悪口を言う人の脳とは?メンタル美人になるための方法をご紹介
UPDATE:2020.02.14
悩み

悪口を言う人の脳とは?メンタル美人になるための方法をご紹介

自分自身が他人の悪口を言っているときの顔を、鏡で見たことはありますか?

どんなに顔の造作が美しい人でも、その表情は醜いものです。

また、彼氏や好きな人の前でも、同様に悪口を言えますか?おそらく、多くの女性の答えがNOでしょう。

今回は、悪口を言うことで脳がどのような影響を受けるか、また、悪口を言わない”メンタル美人”になるための方法をご紹介していきます。誰しも、怒りや悲しみに心を乱されるときがあります。でも、本当はそんな自分をあまり好きではないはずです。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

悪口を言ってしまうのは、なぜ?

「あの人ってムカつくよね」「あの人、ほんと仕事できない」職場で、または女子会で日々ささやかれる悪口の数々……

悪口を聞いていて嫌だなぁと思っていても、仲間はずれにされたくない気持ちから同調してしまったり、自分自身もその場の雰囲気に流されてついつい悪口を言ってしまったりしたことはありませんか?

また、日々のストレスや不満から、他人のことをあれこれ批判してしまい、後悔したという経験もあるでしょう。あるいは、他人へのうらやましさや嫉妬から、意地悪なことを陰で言ってしまったという経験がある方も少なくありません。

言った後も気分が晴れないはずなのに、なぜ、悪口を言ってしまうのでしょうか?ここでは、悪口を言ってしまうときの心理を3つ解説していきます。

悪口を言いたくなるのは、自分の人生が充実していないから

人が悪口を言うのは、自分の人生がうまくいっていないときや、自分の人生がつまらないときです。

自分の人生が充実していないから、他人のことばかり気になってしまうのです。

反して、自分の人生がうまくいっていて、充実してる人は、他人の悪口を一切言いません。他人の些細なあれこれに構っているほど、暇ではないからです。

人は、自分の夢や目標に向かっているときには、その夢や目標を確実に達成する方法を日々模索することに時間を費やします。他人への批判や雑念の余裕はありませんし、そもそも熱中しているものがあるときは、他人のことがまったく気にならないのです。

もし、悪口をどうしても言いたくなったら、何かひとつ「自分の心が喜ぶこと」をしてみましょう。ささいなことで構いません。デパートで高級なケーキを買ってみるとか、有給休暇をとって平日の空いた映画館で観たかった映画を観てみるとか、自分の心を少し甘やかして喜ばせてあげましょう。

悪口を言いたくなるときに、本当に心が欲しているのは「Happy」なのです。

他人を攻撃することで、自分を守りたいという心理

他人の悪口や批判、噂話ばかりしてしまうのは、なぜなのでしょうか?

それは、他人を攻撃することで”弱い自分”を守りたいという心理の表れです。他人に注目がいくようにすることで、自分自身の弱点を他人からつつかれないようにするための自己防衛意識が働くためです。

自己実現ができていて、強い信念をもっている人は、他人の悪口を言いません。それは、自分の弱さと向き合う力を身につけているからです。また、自分の弱さと向き合うことは、自分自身を知ることでもあります。

もし、他人を攻撃して、自分を守ったり、注意をそらしたりしたくなったときは、そんなときこそ自分の心と向き合ってみましょう。

今、何が不満で、何を不安に思っているのか。自分自身の本当の気持ちを探ってみましょう。おすすめは、今の不満や不安に感じていることをノートに書きだしてみることです。自ずと、本当の自分が見えてくるはずです。

悪口に同調することで、安心感を得たいという心理

悪口を言っている人のことを心のなかでは「嫌だなぁ」と思っているはずなのに、つい相槌をうって同調してしまったことはありませんか?

悪口を言っている仲間に入ることで、安心感を得たり、守られている気持ちになったりしてしまうことは少なからずあります。女性は特に、悪口を言う対象人物という共通の「敵」を作ることで、仲間意識を強めがちです。

ですが、その悪口を言うことで繋がっている仲間と、5年後、10年後、20年後……ずっと付き合っていきたいですか?ずっと信頼し続けることはできますか?答えはNOのはずです。

悪口で繋がるのではなく、「信頼で繋がることができる」仲間を作っていくことが大切です。

悪口を言うことで、自分自身を傷付けている!?

悪口を言うことで、傷付けているのは悪口の対象人物ではなく、他でもない自分自身です。ここでは、なぜ悪口を言うことが自分自身を傷付けるのか、また、悪口を言うことで受けるダメージを解説していきます。

脳科学から検証!悪口を言う度に脳はダメージを受けている!?

