「筋トレするとバストが減る」って聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。せっかく筋トレして綺麗なボディラインが作れても、バストが減ってしまったらショックですよね。
でもちゃんと意識してボディメイクをすれば、バストをキープするどころかバストアップも夢ではありません!
ボディメイクとバストの関係や、バストアップに効果的なボディメイクの方法を解説します。
目次
ボディメイクするとバストが減るってホント?
ボディメイクのために筋トレすると、バストのサイズがダウンしてしまうと聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。実際のところはどうなのでしょうか。
大幅な減量はバストが減る原因になる
バストはそのほとんどが脂肪でできています。そのため減量を意識したダイエットをすると、バストが小さくなってしまうのは避けられません。どれくらい減量するのか、またもともとバストにどれほどの脂肪があったのかで胸がどれだけ減るかは変わってきます。
元々バストの脂肪量が少ない人は減量で大幅にバストのサイズが下がらないこともありますが、脂肪量が多かった人は目に見えて小さくなってしまうこともあるのです。
ボディメイクは減量ではないから減らないの?
減量を意識したダイエットとは違い、ボディメイクは筋肉を鍛えて体のラインを綺麗に作っていきます。ですから、ボディメイク時は体重の減らすことができればボディメイクが成功したということにはなりません。
ただ筋肉を作ることで代謝が上がりますし、綺麗なボディラインを作るためには食事をコントロールして体脂肪を落としていくことになります。そのため、体重自体は大きく変わっていなくても脂肪が落ちてバストが小さくなってしまうことがあるのです。
ボディメイクするとバストから萎むというわけではない
ボディメイクを実践をすると、バストから痩せてしまい胸が萎んでしまうという説もありますが、これは誤解です。バストは体の中でも目につきやすい場所で、他のパーツよりも凹凸があります。そのため体全体の脂肪が落ちていくときに、バストのサイズダウンが目につきやすいのです。
ボディメイクをするときは、筋肉を鍛えながら体脂肪を落としていくことになります。部分的に体脂肪を落とすことはできないため、胸だけ先に痩せていくとういうことは基本的にはありえません。
ただ体質によって特定のパーツだけ脂肪がつきやすいという人はいます。バストに脂肪がつきやすい体質の人は、体脂肪を落としていくことでバストから萎んでしまうということもあり得るようです。
ただの減量では胸が垂れてしまう可能性がある
ボディメイクではなく、減量だけを意識したダイエットの場合、急激に体重を落とすことで体全体の皮膚がたるんでしまうことがあります。ダイエットで胸だけが垂れるということはないのですが、皮膚がたるんでしまった結果、ハリがなくなって垂れて見えてしまうことがあるのです。
胸の筋肉を意識して鍛えればボディメイクしてもバストアップはできる
ボディメイクのために筋トレをすることで体脂肪が落ちてしまい、バストのサイズが小さくなるということはお話しました。ただ胸の筋肉を育てることを意識して筋トレを行えば、バストのサイズをキープするだけではなく、バストアップさせることも可能です。
ただバストって大きいだけじゃなくて、柔らかさも必要ですよね。「筋肉でバストアップしても柔らかさがないんじゃないの?」と思ってしまう人もいるでしょう。
でも筋肉でバストアップをしても、そのバストの上には脂肪があるため柔らかさはキープできます。仕組みとしては、バストの土台となる部分の筋肉をサイズアップさせるだけなので、胸の筋トレをしたからといって、ガチガチのバストになってしまうという心配はありません。
バストラインを保つためにも減量メインのダイエットよりボディメイクがおすすめ
ダイエットは減量をメインとしているため、体重を落とすことを意識します。一方ボディメイクは体のラインを綺麗に見せることを意識するため、体重の増減ではなく見た目や各パーツのサイズを意識するものです。ボディラインを理想的に作りながらバストアップするためには、ダイエットよりも胸の筋肉を鍛えるメニューを取り入れたボディメイクがおすすめです。
また筋トレをすることで肌のハリを保つことができるので、ボディメイクなら体脂肪を落としても肌のハリをキープできます。そのためバストが垂れてしまうという心配もありませんから、綺麗なバストラインがキープできます。
せっかく見た目がスリムになっても、バストが垂れてしまっていては魅力が半減してしまいますよね。上向きのバストラインをキープして女性ならではのカーヴィーボディを作るためにも、ダイエットよりボディメイクがおすすめなのです。
バストアップするために取り入れたいおすすめ筋トレメニュー
ボディメイクでバストアップを目指すなら、胸の筋肉を鍛えることができるメニューを取り入れる必要があります。
今回はバストアップができる筋トレメニューとして
- ハンドプレス
- ワイドプッシュアップ
- プルダウン
- ダンベルフライ
を紹介します。
ハンドプレス
バストアップする方法として古くから知られているハンドプレスは、れっきとした筋トレ方法の一つです。
■ステップ1
両足を肩幅くらいに開いてまっすぐ立ちます。
■ステップ2
手のひらを胸の前で合わせて10秒間しっかり押します。
■ステップ3
これを3セット行なってください。
ワイドプッシュアップ
胸筋を鍛えるプッシュアップの中でも、大胸筋を鍛えることができるワイドプッシュアップはバストアップに効果的です。
■ステップ1
寝そべった状態で手をついて上半身を持ち上げます。この時肘の角度が90度になるようにしましょう。
■ステップ2
その状態で胸を床に近づけていき、床ギリギリまで落としたら、元の位置まで体を持ち上げます。この時背中が丸まらないようにしましょう。体を落とすことが難しい人は、膝をついた状態で行なっても構いません。
■ステップ3
10回を1セットとし、3セット行なってください。
プルダウン
プルダウンはマシンを使って行う筋トレ方法ですが、マシンなしで行なっても大胸筋に効果があります。ただ負荷をかけたほうが効果が出やすいので、自宅で行う場合はチューブやダンベルを使うのがおすすめです。
また肩甲骨周りの筋肉も鍛えることができるので、美背中づくりにも効果的があります。
■ステップ1
まず立った状態でも座った状態でもいいので、両手を上にまっすぐ伸ばします。チューブやダンベルがある場合は、両手で持ちましょう。
■ステップ2
そのまま胸の筋肉と肩甲骨を意識しながら、拳が胸の横に来るように肘を曲げます。マシンを使っていなくても、バーを持っていることをイメージし、そのバーを体の前面に引き付けるようにしてみましょう。
■ステップ3
これを15回1セットとして、3セット行なってください。
ダンベルフライ
ダンベルを使って大胸筋を鍛えるトレーニングです。ダンベルがない場合はペットボトルに水を入れダンベルフライて代用しても構いません。
■ステップ1
ベンチの上に仰向けで横になります。自宅の場合は椅子を二つ並べるかベッドを使ってみましょう。
■ステップ2
ダンベルが顔の上に来るように両腕を伸ばします。肘を軽く曲げ、背中が丸まらないように意識しながら、両腕をサイドに広げていきましょう。サイドまで広げたら、元の位置にゆっくり戻します。
■ステップ3
これを15回1セットとして、3セット行なってください。
まとめ
お腹周りやお尻、脚などを意識した筋トレメニューでボディメイクを行う人は多いですが、胸筋は見落としがちなパーツです。バストアップを目指しながらボディメイクをするためには、今回紹介したような大胸筋を鍛える筋トレが必須になります。
上向きのバストラインが美しい綺麗なボディラインを作るためにも、今回紹介した筋トレメニューをぜひ取り入れてみてください。