女性は子供を産んで家事をして、家を守るというのが昔のイメージでしたが、最近では女性がバリバリ仕事をして男性が主夫をすることも珍しくありません。男性の育休取得にも注目を集めており「男だから」とか「女だから」とかそういう差別のようなものはかなり少なくなってきたと思います。
さらに女性でも「子供はいらない」と思う人も年々増えているのが現状です。少子高齢化社会と言われているだけあり、子供を産まないという選択をした人が増えているのが分かります。
しかし男女の壁がなくなっているとは言え「子供はいらない」と堂々と宣言するのは勇気が必要な社会であることに変わりはありません。そんな女性たちが抱える悩みを5つご紹介します!同じように「産まない」ことを選択しようと考えている人は特にチェックしてみてください。
目次
まずは「子供はいらない」と考える理由をご紹介します
まずは「子供はいらない」と考える女性はどんな理由でそう思うのかをまとめました。人それぞれ思いがあると思いますが、今回は特に多く言われていることを抜粋しています。
理由①:仕事を離れたくない
子供がお腹に授かってから仕事を辞めるまでそんなに期間はありません。例えば妊娠5か月で仕事を辞めたとして、子供を産んで仕事に復帰できるまで最低でも1年は仕事ができない状況になると思います。また制度が充実してきているとはいえ、ちゃんと復帰ができるのかとか、子供を預ける保育園がすぐに見つかるのかとか不安はあると思います。
幼いころから一生懸命勉強をして男性に負けないようにバリバリ仕事をしてキャリアを積んできた方はやはり「仕事を辞める」ということが人生においてかなり大きなことになると思います。自分のことに時間を費やしたいと考えることはおかしいことではありません。保育園に預けることができても自分の時間はかなり減ることは間違いないですからね。
理由②:育てる自信がない
女性だからといって全ての人が子供が好きというわけではありません。むしろ苦手とか嫌いと思う人も多くいるのが現状です。それはもしかすると自分の子供にもそうなのでは?と不安に思う人もきっといるはずです。「自分の子供ならきっと好きになる」場合もありますが、多分そうなるでしょという希望的観測で子供を産めるでしょうか?
もしかすると年を重ねることでその考えが変わることもあると思いますが、現時点でそういう考えの人は少なくないのです。たくさんの愛情を注げるのか心配な人は「子供はいらない」と思うのです。逆に無責任に産んだ結果、悲惨なニュースのようなことになることを考えれば「産まない」という選択肢も勇気ある決断だと思います。
理由③:経済的に苦しい
子供を産むとなれば生まれるまでの通院費、出産費、生まれた子のベビーベッドやベビーカー、服、抱っこ紐などかかるお金は決して少なくありません。今の状況で生活が苦しい人は子供を産むことが難しい場合があります。それは色々な理由があると思いますが、経済的な苦しさから半ば諦めるような人もいます。余裕が出るまでは「子供はいらない」というのは変なことではなくむしろ正しい選択のようにも思います。「責任」を考えているからこその決断になります。生まれてくる子に苦労をさせたくないと思えば思うほど「いらない」という選択肢になります。
子供を持つことのメリットやデメリットは?
子供はメリットやデメリットでは語れないかもしれませんが、子供を産む時のメリットやデメリットはあるのでしょうか?考えれることをいくつかご紹介します。
メリット
子供がいる生活というのは生まれた瞬間に始まります。そして生活の全ての中心になります。ん?デメリットでは?と思うかもしれませんが、そのおかげで夫との絆が大きく深まります。子育ては一人ではなかなかできないことです。夫と協力して一生懸命育てる必要があります。また半端ない「癒し効果」があることは間違いないですね。特に女性の場合は胎動を感じると急に愛おしくなり生まれてくるのが楽しみになります。
デメリット
やはり経済的には苦しくなりますね。稼ぎが多かったり、貯金が多ければ問題は無いと思いますが、そうではない人の方が多いのではないでしょか?しかしこれは逆に言えば産まないことのメリットかもしれませんね。
「子供はいらない」と思う女性が抱える5つの悩み
世の中には「子供はいらない」と思う女性は少なくないと思います。本来、産む産まないは本人の自由です。その人の人生なのでどういう選択をしようがその人の勝手だと思います。しかし、今の社会ではそんな簡単に受け入れられない現実もあります。そんな「子供はいらない」と決断した女性が抱える悩みをご紹介します。
抱える悩みその1:「子供はいらない」と言うことを否定される
