人にはついつい使ってしまっている口癖が必ずあります。自分では気付かないうちに使っている事が多く、周りから指摘されても気付かないケースもあります。それ位自然と使っているのが口癖の特徴です。
特に女性で多いと言われている口癖が「っていうか、つまり、要するに、なるほど」などなど…気付いたらついつい使ってしまっている口癖は実は知らない間に人の気分を害してしまうものもあるんです。
周囲がちょっとイラってしてしまう口癖の代表が「なんか」というもの。言葉の先に毎回「なんか」をつけて話してしまう人は女性にとても多いんです。この記事では「なんか」という口癖を使ってしまう人の特徴と心理を紹介していきたいと思います。
目次
口癖は伝染する?口癖のせいで嫌われてしまうケースも
癖というのは生きてきた中で自然と身についてしまった習慣のようなものなので中々治す事は難しく、無意識に行っている事なので改善するのが大変です。口癖もそうで、自分では言っているつもりがなくてもついつい話していて、その口癖が原因で周囲の人に嫌われたり嫌がられる事もあるんです。
さらに口癖は伝染すると言われていて、口癖は心理が出ているとも言われています。口癖についてちょっと説明していきましょう。
口癖は条件反射なのでその人の心理
口癖というのは言ってみればパターン化されたものです。つまり自分が思っている事であるという事、つまり心理です。特定の状況や特定の心理状態になった時に無意識に条件反射で口から飛び出す言葉が口癖であるという事です。
そう考えると口癖になっている言葉を発したときは別のタイミングでその言葉を発した時と同様の心理状態になっていると考える事ができますので、その方の心理状態を読み解くことができるとも言えるかと思います。良く使われる「なるほど」という口癖ですが、これが最も典型的なもので、なるほどが多い人はとある心理状態下で口にする事が多く、無意識で口にしている事が多いので基本的には納得していないことが多いと考えられています。
口癖は伝染してしまう
口癖は仲の良い友人や恋人同士、夫婦同士などの親密で話す機会が多い人の間で伝染してしまうと言われています。何となく話し方や話す感じが似てきてしまうのは口癖が伝染しているからであり、人の表情や雰囲気、仕草が似てきてしまうのと同じです。
心理学の言葉で「同期する」ことや「同調する」ことを表す「シンクロニー」と呼ばれるものであり、2人の息をピッタリに合わせるシンクロなどでもこの言葉は使用されています。口癖もシンクロニーという現象が起こりやすいと言われていますので、知らず知らずのうちに使っている言葉はもしかしたら誰かが使っていた口癖だった可能性があるという訳です。
「なんか」という口癖を使う人の性格と心理とは何か
人には色々な口癖がありますがその中でも特にちょっとイラっとくる口癖と言えば「なんか」です。悪気はなく無意識に使っているという事は理解しているものの、毎回話し始めに「なんか」をつける人って周囲にいませんか?
使い方としては「なんか○○だよね」という感じでしょうか。「なんか」という口癖が分かるその人の性格と心理を解説していきます。
全く納得していない
「なんか」が口癖の人はとにかく納得していません。その提案はどうなのだろうか…その方法は自分が言った事と似ていないか?などと人の良い分に対して納得していない時に無意識に出てきてしまう口癖であると言われています。「なんか納得できない」という言葉の中から「なんか」だけが言葉として現れてきたという訳です。
「なんか」の後に自分の言いたい事があるのに言えない状態や心理であるという事が分かります。悪い方向へ考えている時、ネガティブな感情が芽生えている時に口に出る口癖と考えて良いでしょう。「なんか」を常に使ってしまう人は、常に何かしらの不平不満を感じている人が多いと考えて良いと思います。
かまってちゃん
「なんか」というととりあえずその人に注目が集まりますよね。「なんか」には誰かに意見を聞いてもらいたいという前提の意味があるかと思います。「今から私が発言するから聞いて~」という事を集約したのが「なんか」なので、無意識的に人に構ってもらいたいという欲求が言葉に出てきているという訳です。
話し始める前に「なんか」をつけて話す女性は、かまってちゃんの女性が多いです。常に誰かに気付いて欲しいという寂しがり屋の性格の人が多く、「なんか」を皮切りに話す事で誰かに見てもらえるという事を無意識かで理解しているので「なんか」が口癖になってしまったという訳です。そういう女性はSNSなどでもかまってちゃん発言が多くて面倒な人が多いのが特徴です。
女王様タイプ
相手に対して上から目線である心理状態である事が多い「なんか」という口癖。「なんかそれって違うんじゃない?」といった高圧的な態度で上から接することが多い女性が使う事が多いので、「なんか」が口癖の人は性格の根本的な部分は自己中心的で上から目線の女王様タイプの人が多いと思われます。