脳科学の見解では「脳は主語を理解しない」という説があります。

ご自身が発している「他人の悪口」を、脳は「自分自身に向けられた言葉」として受け取っています。他人の悪口を言った後、なんとなく気分が悪くなるのはこのためです。

また、脳の神経細胞の情報伝達をするシナプスは、同じような情報を伝えていくという性質をもちます。つまり、批判や不平不満ばかりを脳に伝えていると、ネガティブな感情・情報ばかりが脳内で繋がり、どんどんネガティブスパイラルに陥ってしまうのです。

逆に、前向きな思考や発言を心掛ければ、脳はどんどんポジティブな情報を繋いでいくようになります。例えば、他人を褒めたり、他人を思いやったりすることが、自分自身の幸福感を循環させていくのです。

悪口で繋がっている”女の友情”はもろい!

ずばり、「悪口で繋がっている”女の友情”はもろい!」

悪口を言う人達は、日々悪口を言う対象人物を変えていきます。あなたが席を外している隙に、あなたの悪口を言っているということもあるのです。

また、他人の悪口で繋がった友情には「信頼」がありません。いつわりの仲間は、ちょっとしたことで簡単に離れていきます。そして、簡単に裏切るものです。

信頼で繋がった関係は、簡単に揺るぎません。相手を応援し、また相手もご自身を応援してくれる、そんな人間関係を築きましょう。「パワーパートナー」という言葉があります。意味は、自分が成功させたい人で、その人の成功が自分の成功となる人、共通の目的・目標をもった真の協力者。そんな人間関係を築いていければ、人生はもっと充実するに違いありません。

他人の悪口は、実は自分自身に向けたものだった!

他人の短所や気になるところは、実は自分自身の短所や気にしているところと重なっている場合があります。

他人の悪口を言いそうになったら、一呼吸おいて、自分自身のことを振り返ってみてください。ムカつく人、嫌いな人の言動は、ご自身のウィークポイントと重なっていませんか?

古くから「人のふり見て、我がふり直せ」という言葉があるように、他人の悪口を言う前に、まず自分自身の反省点・改善点を振り返るようにしましょう。

悪口を言わないための「捨てる力」

「結婚したい」「彼氏がほしい」「今より仕事で認められるようになりたい」「資格をとって転職したい」などといったように、人それぞれ、夢や目標をもって生きています。

その夢や目標を達成するためには、その方向に向かってブレないように日々軌道修正をしながら進んでいくことです。他人の悪口を言ってしまうのは、目指す自分からブレてしまっているため。

バチェラー1への出演を機に時の人となった、株式会社CLASの久保裕丈社長は、夢や目標を達成するためには「捨てる力」が必要だと言っています。ここでは、この久保裕丈社長の「捨てる力」を引用して、悪口を言わない自分になるための方法をご紹介していきます。

他人のことに捉われず、悪口を言わず、自分自身の夢や目標を叶えていくために必要な2つの捨てるべきものは以下の2つです。

「自分への期待を捨てる」

自分への過信やおごりは、他人への批判的な感情や否定的な感情を生み出します。

「私はできているのに、あの人はできていない」「私は完璧なのに、あの人は迷惑ばかりかけてくる」このような悪口は、自分への過剰な期待や過信、おごりからくるものです。自分への期待値が大きくなればなるほど、他人の欠点が気になってしまうものです。

まずは、自分への期待を捨てることが大切です。過信やおごりを捨てたとき、今まで見えなかったものが見えるようになってきます。誰しも一人では生きていけません。一人ではたいして何もできない自分に気付き、支えてくれる他人への感謝の気持ちをもつことで、はじめて本来の自分のための人生を生きていけるようになります。

「他人への期待を捨てる」

他人を変えることは、決してできません。たとえ、親やきょうだいなど、どんなに親しい間柄であってもです。

そして、伝えない限り、他人に気持ちを理解してもらうことはできません。また、伝えたとしても、すべて分かり合えるわけではないのです。

他人への「こうしてほしいのに、なぜ、してくれないの?」「何度言っても分かってくれない」という不満やネガティブな感情は、他人への期待からくるものです。

大切なのは、他人への期待を捨てることです。人それぞれ、さまざまな価値観・思想をもっていることを理解しておきましょう。

他人への期待を捨てたとき、本当にあなたを想ってくれる相手の言葉・行動に気付かされると同時に、感謝できるようになります。

まとめ

今回は、悪口を言うことで脳がどのような影響を受けるか、また、悪口を言わない”メンタル美人”になるための方法をご紹介してきました。いかがでしたか?

女性には、日々ホルモンバランスの移ろいがあり、感情をフラットに保つことは難しいものです。ですが、そんなときにこそ、他人に感情をもっていかれないようにしたいですよね。

大切なのは、自分を好きになること。他人の悪口を言っている自分を、誰しも好きにはなれません。

自分を好きになるためには、毎日1日の終わりに”自分を褒める”習慣をつけましょう。自己肯定感を高めることが、他人への攻撃やネガティブな感情から解放されるための近道です。

このコラムが、今よりもっと自分を好きになって、内面からキラキラ輝く女性になるための、きっかけのひとつになれば嬉しいです。

ライター:白井絢子 Twitter@Ayako_Shirai321

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