一つ目の悩みは「否定される」ことです。「私は子供はいらないと思ってるんだよね」と言うと大半の人は「え?なんで?」とか「結婚できなくない?」とか「旦那が可哀相」とか否定的な意見が多く寄せられます。先ほども言いましたがジェンダーレス時代になってきているとは言え子供を産めるのは女性だけ。どうしても「女性は子供を産むのが当たり前」という風潮は無くなりません。世間体も良くないですし、変な目で見られることもきっとあると思います。またどうしても子供が欲しくてもできない人が世の中にはたくさんいます。そういう人からすれば考えられないと思われてしまうかもしれませんね。
抱える悩みその2:子供好きを否定するつもりはない
「子供はいらない」というと子供が好きな人との対立になることもあると思います。しかし、知っていて欲しいことは、自分は「子供はいらない」という決断をしただけで、子供が好きな人を否定するつもりは全くないということです。むしろ尊敬している人の方が多いのではないでしょうか?ちゃんと子供を産んで、立派に育てている人を心から凄いと考える人が多いのです。
しかし子供好き派からすると理解されずに「敵」と判断されることが多く、対立してしまうのです。また
「なんで産まないの?」「子供可愛いよー」「あなたも子供作りなよ」
この言葉を色んな人に言われまくってもう放っておいて!となることもあります。大体この3つの流れが多いですね。この世には色んな人がいて、色んな考え方があり「正解」は人それぞれ違うのだと思います。
抱える悩みその3:夫との意見の違い
元々「子供はいらない」と考えている男性と結婚をした場合はこの悩みは無くなると思います。しかし中には結婚してからそのことを打ち明けた人もいるのではないでしょうか?結婚前はきっとこの人との子供なら欲しくなるはずと思っていても、やっぱりいらないという考えになることもあります。その場合はかなり大変な話合いになる可能性が非常に高いですね。
もし夫が子供が欲しいと思っているなら最悪「離婚」になることもあると思います。そう思うと簡単には口にはできないですよね?なかなか告げられずに妊娠し出産したという人がいることも知っています。もし子供はいらないという思いが少しでもあるなら結婚をする前に告げておくことが必要になると思います。
抱える悩みその4:親族からのプレッシャー
夫も子供がいらないと考えていたとしても両親がそうとは限りません。自分の孫が欲しいと思うことは自然なことだと思いますし、きっと産んでくれると考えていると思います。孫の存在は老後の一つの楽しみでもありますし、できれば産んであげたいという気持ちがないわけではないと思います。
結婚となれば「子供」という流れがまだまだ当たり前です。楽しみしている両親からのプレッシャーはかなりあると思います。そんな時はしっかりとあなたの想いを知ってもらうことが重要になると思います。伝えることは怖いことですがちゃんと気持ちを言うことで解決に向かうかもしれません。
抱える悩みその5:自分がおかしいのでは?と思ってしまう
周りを見えれば、当たり前のように結婚して子供を産んでいる姿を見ていると、自分が間違っているのではないかと不安に思うこともあると思います。母性がないのかな?人としておかしいのかな?と悩んでしまうこともきっとあるでしょう。同じように世の中には子供が欲しくないと思うことは変なのかな?と悩んでいる人は沢山います。
「人それぞれ」とか「個人で違う」とかそういう言葉あるのに子供についてだけそう言われないのは不思議な感じもありますね。悩むことは自然なことだと思いますが、否定できる人はどこにもいないと思います。あなたの人生はあなたが決めることなのです。
気持ちの変化は急にやってくる
この記事で伝えたいことや言いたいことは実は3つあります。「子供はいらない」と考えることはおかしいことじゃないこと、同じように考えている人がたくさんいること。そして急に気持ちが変わるということです。
「子供はいらない」という選択は決して間違えているとは思いません。そういう人生もありだと思います。
しかし、その思いは急遽変わる時があることも忘れないで欲しいと思います。それは「知人が子供を産んだ時」「本当に好きな人に出会えた時」「何気ない親子の幸せを見た時」など色々あると思います。
さらに「自分で子供を産んだ時」この時もきっと気持ちが変わる瞬間になると思います。全然子供が好きじゃなかったのに、自分で産んでから他の子供を含めて好きになったりもします。頑なに拒否をするのではなく自然体でいて欲しいなと思います。
最後に
今回は「子供はいらない」という選択をした女性が抱える悩みについて記事でご紹介しました。
実際に男性にも「子供はいらない」と思う人は多くいます。そんな男性を見つけて2人で幸せを掴むことも人生だと思います。実際にずっと2人で仲良く過ごしている人達もたくさんいます。子供がいることでいけない場所や時間の少なさなど生まれてから親の手を離れるまで最低でも18年くらいはかかりますよね。
その時間を好きな人との時間に使えるならそれも一つの「幸せ」だと思います。