人に対して偉そうな気分を持つ事に快楽を得ていたり、態度が大きく性格も偉そうに見える人が多く、異性からは好かれていても同姓からは嫌われている人が多いのです。「なんか」という言葉を無意識で使っていて上から目線になっている人は周りの人を不愉快にさせていることが考えられますので、口癖を直すなどの改善をした方が良いでしょう。
他力本願
「なんか」という口癖の女性は自分の力では何も解決できない他力本願タイプの人が多いです。「なんか違う」「なんかおかしい」「なんか別だと思う」…不平不満を口にするものの具体的な提案はなく、どことなくふわっとした否定意見しか出さないのが特徴です。
違うと思ってるなら何か別の提案があるのかな?と思って黙って聞いていてもそこからは具体的な話は出てきませんから、後は別の人が考えてねという他力本願で自分では解決しようという努力を見せないのが特徴です。
基本的には「なんか」という言葉を使う女性からは具体的かつ建設的な話し合いはできませんので、嫌われる女性の特徴であるとも言えます。可愛いモテ顔女性であればそれでも男性にモテモテなので、更に女性からは嫌われることになってしまい泥沼にはまっていく事になってしまうでしょう。
相手をリードしたい
無意識かで相手の事をリードして導きたいと考えている女性も「なんか」と言う言葉を使ってしまいがちです。目上の人や年上彼氏とのデートなどで思っていたのと違う展開や違うデートなどであった場合には「なんか違うような気がする…」という、「なんか」が口癖の人特有の具体的な提案はしないけどとりあえず否定するという言葉が出てくるはずです。
そうなると相手も戸惑い何が違うの?と聞いてくると思いますが、もちろん具体的な提案はありません。しかしそれで知らず知らずに相手の事をリードして引っ張っている感を出す事で精神的には上に立っているような感覚になるんですね。根本では相手をリードして支配したいと考えているタイプが多いのが、「なんか」という口癖を使う女性の特徴でもあるんです。
子供っぽい
「なんか」という口癖を使う女性は子供っぽい性格をしている事での現れです。子供っぽいというと無邪気で可愛い女性を思い浮かべると思いますが、そういった可愛いものではなく、人の意見を聞かず、頼りにされたい、頼りにしたい、面倒事を片付けてもらいたい、かまってほしい…など。大人になりきれていない女性が使う口癖である事が多いのです。
社会人としてはあまり良いとは言えず、相手男性が大人な人であれば口癖で「なんか」ばかり使う女性は魅力的に移らない可能性が高いです。天真爛漫で好かれる性格の人も多いのですが、使う場所などを考えずに「なんか」を連発してしまうと、常に不平不満を抱えているワガママな女性と思われてしまう危険性が高いです。
「なんか」を使ってワガママを言ったりするのは彼と2人っきりで甘えるときだけにするなど、使うシチュエーションと場面はきちんと考えた方が良いでしょう。大切なのは「なんか」を使っても平気な場面をきちんと見極めて見定めるという事です。
ネガティブ気質
「なんか」という口癖の人はネガティブで情緒不安定な性格の人が多いとも言われています。「私なんか…」という言葉が口癖の人もいると思いますので、「なんか」という言葉にはネガティブで暗い感情も込められているんですね。
これは上でも説明した「かまってちゃん」に通じる部分がありますけども、ネガティブで情緒不安定な人は構ってちゃんなので、悲劇のヒロインになりたがるという性質があります。大人になれば誰でも苦労して疲れているにも関わらず、自分が一番不幸で一番大変だアピールをしてくる女性は、男性からも同姓からも嫌われてしまいます。
ネガティブな口癖ばかり使っている女性に良い男性が近寄ってくる訳がありませんので、幸せな恋愛をして楽しく生きたいのであればまずは自分の発言をきちんと見直すことが大切ですよ。
まとめ
ついつい使ってしまっていて使いすぎると嫌われてしまう「なんか」という口癖。特に女性は知らずに使っている人が多く、「なんか」という口癖はネガティブな性格を反映するものであるとして、沢山使う人は知らない間に周囲から嫌われている可能性がありますので注意しましょうね。
口癖を直すには意識するしかありません。気付いたらまた話し始める前に「なんか」っていれてた…と後で気付くかもしれません。本気で直したいのであれば自分の会話を録音してみて、知らない間にどれ位口癖を使っているのか確認してみるのも良いでしょう!
癖も口癖も程ほどに。特にネガティブな感情を人に与えてしまう口癖は恋愛もプライベートも仕事においても良い事は一つもありませんので、自分の口癖がもしもあれば、この記事が口癖を直すきっかけになれば幸いです。