時効はありません。法律で取得時効というものが定められていますが、借りているものは取得したものではありませんのでこの法律は成立しません。つまり借りパクしたものはもう何年も前だから時効でしょ…は通らないという訳で、何年経っても借りたままの物があった場合は素直に相手に返すのがいいのです。

まとめ

良かれと思って貸したお気に入りのアイテムをパクられてしまう借りパク…悲しい気持ちを抱きつつ、相手がわざとなのか忘れているだけなのか分からないということでなかなか催促する事もできませんよね。少額のお金であったら請求したらケチと思われてしまう…という不安もあるかと思います。

しかし借したものを返してというのは正当な要求です。上で紹介した5つの対処法は相手との関係性も崩す事なく伝える事ができる技ですから是非皆さんも試してみて下さいね。

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