基本的に招待された結婚式には出席したいと思うものではありますが、相手との関係性や祝儀などの経済的理由から、どうしても行きたくない…欠席したいと思う時もありませんか?欠席の理由や説明をスムーズに行う事で相手を傷つけず、関係性を維持したまま結婚式への参加を断る事が可能です。
こちらの記事では上手な結婚式の断り方を解説していきたいと思います。相手を傷つけない言い訳や、きちんとマナーを守った上で欠席の返事を出す事で相手を不快な気持ちにさせる事はありません。参加したくない結婚式の出席お誘いがきた時に是非実践してみて下さい。
目次
行きたくない結婚式の上手な断り方を解説
昔はハガキ、最近ではLINEなどを通じて結婚式のお誘いメールがくるかと思います。その時に参加するか不参加なのかを返答するかと思いますが、相手との関係性の問題で行きたくない…お金がないから行きたいけど行けない…など様々な事情で断りたい時ってありますよね。
例えば経済的な問題で断りたいと思ってもそれをそのまま相手に伝えて断るのは大変失礼にあたります。断るには相手も傷つけない、相手を納得させる返答が必要です。それは一体どういうものなのかを解説していきましょう!
変更がきかない仕事が先に入っている
結婚式に誘われている相手と仕事が一緒ではない事が前提ではありますが、離れて暮らしていてお互いの仕事状況を知らず、相手と久しぶりに結婚式で会うといった状況では効果的です。仕事を理由に断る事は相手も嫌な顔をしないと思いますし、返信ハガキなりラインでの返信できちんと仕事が入っていて出席できない旨を伝えるのが良いでしょう。
特に効果的なのが『変更のきかない仕事の予定が入っている』という事を相手にきちんと伝える事が大切です。例えば出張が入っているから距離的に行く事ができないとか、大切な打ち合わせが入っているからどうしても抜け出す事ができないとか、理由は仕事により様々であると思いますがそういった事情をきちんと話す事が大切です。
自分の変わりがきかない仕事であれば相手も詳しく聞いてこようとはしてこないはずですから、先約で仕事が先に入っている事情をきちんと説明するようにしましょう。断りの連絡をする際にきちんと詫びて、お祝いの言葉を添えるといったマナーをきちんと守る事が大切です。
同日に他の結婚式の先約がある
相手を傷つけずに結婚式参加を断る事ができる効果的な理由としてこの方法はとても効果的です。同日に他の結婚式に参加表明をしてしまったというもの。大切なのはあちらが『先約』であるという事です。先にあっちに先約で結婚式に行く旨を伝えてしまったので、残念ながら参加できないという事をきちんと伝えましょう。
同日に他の結婚式の予約が入っていれば相手側からしても仕方ないと思ってくれるはずです。それが友達ではなく親族などであれば当然でしょう。先約が入っている結婚式は親族の結婚式にするのが良いと思います。『その日ちょうど親戚の結婚式の日なんだよね…』と言えば、相手側も深くは追求してこないはずです。
身内に不幸があった
身内に不幸があったり怪我や病気などで行けないと連絡するのも相手との関係性を崩す事なく結婚式に参加しないですむ方法として適切です。身内に不幸があり不参加表明する場合は、理由をはっきりと書かない事がマナーであると言われていますので、「あいにく外せない用事がありますので欠席させていただきます」と返信するのがマナーです。
後で相手から聞かれた時に「実は…」と言った感じで話をしていくのが良いと思います。あまりに近い関係の人であれば嘘が嘘だとバレてしまう可能性はあると思いますが、結婚式で久しぶりに再会するくらいの関係性であればバレる心配もないでしょう。身内の不幸話を詳しく聞いてこようとする人はいないと思いますので、参加したくない上辺だけの付き合いの人の結婚式であれば、関係性も壊さずにすんなりと断る事ができるこの方法を試してみるのが良いと思います。
あえて明確な理由を伝えない
行きたいけど金銭的な理由などで行けない場合は「あえて明確な理由を伝えない」というのも手です。相手側からすれば欠席できないのにはそれなりの理由があるのだろうと考えるはずですから、あえて理由を伝えなければ察してくれて、何も理由を聞かないでいてくれると思います。
実はご祝儀を払うことができないから欠席するという人は多いですし、ご祝儀を払えない事で欠席したいという事を正直に伝えるのは大変なマナー違反ですから、そういう場合は明確な理由を伝えずに不参加に印をつけるだけで送るのが良いと思います。
この方法が使えるのは相手との関係性が希薄な時だけです。結婚する相手との仲が深い場合は理由を聞かれることも考えられますし、大して仲が良くなければそのまま理由も聞かれずにスルーする事ができるでしょう。相手との関係性を考えながら、どのような理由で断るのかを考えるのが良いと思いますが、基本的には明確な理由を伝えずに不参加表明しても基本的には問題ありません。
嘘をつかないで正直に伝える
結婚をする相手との関係性が近ければ近いほど、その相手との関係性を維持し続けたいのであれば正直に事情を伝えるのが一番良いかと思います。「どうしても行きたいんだけど今回はご祝儀の都合がつかなくて…」であるとか、「どうしても行きたいんだけどあの人がいるとちょっと…」であるとか、きちんと自分が行きたいけど行けない理由があるという事を正直に伝えるというものです。
もちろんこれも行きたくない理由がとても大切です。結婚する2人に会いたくないから行きたくないという理由の時にははっきりと伝えるのはマナー違反ですし、伝えるのは駄目でしょう。そういう時は上で説明したほかの方法で綺麗に断るのがベターですが、それ以外の何かしらの理由で行けないのであれば、相手に無理に嘘をつかずに正直に告白して行けない理由を伝えるのが良いと思います。
断ってからのアフターフォローを大切に
上で説明した上手に断る方法で結婚式を不参加にした後のアフターフォローがとても大切です。結婚式を開催した2人との仲をこれからも大切にしていきたいと思っているのあれば、断った後にきちんと以下で説明する事を行っていくと、今後も良好な関係を築くことができると思います。
結婚式翌日に連絡
結婚式翌日にきちんと行けなくて申し訳なかったという連絡はしておくのが良いでしょう。「どうしても行きたかったけど行けなくて申し訳ない」という連絡をするのとしないのとでは相手の印象に大きな違いをもたらします。
結婚式当日に連絡するのも良いのですが、当日はバタバタしていると思いますので連絡を見てもらえない事が考えられますし迷惑になってしまうかもしれません。結婚式当日の夜か、次の日の朝が時間的には最も適した時間と思います。とにかく相手に詫びて、参加したかったけど残念だという気持ちをきちんと伝えるようにしましょう。
そして後日会ったときに結婚式の状況や写真を見せて欲しいという旨を伝えるのが良いと思います。そうすれば相手からすれば「きたかったけどこれなかったんだな本当に…」と思ってくれるはずですから、相手の気分を不快にする事なく、更に言えば相手との関係性を維持したまま付き合いを継続できるという訳です。
お祝いの品を送る
結婚式に参加できなくてもお祝いの品ならば送る事ができます。欠席したアフターフォローとしてお祝いの品をきちんと送ってあげるのが良いでしょう。金額で言えば1万円程度にして、物は新生活に役立つものが良いと思います。例えば食器や家電、タオルなどの日常生活で使うもの、役立つものをあげるようにしましょう。
その時に手紙などを添えておくとポイントがアップします。結婚式に参加できなかった事のお詫びとお祝いの言葉を添えた手紙と一緒にお祝いの品を送るという訳です。結婚式参加をただ断るだけではマナー違反ですから、こういったアフターフォローも欠かさないようにしましょう。そうすると相手との良好な関係も継続して維持する事ができると思います。
電報を送る
不参加のフォローをこめて結婚式当日に電報を送るのも手です。最近の結婚式の電報は種類が多岐に渡ります。手紙などのカードタイプ以外にも、バルーン電報があったり、花のブーケタイプやアレンジメントがセットになった電報など様々です。
出席できなくて残念だけどあなた達2人の幸せを願っていますという意味をこめて、オリジナルの電報を当日に送れば相手からの不満を買うことはないと思います。オリジナル電報+相手が不快にならない断り理由をきちんと添える事で相手との関係性を崩す心配は全くしなくても大丈夫と思います。
断った結婚式に電報を送るのは大人としてのマナーです。参加したかったけどできなかった、お祝いしたかったけど現地に行く事はできないからせめて気持ちは届けたい、そういう気持ちを代弁してくれるのが電報ですから、相手との距離感が近ければ近いほど必ず参加できなかった結婚式へ電報は送るようにしましょう。
まとめ
様々な事情で『参加したくない』『参加できない』結婚式というものはどんどんと増えていくものです。更に年頃になっていけば周りがどんどん結婚して結婚式を開きますので、ご祝儀が大変だったり仕事の都合がつかなかたりなど色々な事情がありますよね。毎日の生活がカツカツだった場合は「あの人くらいの関係性でご祝儀を出すのは嫌だな…」と思ってしまうかもしれません。
そういった時にも正直に伝えずに、相手を不快な気持ちにさせずに関係性を維持したままきちんと綺麗に不参加表明するのが大人のマナーです。大人のマナーをきちんと守って綺麗に断ることを意識していくようにしましょう。上手に断ることで人間関係を円滑に進めていくことができますよ!